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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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136:貯蓄率低下で財政破綻?【1】

2009/07/24 (Fri) 16:10
http://x6.cho-chin.com/bin/ll?081850800
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最近、コメント欄

元大臣(経済閣僚)東大教授の先生

家計の貯蓄率が低下している、このままでは政府は資金調達できなくなって破綻する!!!

という説を唱えていらっしゃるという話を複数の方から紹介して頂きましたので、

家計の貯蓄率と政府の破綻の関係について、検証してみましょう。


とりあえず、
上記の説が正しければ、

家計の貯蓄率が低下すればするほど、政府の資金調達が困難になり、国債金利は上昇する

ハズですよね。


では、

家計貯蓄率と国債金利の関係をグラフにしてみましょう。









データ出典:
 国債金利:日銀統計(各年12月の数値)
 家計貯蓄率:
   内閣府 平成19年度国民経済計算
   第1部フロー編 2.制度部門別所得支出勘定 (5)家計(個人企業を含む)
   「暦年」データ
   http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h19-kaku/21annual-report-j2.html



あれれ…

どこからどう見ても、

家計貯蓄率の低下 と 国債金利の上昇

ではなくて、

家計貯蓄率の低下 と 国債金利の低下


が同時に起こっておりますね…


ということで、

貯蓄率の低下 ≠ 政府の資金調達が難しくなる


です。


では、改めて
家計の貯蓄率が低下すればするほど、政府の資金調達が困難になり、国債金利は上昇する

というの、どこが間違っているのかと言いますと、

まず、「家計の」と言っているのが誤りの第一歩です。

というのは、国全体の資金のやり取りを見るときは、

家計部門と政府部門だけではなくて、

企業部門、海外部門も見なければいけないからです。


つまり、
家計と政府部門だけしか見ていない時点で
上記の説は残念ながら
政府が財政破綻する前に、理論的に見事に破綻を来たしているわけです。

次に、
「貯蓄率」という指標だけで見るのも間違いです。

貯蓄率というのはなんぞや?というと、内閣府の統計表の注記

貯蓄率=貯蓄(純)÷(可処分所得(純)+年金基金年金準備金の変動(受取))

とありますが、

「年金準備金の変動」は小さいですので、とりあえず簡単のため

純貯蓄÷純可処分所得

としておきましょうか。


この純貯蓄、純可処分所得には、例えば、土地のやり取りによる所得は入ってきません

よって、例えば、政府が公共事業のために個人から土地(代金1兆円とする)を収用した場合、

政府:
 (資産増加)土地 1兆円 / (負債増加)国債 1兆円

金融機関:
 (資産増加)国債 1兆円 / (負債増加) 預金 1兆円

家計:
 (資産増加)預金 1兆円 / (資産減少)土地 1兆円

 
のようなおカネのやり取りが生じ

政府は借金が増え、家計は預金が増えるのですが、

この土地取引による家計の預金増加は、「可処分所得」や「貯蓄率」の増加には一切寄与しないわけです。


ということで、

家計の貯蓄率が低下すればするほど、政府の資金調達が困難になり…

というのは、
「家計」と「貯蓄率」の2点において欠陥があるので、2重に間違っているわけなのです。



さて…、今日はここで終わってしまっても良いのですが、もう少し続けます



国全体の資産(金融資産のみ)と負債について見てみましょう。


国全体の負債の増加が止まったのは、
緊縮財政が始まった98年ころ

(【景気と借金の意外な関係】
でしたから、

98年度末(99年3月)と直近(09年3月)のバランスシートを比較してみたいと思います。

この期間は負債の合計はほとんど変わっていません。なので、負債の担い手が入れ替わっている様子がよく分かります







データ出典:日銀「資金循環統計」

金融機関は、資産と負債を両建てで増減させ、
つまり、金融の仲介をしているだけです。

ということで、
上記の棒グラフの下半分の金融機関は無視しましょう。


改めて、

99年3月と09年3月のグラフを見比べてみますと、

政府の借金が大きく増える一方で、非金融企業の借金が大きく減っている様子がよく分かると思います。

・・・いや、
グラフだけではちと分かりにくいかも知れないですので、
数値表も見てみましょう。




さて、
上の棒グラフのデータ出典は日銀の「資金循環統計」です。
英語では

Flow of Funds Accounts

fund(資金)のflow(フロー、循環)

というわけです。

要するに、↓こんな感じですね(あくまでもイメージですが)


 


イメージないし概念としては、

家計、政府、非金融企業が資金を、金融機関に預けるわけです。

そして、
金融機関は預かった資金を他の、家計、政府、非金融企業に貸し付けるわけです。

家計、政府、非金融企業は、
自分以外の家計、政府、非金融企業のどこかからモノを買うなりなんなんなりするのと引き換えに、
金融機関から借り受けた資金を取引相手に支払うわけです。

そうして支払われた資金は再び金融機関に預けられ

という繰り返しですね。

これが、資金循環(Flow of Funds)であり、
この繰り返しによって金融機関の資産・負債が増えることが信用創造(マネー創造 Money Creation)です。


信用創造でマネーが増えていく仕組みについては、↓こちらをご参照下さい

国の借金の限界は?【1】 http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/19296332.html
国の借金の限界は?【2】 http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/19296447.html

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