Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
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久方ぶりの更新であります。
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今日はちょっとしたジャブを入れておこうかと。
さきほど国会中継で民主党幹事長の輿石東氏が野田総理に質問する中で「日本の財政は先進国で最悪」と発言されていました。
まあ、野田総理に「そのことについてどう思われますか?」ということだったのですが、野田総理の答えを聞く前にテレビを消してしまいました。だって答えは「良く分かっています。だから財政再建、増税です」となるに決まっていますので!
「日本の財政は先進国で最悪」ということは、「日本の財政はギリシャよりも悪い」ということになります。
逆に言えば「ギリシャの財政状態は日本よりも良い」ということになります。
日本政府よりも財政状態の良いはずのギリシャ政府は、いまにも破綻(債務不履行)しそうです。
それ故に、いや、それに加えてギリシャ以外のスペインやアイルランドやポルトガルやイタリアも「やばい」ということもあって、ユーロ安が対円で進行しています。
逆に「財政が先進国最悪」で、それら「やばい」先進国よりも財政が悪いはずの日本の通貨である円がどんどん高くなっています。なんでやねん!
そして今や、ギリシャのユーロ離脱が取りざたされています。Googleで「ギリシャ ユーロ 離脱」と検索するとわんさか出てきますね。
そして、ギリシャ国債の利回りは10年物が20%超、2年物が75%超となっています(WSJ 2011年 9月 13日)。えーと、「ギリシャよりも財政状態が悪い」はずの日本は…、ブルームバーグで本日の日本国債の利回りを見てみますと…
10年物が1.0%、2年物が0.14%となっています。
まあこの数字の比較だけで「日本の財政が先進国最悪」というのがいかにアホかということは分かるのですが、これをグラフにしてみるとより一層鮮明にいかにアホかが分かります。
では、どうぞ!
2年物の利回りを見て下さい。日本の2年物国債の利回り0.14%があまりにも小さすぎて、グラフでは表示不能になっています。
「日本の財政は先進国で最悪」という言葉は「ギリシャは日本よりも財政状態が良い」と同義です。
このグラフによって「ギリシャは日本よりも財政状態が良い」という言葉が完全に事実に反していることが証明されています。よって「日本の財政は先進国で最悪」という言葉もまた論理的に完全に破綻していることが証明されています。
これを孫子の一節「彼を知らず、おのれを知らざれば、百戦ことごとくあやうし」に当てはめて考えますと「ギリシャを知らず、日本も知らないので、百戦ことごとく危うし」ということになりますね。
事実を正確に把握できない人に問題の解決はできない。百戦百敗というわけです。
これは別に2500年も前に死んだ人の言葉を借りなくても、生まれてこのかた10年も経たないような小学生にでも分かるような単純な話です。
さてさて。
いままでの私なら「与党の幹事長がこんなことを言っている事自体が最悪」と締めくくっているところですが、そういうのは止めることにします。
そんなことを言っていても気分が悪くなって精神衛生上もよろしく無く、時間がもったいないし、下手をすると読者の皆さんの仕事の生産性を悪化させるだけであって、ちっとも国益を増進することに役立たないどころか、却って国益を損ないかねない可能性さえあるからです。
私、これまで生きてきた中で、自分自身にとって何か重大な事件が起きるたびに、心理学とか哲学とか、あるいはいわゆる自己啓発、成功哲学といった分野の本を大量に読み漁るという習性を持っています。一度目は阪神大震災のあと体調を大いに崩したときでした。そして、私にとってはこの前の大阪市会議員選挙への出馬とその落選もまたそのたぐいの「重大な事件」であったというわけです。
今回も色んな本を読みましたが、例えば、つい最近古くからの友人に教えてもらった
アンソニー・ロビンズというアメリカ人の本です。
人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン
このロビンズさん、なんとまあ、ビル・クリントンやロナルド・レーガン、ジョージ・ソロスからテニスのアガシまで弟子らしいです。
さまざまなことが書いてありますが、すぐに使えるものとしては、自分の気分を悪い方向から即座に良い方向に変えるテクニックなんかが書いてあります。
例えば、何かについて「嫌だ」という場合に、「嫌だ」という代わりに「ちょっと嫌だ」という、というようなテクニックです。
「野田総理はちょっとだけ保守っぽいのに、内閣や党幹部が左翼だらけなのはどうしようもなく嫌すぎてたまらんわい」という代わりに
「野田総理はちょっとだけ保守っぽいのに、内閣や党幹部が左翼だらけなのはちょっとだけ嫌だねえ」
といってみると、同じ事を言っているのにだいぶ気分が違って来ると思います。
あるいは、こういうのもありかと
「9月半ばだというのに、なんでこんなにクソ暑いねん。33℃もあるやないけ、こらダボ!」(注:ダボというのは神戸独特の言葉であり、ある意味関西最強というか最凶の言葉です)
という代わりに
「9月半ばだというのに、ちょっとだけ暑いねえ」と言ってみるわけです。
あるいは、こんなことも書いています
「良い質問をする」というテクニックです。
「なんで今の内閣はデフレ不況の中で需要を減らしてデフレを加速することにしかならない財政再建を進めようとするのか?アホじゃないのか?」
「なんで首相がちょっとだけ保守なのに、周りの主要ポストが左翼で固められているのか?」
と質問する代わりに
「日本の景気を最高に良くするにはどうしたら良いか?」
「自分自身を含めて、全ての日本国民(財政破綻論者の皆さんももちろん含む全日本国民)を今より裕福に、そして今よりも安全な状態にするにはどうしたら良いか?」
と質問するわけです。かなり気分が違ってくると思います。さらには
「私の気分を最高に良くするにはどうしたら良いだろうか?」という質問をぶつけるのはもっと良いでしょう。
自分に質問する、というのは、その質問の内容に脳の思考回路を誘導する、ということになるということです。つまり、私の気分は、私が質問した方向に向いてしまう、というわけですね。
「なんでこんな問題が起こるのか?」と質問すると、その問題そのものに脳が焦点を当てることになり、あまり良い気分ではいられなく成ります。ところが「その問題を解決するにはどうしたら良いか?」と質問すると、その問題の解決に脳が焦点を当てることとなり、気分も良い方向に向けられることになります。
基本的に、人間の能力は良い気分のときのほうがパフォーマンスが向上するというのは科学的に証明されていることですから(それはスポーツ選手のパフォーマンスをつぶさに観察すればすぐに分かりますよね)、この「よい方向に質問する」という手法はかなり優れた方法の一つであろうかと思います。
ロビンズさんの本の中では、こんな強烈な事例が紹介されています。ナチスの強制収容所に送られた人物の事例です。
その人物は、一緒に連行された家族が先に処刑されてしまいます。そして周りの人々も次々にガス室に送られていくわけです。状況は本気で最悪です。ところがその人物は「神はなぜこんなひどいことが起こることをお許しになるのか?」と質問する代わりに「私はどうすれば脱出できるだろうか?」という質問をひたすら続け、解決策を導き出し、最終的に数少ないその収容所の生き残りとなったというわけです。(詳細をお知りになりたい方は、その本をお読み下さい。大きな書店の自己啓発コーナーに行けば一冊くらいは置いているのではないかと思います)
ちなみに、友人に言わせると、今回紹介させて頂いたようなテクニックはNLP(神経言語プログラミング)というものに分類されるようなものらしいです。
「ギリシャやスペインを横目にして『日本の財政は先進国で最悪』なんて余裕こいて言っていられる事自体が、今の日本が人類史上最高に豊かな国の一つであることの紛れも無い証拠ではないだろうか?」
という質問を自分にぶつけて、少しばかり気分を晴らしておこうかしら
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クリック、ありがとうございましたm(_ _)m
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