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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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158:プライマリーバランス黒字化は手段に過ぎない!

2009/06/25 (Thu) 19:02
http://x6.cho-chin.com/bin/ll?081850800
アクセス解析


本題に入る前に、本日日経新聞2面から
【自民、歳出拡大の要求続出】

自民党は24日の政調全体会議で、
来年度予算の概算要求基準について党内から意見を聴取した。

骨太2009で社会保障費の抑制方針を撤回したことを受け、
出席者からは歳出拡大を求める声が続出。

保利耕輔政調会長が
財政への責任を考えてほしい」とけん制したが、
財政再建の必要性を指摘する意見は少数だった。

自民党、素晴らしいですね。

保利先生、財政への責任より、国家経済拡大の責任を考えましょう。

政府の財政赤字拡大は民間の黒字拡大ですので^^。


引用、続けます:

会議では

尾身幸次元財相が

「景気対策優先のスタンスを明確にしてほしい」

と述べ、

公共事業費の積み増しを要請


小池百合子元防衛相も

「東アジア情勢が厳しいなかで防衛費を削ると各国に間違ったメッセージを送る」

と指摘するなど各分野で歳出拡大の要求が相次いだ。


さて、

尾身さんは、安倍内閣の財務大臣で、
歳出面では、一般歳出について、徹底した歳出削減方針を貫き、



我が国の財政状況を見れば、決して楽観視できるような状態ではありません
国・地方を合わせた長期債務残高は、
平成19年度末で773兆円、
対GDP比で148%になると見込まれ、
主要先進国の中で最高の水準


第166回国会における尾身財務大臣の財政演説

と、「徹底して歳出削減」だったようですが、
ここに来て大幅に方向転換なさったご様子。


小池さんは…、
たしか郵政民営化反対の小林興起さん向けに送られた「刺客」でしたので、
バリバリ歳出削減バンザイだったと思いますが

緊縮財政で、いかに政府のムダを省くかに腐心してきたが、



GDPマイナス12.7%の数字は、あまりにもショックが大きい。

ムダ排除は当然だが、文明の潮目において、何を優先するかを再考すべき時だ。
 
もはや蜂に刺された程度でも、全治3年でもない。

ここは政策を総動員する場面であることを心したい

ということで、
どうやら「文明の潮目」で「宗旨替え」なさっているご様子。



尾身さんも、小池さんも、
空気を読んで、方針転換なさることは、

いつまでたっても壊れたレコードのように
「財政再建さえすれば、何もかもがバラ色」という
財政再建教(増税教)やコーゾーカイカク教(歳出削減教)のお花畑なお経をひたすら読み続けるよりは100万倍良いですので、
私はあえて何も申しません。


それにしても、小池さんの
「東アジア情勢が厳しいなかで防衛費を削ると各国に間違ったメッセージを送る」

というのは、実に素晴らしいと素直に感じ入る今日この頃でありました。



さて、本題です。

プライマリーバランスの黒字化

は、元々は竹中さんが言い出したことで、
つい最近まで政府の基本方針となっていました。


竹中さんの「慶応大学経済学部の講義テキストにも採用!」

と銘打っている「闘う経済学」と言う本のp.70あたりに、
その理論的背景が書いてありますので、見ておきたいと思います。






といった内容が書かれています。

そして、同p.72に、まとめ書きです:

だから、要するに、

プライマリーバランスを回復させれば、
名目経済成長率が金利に等しいか、もしくは高くなれば、
財政赤字・GDP比率の発散を防ぐことが出来る、

すなわちサスティナブル(維持可能)にできることになる。

これをドーマーの条件という。

だそうです。

えーと、
つまり、

1.財政赤字のGDP比ないしは公的債務のGDP比発散させないという目的のために、

その手段として、
2.プライマリーバランスを黒字化する。

そのプライマリーバランス黒字化のために、

3.歳出削減をする、

という理屈です。


ここでの大注目は、竹中理論でも、

公的債務GDP比を増やさないことが目的

PB黒字化はあくまでもその手段に過ぎない

ということです!

ところで、

公的債務GDP比を減らすには、

PBを減らすのではなくて、逆に、

政府支出を増やし、乗数効果によりGDPを政府支出以上に増やす

という方法もあるわけです。



竹中さんが歳出削減にこだわった理由の一つは、
政府支出の増分に対するGDPの増分の倍数、つまり、乗数が以前よりも小さくなったことです。

p.33に
1970年代前半まで3以上の時もあった乗数は、次第に低下して、

1998年に公表された内閣府のマクロモデル(「短期日本経済マクロ計量モデル」)では、
1.2程度になっている
とあります。

その、
内閣府のマクロモデルの「1.2程度になっている」乗数で計算しても、
公的債務GDP比は、
公共事業を増やした方がむしろ小さくなる、という話は

【内閣府シミュレーションによる財政拡大⇒財政健全化の検証】
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/8931259.html

で書きました。


この記事を改めて読んでいただくと、

プライマリーバランス黒字化

いかに奇妙な目標設定かが改めて分かっていただけると思います。


上述のように、プライマリーバランス黒字化というのは、

公的債務GDP比を増やさない(発散させない)

という目的のための手段でした。


しかし、
いつのまにかプライマリーバランス黒字化という手段が「目的化」してしまい、

内閣府のマクロモデルによるシミュレーションで、

公共事業を増やせば、
本来の目的である公的債務GDP比がマシになるのが分かるのに、

公共事業を増やすと、
シミュレーションでも財政赤字が悪化するので

公共事業は削減すべし、歳出全体も削減すべし


というあらぬ方向へ政府全体が動いてしまっていたのです。



一方で、
竹中さん、この本のp.38でこんなことも書いています

たとえば、国債を発行して政府支出が増えると国民が保有する資産(国債)が増えることになる。

資産が増加すると、消費余力が増えたと考えて、
資産を担保に借金をして消費を増やすという効果が生じるだろう。

つまり、国債発行は資産増加を意味し、それが消費を増やすという効果を生むのである。

「資産を担保に借金をして消費を増やす」というステップを踏むまでもなく、

政府の支出が増えれば、国民の収入がダイレクトに増えますので、
消費を増やす効果があるはずです。

(もちろん、消費性向の高い低所得層や子供のいる世帯に重点的に配分できれば、効果はより高まります)

が、
その前に、

国債を発行して政府支出が増えると国民が保有する資産(国債)が増える

と、竹中さんが書いていることに注目したいと思います。


「国債発行で国民の資産増加する」ということは、

公的債務のGDP比がどうなろうと、公的債務がどれだけ増えようと、国債・公的債務はファイナンス(資金調達)可能なはずですよね。

ということは、

公的債務GDP比なんて、最初から気にする必要ないじゃん!

と思うのは、私だけでしょうか???

「マスコミ諸氏は、『骨太方針09は財政健全化が骨抜き』と批判するけれど、財政健全化なんて、『骨抜き』どころか『骨なし』で良いよ。 大体、PBの黒字化って公的債務GDP比を増やさないための手段じゃん。 で、内閣府のマクロモデルで乗数効果が昔より落ちてるから公共事業はダメということになってたけど、その内閣府のマクロモデルでは公共事業増やした方が『目的』である公的債務GDP比が減ることになってるから、『手段』であるPBの黒字化なんて最初から全く無意味じゃんかよう!!!」と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m

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