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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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183:もう一つの「買いオペ」

2009/05/22 (Fri) 19:16
先日、

日銀

国債買い現先オペ

についてご質問がありましたので、今日はそれに関連する記事を書きます。

えーと、

国債の買いオペと何が違うかと申しますと、

買いオペは、日銀が金融機関などから国債を買い切ってしまうことですが、

買い現先オペというのは、ややこしい話を抜きにして一言で言いますと

国債を担保にした貸付

のことです。


金融機関は担保として、国債を日銀に差し出し、

日銀は、それと引き換えに金融機関におカネを貸すわけです。


仕訳を書くと、

日銀:

 買い現先(実態は貸付金) 1兆円 / 当座預金(負債) 1兆円


民間銀行:

 当座預金(資産) 1兆円 / 売り現先(実態は借入金) 1兆円


となります。

日銀当座預金が増え、それはベースマネーの増加、通貨の増加ですので、
買い現先は、市中への資金の供給オペレーション、つまり金融緩和です。

ただし、
国債を買い切る「買いオペ」とは違い
一定期間後には、日銀は返済を受ける
つまり、当座預金を減らす→ベースマネーの減少、ということになるので、
あくまでも一時的な金融緩和となります。


一方

買い現先の反対で、売り現先というのがあって、

これは、
国債などを担保に差し出して、おカネを借りることです。


で、
買い現先が金融緩和であるので、

その反対である売り現先は、市中からの資金吸収オペレーション、つまり金融引締です…

と思っていたのですが…


いや、
その前提で話を進めて今日の記事はシャンシャン、のつもりだったのですが、

よくよく考えているうちに、

「買い現先」が「金融緩和」で、その逆の「売り現先」が単純に「金融引き締め」

とはならないことにうかつにも(?)気付いてしまいました(@@)


というのは、
日銀は、ある銀行(A銀行とします)から「売り現先」で資金を借りたら、それは金利を支払う必要が生じます。

そのA銀行から借りた資金はそのまま置いていては損をするだけになるので、

日銀は他の銀行(B銀行とします)に貸し付けるなどして、「運用」しなければならないからです。


売り現先は、
国債の売りオペのように、国債を売って当座預金を減らす

つまり、

当座預金 1兆円(負債減少)/国債 1兆円(資産減少)

というベースマネーの減少ということにはならず

B銀行への貸付金 1兆円(資産増加)
      / 売り現先勘定(A銀行からの借入金) 1兆円(負債増加)

ということになり、

ベースマネーの減少とならないのです。


もう一度整理しますと、

☆国債買い現先オペは、
 国債買いオペと同様、当座預金というベースマネーの増加を伴う

 ので、金融緩和(ただし一時的)


☆国債売り現先オペは、
 国債売りオペとは違い、当座預金というベースマネーの減少を生じないので、

 金融引き締めとはならない

で、
国債売り現先オペは、
資金が不足している金融機関に資金を回すという目的のために、
その手段として資金に余裕のある金融機関の資金を吸収しているだけですので、むしろ、どちらかと言うと一種の金融緩和

と言えそうです。

まあ、金融緩和というよりは、
資金繰りの仲介による金融の円滑化と言ったほうがしっくり来そうですね^^;



さて、
もう一つの着眼点も書きますと、

買い現先の場合、
日銀は資金を貸して金利を受け取るわけです。

ということは、
国債を買い切って保有する場合と同じで、
政府が支払った国債利息は、日銀のフトコロに転がり込んでくるわけです。

そうすると日銀の収益が増えるので、
日銀が国庫納付金や法人税等の形で政府に支払うおカネも増えるわけです。

ということで、
買い現先も、政府が支払う国債利息が日銀からキャッシュバックされ、政府の金利負担をなくす効果があることになります。


逆に、
売り現先の場合は、
日銀がおカネを借りるので、
民間の金融機関に日銀が利息を払うことになります。

が、上記で述べた様に、売り現先では、借りた金をまた別の金融機関に貸し付けるなどして運用するわけですから、

支払利息を補うだけの受取利息(運用収益)があることになります。

よって、
国債の売り現先オペは、政府が支払う国債利息が日銀からキャッシュバックされる効果を失うことはない取引であると考えられますね。

この点でもやはり、売り現先オペは、国債の売り切りオペとは違っているわけです。


今日のはかなり地味なネタになってしまい、すみません^^;)

「【買い現先】は一時的な金融緩和をするためのオペレーション、【売り現先】は金融仲介・民間金融機関の資金繰り円滑化のためのオペレーションというわけね。 これと【買い切りオペ】による金融緩和、【売り切りオペ】による金融引き締めなどなど、あの手この手を使って、日銀は金融調節をやっているんだねえ」、と思われた方は↓こちらのリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m

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