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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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380:TPPはデフレ促進

2011/02/28 (Mon) 22:07


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明日、いよいよ発売ということで、一応TPPネタです。



まずは、前々からの読者の皆さんにはご記憶のある、下の説明図から。


インフレ、デフレ 


これは、石油ショックのときのインフレ対応政策と、一昨年の鳩山政権の政策の対応の概略であります。


さて、TPPはというと、


左側の下半分の「供給拡大及び競争政策」の

①「輸入数量制限 緩和or撤廃」、②「関税引き下げ」

が当てはまります。

ただし、

③の「輸出制限(国内消費量確保)」については、自由貿易協定であるため輸出増加となる可能性があります。インフレ対策の逆の方向、つまりデフレ対策とまでは言えないですが、インフレ対策とは逆の方向になる可能性です。

しかし、

TPPの参加国、参加表明国の大半は、一人当たりGDPが1万ドル以下、つまり、人件費が日本よりも非常に低く、それが故の輸出競争力が高い国々です。

また、一人当たりGDPが2万ドル以上のアメリカ、カナダ、オーストラリアは日本よりも金利水準が高く、つまり利下げ余地があるため、通貨安に誘導しやすい、つまり輸出競争力を金融緩和によって高められる可能性が高い国々です。

そう考えますと

今の日本におけるTPPは①、②の影響のほうが③よりも強くなる可能性が高く、デフレ促進になりそうな雰囲気で一杯です。



更に、上の図の左上の「総需要管理政策」についてみてみましょう。

最近では消費税増税が盛んに言われているので、

上半分の②の「増税」

つまり、今の菅政権の政策も

デフレ促進爆走中

ということになりそうですね。
 

ちなみに、消費税の増税だけで国の借金が減ることはありません。

だって、今の政府の財政赤字は50兆円くらいですね。

そして、消費税はだいたい9兆円で、国税だけだと7兆円くらいですかね。

そうすると、25%に増税したとしても単純計算で今の5倍の35兆円。

国税の増収分は35兆円-7兆円=28兆円。

50兆円の財政赤字を埋めることはできません!

40%にしてやっと、8倍の56兆円で財政黒字にできます。

もちろん、民間経済は確実に破綻するでしょう。

え?増税ではなく歳出削減すれば良いって?

結果は同じです。GDPは確実に急減、大恐慌になりかねません。


まあ、よほどのインフレならそれも良いのかも知れませんが…



あれ?ところで、いまの日本ってインフレでしたっけ?

ちなみに、

IMFの

World Economic Outlook Database, October 2010

に基づいて、過去10年の平均インフレ率ランキングを作ってみました:

(ちなみに、かのハイパーインフレなジンバブエは2000年のデータが無いので、ランキング対象外となっています) 

 インフレ率ランキング 



 177ヵ国中、
 堂々の世界一位のキング・オブ・デフレ
 の日本国において、
 デフレ促進の政策が続くなんて
 素敵すぎるぅー 」

と思われた方は、

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379:商店街活性化のお話

2011/02/08 (Tue) 22:54


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さて、

 先週の木曜日、

KTNテレビ長崎の番組収録に行って参りました。


2月12日(土) 27:35から 約70分
長崎元気推進番組 長崎燈論会~スポーツで長崎を元気にしよう~
http://www.ktn.co.jp/ktn/timetable.html

ん?サブタイトルが違うぞ・・・

今回はスポーツではなく、

商店街

であります。

「商店街で長崎を元気にしよう」


司会の川田金太郎さん(ミュージシャン、司会業、その他いろいろ。さだまさしさんの弟子。NHK大河ドラマ「炎立つ」への出演歴も)のリードで、

長崎各地の商店街で頑張っている4人の商店主さんと私が商店街の活性化の話を

座談会風に語り合っているという内容ですが…


すみません。長崎ローカルかつ深夜番組です^^;

ということで長崎の皆さま、どうぞよろしくお願い致します^^



さて、今回はそのままこの内容の話を少々させて頂きます。

収録は諫早のアエル商店街の中にあるウナギ料理屋さんだったのですが、

こちらの商店街、実は、中小企業庁の「がんばる商店街77選」に選ばれているという商店街です。
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/idea/8kyuushuu/2_kyuushuu_27.html


さて、その中小企業庁のHPでは例えば
-----
事業の概要
(1)不足業種公募型共同店舗及び駐車場の設置
街区に不足する業種を公募することによって、商店街に不足する業種の充足を図り、地域商業者で共同店舗と消費者からの要望の強い無料(時間制限)駐車場を設置する。

事業の効果
大型店の撤退により、街区に不足することとなった業種が充足されるほか、待ち望まれた無料(1時間)駐車場の設置や市民のまちづくり活動の拠点が創出され、商店街の賑わい再生効果が期待できる。
-----
のようなことが紹介されています。

これじゃイメージがつかみにくいですので、

実際にこれに関わったアエル商店街の原田楽器の原田さんから伺ったお話を紹介しますと、

・大型店を運営する会社が倒産した
・生鮮食品を売る店がなくなり、商店街にお客さんが全く来なくなった
・絶体絶命の危機の中で、商店街の中の多くの商店主が団結した。
・大型店の跡地を商店主15人で連帯保証人となって買い取り、新しく駐車場付きの商業施設を立て直した
・その商業施設には地元のスーパーに入ってもらうとともに、駐車場は一定時間無料とした。

生鮮食品のお店が再びできたことと、無料駐車場が出来たことの相乗効果で、この商店街は見事復活を果たしたということなのです。

ちなみに、駐車場の無料時間は商店街の売り上げと駐車料金の売り上げの合計が最も大きくなる絶妙な時間を試行錯誤で探り出したそうです。

----

この話になったとき、ほかの商店街の皆さんが一様に感心していたのは、

よくそれだけ団結できましたね

ということでした。商店街というのは個々の商店の皆さんの意思統一というのが非常に難しいというのが、活性化にとって一つの大きな課題であるということです。


そして、もうひとつ面白いのは、

「商店街にとって大型店は本来、敵ではない」

と皆さんがおっしゃっていたことでした。

実際、アエル商店街では大型店とは共存共栄が出来ていた、と。

何が困るか、というのは「郊外型の大型店」だと。

商店街の中にある大型店は、人を集めることで商店街全体を潤すのですが、郊外型では人の流れそのものを変えてしまうからなんですね。

----

このように商店主の皆さんがリスクを取り、創意工夫で盛り返したアエル商店街でした。

めでたしめでたし

で終わるかと思いきゃ、そうも行かないのです。

前出の原田楽器さん、

「初売りセール。去年も売り上げは厳しかったのですが、今年は厳しいどころかさっぱり売れませんでした」

他の皆さんも異口同音に「商売、本当に厳しいですね」

出演者のひとり、佐々町のメガネ・時計屋さん尚時堂の中村さん、オプトメトリストという特殊な資格を持ち、あのイチロー選手の眼も見たことがあるというすごい方なのですが、こういう技能のある方でも「出来ることは何でもやり尽くすくらいにやっていますが、いまは坂道をおちる勢いを何とか緩めるくらいしか出来ないです」という具合です。

-----

商店街の活性化。

非常に興味深く重要なテーマであり、私も調査・研究を深めて取り組んで参りたいと思っているのですが、

個人の努力だけではやはり難しい面があるのだな、とつくづく思ったのであります。

行政(地方自治体)はどのように取り組むのが効果的か、ということもありますが、
最終的にはマクロ経済政策もやはり重要だと改めて思う長崎での一泊二日でありました。

-----

個人商店の魅力。
いろいろあるとは思いますが、その大きなものの一つは

専門性の高さ

にあると思います。


番組中、私が

「最近、自転車を近所の自転車屋さんで買ったのですが、自転車で道路を走るときは左側通行でないと道交法違反になりますよ、と教えて頂きました。量販店だとここまでは絶対に教えてもらえないと思うんです。こういうところが個人商店の面白いところですね」

と話したところ、司会の金太郎さんが

「そうそう、そうなんですよね。(私の隣に座っていた国見町多比良「塚野米穀」の)塚野さんの米研ぎもすごいですよ。同じ魚沼産のコシヒカリでも、研ぎ方ひとつで味が全然違うんですよ」。

すると、塚野さん

「個人商店は自分たちの良さを発信するところが弱いんですよね」

ちなみに、これに関連する話として、

大村の仏具店、村田神仏堂の村田さんが

地元の商店街での「一店逸品」運動への取り組みの話をされていました。

一店舗ごとに、目玉商品を打ち出すという活動なのですが、

これが何十店ともなると、やってみるとなかなか大変なのだそうです。

このような個々のお店の得意技や魅力を分かりやすく打ち出す、というのは非常に興味深い取り組みですね。

-----
さてさて、話は尽きませんが、詳しくは番組をご覧ください(といっても長崎県民の皆さん限定でありますが^^;)。


最後に、

とりあえず、今回の番組収録を通して私が知ったり考えたりした商店街活性化のポイントをまとめてみます。

1.商店街に来てもらう工夫をする
   地域の状況によってさまざまだと思いますが…
    ・中核となる施設の誘致または自ら設置(無料駐車場やスーパーなど生鮮食品売り場)
    ・子供の一時預かり所の設置
    ・イベントの定期的開催
    ・ベンチを設置するなど、用がなくとも商店街に来てもらう工夫
    etc

2.商店街の端から端まで歩いてもらう工夫
   全体としては活性化できたとしても、端のほうにはなかなかお客さんが回らない
   という悩みがある場合も。
   →端から端まで歩かないとそろわないスタンプラリーなんかしてみると
     良いかもしれませんね…

3.来てもらったお客さんに個々の店の良さを理解してもらう
   「一店逸品」運動など


それはそれとして、



 菅さん、
 子ども手当は評判も悪いしもうあきらめて、
 さっさと素直に景気対策しましょう♪

 それと、これをやったらタダでさえしんどい地方経済が
 もっとしんどくなりそうな雰囲気で一杯のTPPも
 頑張って先延ばしにしてくださいね♪


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クリック、ありがとうございましたm(_ _)m 
 





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