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2009/07/30 (Thu) 12:13
さてさて、
ついでに
日経記事の結びにも突っ込みを入れましょうか。
08年度以降は景気が急速に悪化したため、足元の財政状況はさらに悪化していると見られる。
バブル崩壊以降、基本的に財政は悪化してますけど、国債金利がどんどん下がって世界史上最低水準を続けていることについて、
また、
アイスランドは政府の金融資産が負債を上回る状態で、これに不動産を加えたら更なる債権超過・資産超過状態だった、そして、政府の財政も黒字だったにもかかわらず、国家経済が破綻したことについて、
是非とも、心の底から納得の行く説明をしてみて下さい、日経さん!
どえりゃー庶民革命の
河村たかし市長直撃インタビュー
「ナゴヤが日本を変える!」
という、どえりゃー面白い記事が掲載されています(alt様、ご紹介ありがとうございます!)。
全部見るにはメールアドレスの登録が必要ですが、
政権交代すりゃええってもんじゃないという見解も述べられており、
筋金入りのアンチ民主党の皆さんにとっても、きっと、どえりゃー面白い内容となっております^^。
さて、
1ページ目はメルアド登録なしで、誰でも読めるのですが、
↓こんなことが書いてあります。
財政危機だから減税できないとか言うけれど、そんなの嘘。
銀行に預金が集まっても投資先がないから、国債を買ってるわけです。
だから、これ(国債)は借金じゃない、貯蓄過剰なんだ。
カネが余っとる証拠に、長期金利も上がらないじゃないですか。
財政危機だ増税だと騒ぐのはいい加減にしてほしいね、もう。
民主党の幹部の皆さんは国債増発をやたらめったに批判し、
本来、超積極財政派であるはずの国民新党の亀井静香さんまで、民主党との連携のための遠慮のためか、政府の国債増発による積極財政を批判するなか、
民主党所属の河村さんが、またもやズバリ「国債は国民の資産だ!」と言い切っているわけです。
とりあえず、
近頃では「国の借金は、一切問題ない!」と公然と断言する政治家は、私は河村さん以外に知りません。
これだけ国中のマスコミが「国の借金大変だ!」の大合唱を続ける中で、
政治家として活動しながら、このような主張をずっと続けるのは本当に勇気とエネルギーがなければ出来ないことだと思います。
そして、
河村さんが延々言い続けていなければ私も「国債の刷れ!」の執筆を思い立つこともありませんでした。
河村さんは、政治家として本当に稀有の存在だと改めて思う、今日この頃であります。
河村さんの国の借金関連記事は↓こちらです。
「『国の債務超過』の記事を書くなら、『国民の更なる輪をかけた債権超過』の記事と『アイスランドのような国が債権超過でも国家経済がサクっと破綻』の記事も書け!」 と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m
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2009/07/30 (Thu) 12:12
先週の土曜日09/07/25ですが、
日経新聞朝刊5面に、
日本破綻教団の皆さんが満面に笑みを浮かべて小躍りし出しそうなタイトルの記事が出てましたね
【国の債務超過282兆円】 07年度3.8兆円増 国債発行で膨らむ
財務省は24日、2007年度の国の資産と負債の状況を示した貸借対照表を公表した。
一般会計と特別会計を合算したところ、
負債が資産を上回る「債務超過額」は282兆9千億円となり、
06年度と比べ3兆8千億円増えた。
貸付金など試算が目減りするとともに、国債の発行残高が増えたことなどが響いている。
…
国と関係が深い独立行政法人や特殊法人など214法人を対象に加えた「連結」ベースの貸借対照表も公表した。
…
07年度は税収が伸び、新規国債発行を1998年度以降で最も低い水準に抑えることができた。
ただ08年度以降は景気が急速に悪化したため、足元の財政状況はさらに悪化していると見られる。
きっと、
2、3ヶ月後にはこの記事を引用した「破綻本」が書店に並ぶでしょうね。
ほんと、めんどくさいですねえ…
えーと、
今回の日経記事の国の「貸借対照表」というのは、不動産も入っています。
当ブログでおなじみの日銀「資金循環統計」は資金循環(Flow of Funds)ゆえに不動産などの有形資産は入っていません。そこが違っていますので、念のため。
で、
細かい数字は財務省HP
にありますが、細かい数字は面倒なのでここでは見ません(笑)。
はっきり言って国が持っている不動産の金額なんてマクロ経済的にはあまり意味があるとは思えないですので。
ダムとか売れないですし、超一等地にあるとしても、国会議事堂なんて売り物ではありませんしね(笑)。それに、不動産の評価額なんてあくまでも参考価格でしかありません。
国と国民全員が手持ちの不動産を売りに出したとしたら、不動産の値段はゼロです。株と同じく、基本的には美人投票でしかありません。
余談ですが、
不動産の価値や株価を着実に押し上げるにはどうすべきかというと、
その価値のファンダメンタル要素である、
不動産から上がる収益や企業収益を上昇させるのが王道です。
つまりは、名目GDPを増やすことが肝要ですね。
名目GDPを増やすにはどうしたら良いか、というのは
GDP = 民間消費+民間投資+政府支出+純輸出
の足し算の式を見れば一目瞭然で言わずもがななので、もう書きませんが^^;
まあ、
それはさておき、
というところにある、結果の表だけ見てみましょう。
国ベース(一般会計+特別会計)で債務超過282兆円
連結ベース(連結対象法人214法人)で債務超過272兆円
とのことですが、
政府が債務超過だったら、
その「債務」の「超過」は当然、民間の「債権」の「超過」になりますので、
だから、どないやねん
という程度のものでしかありません。
ちなみに、
上記の財務省HPで
連結ベースでみた場合にも、業務費用が財源を超過している状態(財源の不足)が継続しています。
と書いてあります。つまり、
赤字が続いているってことですね。
ようよう、財務省さんよう、政府が赤字を続けなければ、民間はどうやって黒字を続けるんじゃい!!!!
政府の債務超過を解消し、政府の財源が費用を超過(つまり黒字)にし、その必然的結果として、民間が債務超過かつ赤字収支になれば、国民は幸せになれるなんて、言うんですかい?
と
突っ込みたくなりますね。
本当にそれで国民が幸せになれるというのなら、皆さん、いますぐ「ラララ、無人君、ラララララ~♪」に並びましょう!!! 合言葉は「ご利用は、無計画に」
てなものです。
そんなんで、
「国民経済の健全な発展」なんてあり得るのでしょうか?
もちろん、あり得ません!!!!!!!
の最後の曲ラースト・リゾート The Last Resortでこんな一節があります
If you call it paradaise
君がそれをパラダイスと呼ぶなら
I'll kiss it good-bye!
僕はキスしておさらばさ!
国が借金漬けでも誰も困りませんが、
国民が借金漬けでは、その国だけでなく世界中の皆が迷惑します。
アメリカのサブプライムローンバブルと、そのバブル破裂による世界金融危機が良い例です。
そんな、国民が借金漬けの国をパラダイスと呼ぶのなら、本気でおさらばしたいですね、全く。
ちなみに、もの凄く脱線しますが、
イーグルスは、アメリカ建国200周年という節目の年にぶつけて、上記の全米5週連続1位になったアルバムを、ドカーンと発表したわけです。
こんな欲望まみれの国をパラダイスと呼ぶなら…
とやっちゃったわけです。見事に予言めいた歌詞になっていましたね。
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