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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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144:「破綻」を再定義してみます

2009/07/10 (Fri) 16:03

昔から、日本では言霊信仰というのがあります。

一度、口から発せられた言葉というのは、いわば、霊力を持つ

というくらいの感覚だと思います。

口は災いの元

とはまさにこのことですね。

口は災いの元というのがあれば、逆に

口は幸いの元

というのもあるかも知れません。


そんなこんなで、

破綻

という言葉の持つ霊力(?)について、今日は考えて見たいと思います。

あるいは、

破綻という言葉の持つイメージ、印象について、と言えるかも知れません。

財政破綻


この言葉は強烈な印象を持っているように思われます。


夕張市が財政破綻した

とか、

アメリカのカリフォルニア州が破綻しそう

とか、

8年ほどまでにアルゼンチンという国が財政破綻した

とか聞くと、

まるでこの世の終りかのような響きがしてしまいますね。


じゃあ、財政破綻ってなんだ?
というと、

借金が返せなくなった状態ですね。

もっと正確には、

借金を返済期限までに返せなくなった状態です。


財政破綻すると、その後はどうなるかと言うと、

1.借金の全部または一部を棒引きしてもらう。言い換えれば、踏み倒す

2.返済期限を延長(リスケジューリング)してもらう。

ということになりますね。

まあ、これはあくまでもカネの問題です。


で、「そりゃ大変だ!」ということになるのですが、

ここで一つ掘り下げて考えて見たいと思います。

借金を返せなくなって、何が問題なの?


例えば、

夕張では、市民が必要なサービスを受けられなくなった

アルゼンチンでは、通貨アルゼンチン・ペソの価値が、
対米ドルで一気に1/3に下落し、輸入物価が跳ね上がった
また、経済が停滞して物流が止まった

といったようなことで、

モノやサービスの供給が絞られてしまった

ということが、問題なのです。


昨年のアイスランドでは、
アルゼンチンと違って、国が借金を返せなくなったのではなくて、
民間の外貨建て対外債務が、外国の債権者に対して返せなくなって、国家経済が「破綻」しましたが、

何が困ったかというと、その結果として、

国民に必要なモノやサービスの供給が絞られた

ということになります。

カネが返せなくなった【破綻】というのは、あくまでも過程


でしかないのであって、

問題は、

最終結果として、モノとサービスを含めた広い意味での「物流」が【破綻】すること

なのです。


「破綻」という言葉の意味を、よくよく掘り下げると、ここにたどり着きます。


つまり、

我々が恐れるべき破綻というのは、「財政上の破綻」ではなく、「物流上の破綻」なのです。


よって、本当の意味での本質的な破綻対策、というのは、

物流上の破綻を来たさないような対策でなければならないのであります。


という文脈で考えますと、

日本国が破綻しないための対策というのは、

1.食糧の供給が破綻を来たさないようにする対策
  (日本では人口減になりつつあっても、世界では爆発的に増え続けているので)

2.エネルギーその他の資源の供給が破綻を来たさないようにする対策

3.モノやサービスの生産・供給が、少子高齢化に伴う労働力不足により
  破綻を来たさないようにする対策

ということになります。


これら1、2、3の対策の具体的なところはこれまでも書きましたが、

改めて、もの凄く単純化して、極端なことを書いてみますと、

1.は、日本中の空き地、家庭の庭いう庭に、サツマイモを植えまくる。

2.は、建物の屋根という屋根には太陽光発電パネルを備え付け、
    山の上や、場合によっては洋上の浮き島を作っては風力発電施設を作りまくり、
    温泉の廃熱もすべて貪欲に電力に転換し尽くしてしまう。

3.は、ロボット技術の開発奨励、ロボットの利用・普及促進


1.は半分ギャグですが、
中国では清朝の時代、サツマイモが普及したことが原因で、
清初には数千万人規模でしかなかった中国の人口が、
清末には4億人にまでなったとかいう話を小耳に挟んだ記憶があります。

八代将軍の時に青木昆陽という人物が、
日本でもサツマイモ栽培の普及促進をやった(と記憶している)のですが、
上記のようなことが背景にあったからと推察致す次第であります。

ということで、半分だけ本気で言っています(笑)。


日本は、

政府の借金がほとんど全て自国通貨建てで、かつ、国全体(政府+民間)でも対外債務より対外債権が多い(対外純資産世界最大!)

のですから、

アルゼンチンのように政府が外貨建て対外債務で財政破綻したり、
アイスランドのように民間の外貨建て対外債務の不履行で国家経済が破綻したり、
という可能性は今のところ、全くありません。

しかし、

財政破綻はしなくても、

エネルギー自給率も食糧自給率も低い日本は、

将来、物流上の破綻を来たす恐れは少なからずあるわけです。


1.財政破綻する心配は全くない、

2.将来、「物流上の破綻」を来たす可能性は大いにある

3.ただし、現在はデフレ、モノ余り。

というのが、現在の日本経済の本当の本質的な課題です。


ということで、
抜本的な経済対策というのは、

1.アルゼンチンとも、アイスランドともまるで違う日本は、国の借金を気にせずに
  財政出動する。

2.その財政出動は、インフレ率を目安に、適正な速度(単位時間当たりの量)の
  範囲内でやる。

3.その財政出動は、将来の「物流上の破綻」を絶対に起こさせないための投資に
  重点的に配分する。

ということになりますね^^


そして、

その最初の第一歩は、破綻という言葉の厳密な定義をもう一度しっかり確認し直すことから始まります。

すなわち、

 財政破綻=カネが返せなくなる、カネ詰りになること

 物流上の破綻=必要な物資が途絶えて国民生活が成り立たなくなること

を明確にして、再度、確認することです。


そして、

日本は外貨建ての借金の問題はなく、
また、
日本円建ての借金については、
政府と中央銀行がベースマネー増加+国債増発+財政出動による信用創造いくらでも日本円を創り出せるので、日本政府の財政破綻も、国全体としてのマクロでの財政破綻も起こりようが無い

が、

物流上の破綻は、将来、いくらでも起こり得るので備える必要がある。


つまり、

怯えるべきは、財政破綻などではなくて、物流上の破綻である

ということをしっかり確認することです。

起こり得ない「財政上の破綻」に怯えるあまり、将来、ほぼ確実に起こり得る「物流上の破綻」を防ぐ方策を打たなかったとしたら、

そりゃあもう、

補給が途絶えたことが原因で2万人の兵力のうち戦死者はわずか5千、残り1万5千人は餓死と病死だったという、ガダルカナル島の戦いなんて、比べ物にならないような悲劇的「破綻」を迎えることになりかねません!


↑これではまるで、「財政破綻」という自らが創り出した「言霊」というか「亡霊」によって、呪い殺されるようなものです。なんとも、間の抜けた話ですね…


ちなみに、
私はオンボロのマンションに住んでいるので難しいのですが…

「もし、政府がありもしない『財政破綻』に怯えて、またぞろ『財政再建』とか『プライマリーバランス』なんぞを言い出した日にゃ、俺っちはガダルカナル島の日本兵みたいに餓死するのはまっぴら御免なので、いっちょ庭にサツマイモを植えまくり、今のうちからふかし芋に焼き芋、大学芋、あとは芋焼酎の作り方を今からマスターしとくのも一興か?」と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m

http://blog.with2.net/in.php?751771

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