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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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196:景気と借金の意外な関係

2009/05/06 (Wed) 14:31
今日は、
借金に焦点を当てます。

以前、97年度(98年3月)以降のものだけを示しましたが、

今回は、
80年3月以降の国内主要部門の負債合計(単位:兆円)の推移を示します



(出典:日銀「資金循環統計」。
 なお、負債側に計上されている株式・出資は控除している)

↑このグラフで面白いのは、

1.負債総額の増加ペースが、バブル崩壊後は緩やかになっていること。

2.政府が緊縮財政に舵を切った後は、
   負債総額が、増加を止め、ほぼ横ばいになっていること

です。

ということで、
国全体の負債総額(厳密には主要部門でけですが)と、政府支出、GDPの推移グラフにしてみますと:




政府支出が横ばいになったあとは、
GDPも横ばいで、国全体の負債総額も横ばいとなっています。

さて、

誰かの負債は他の誰かの資産

という原理原則に従って考えますと、

負債総額が増えるということは、資産総額が増えるということですね。

もちろん、負債の相手が海外の場合もありますが、
日本は対外純資産が大幅にプラスですから、
日本では、負債総額が増える以上に資産総額が増えているとなります。

ここで、国内主要部門の資産総額(金融資産のみ。単位:兆円)も一応見ておきましょう:



(出典:日銀「資金循環統計」)


資産総額(金融資産のみ)も、負債総額と同じように推移しています。すなわち

1.資産総額の増加ペースが、バブル崩壊後は緩やかになっている。

2.政府が緊縮財政に舵を切った後は、
   資産総額が、増加を止め、ほぼ横ばいになっていること
   (98年以降は浮き沈みが激しいですが、長期的には「横ばい」と言えそうです)
です。

もう一つ、付け加えておきますと

3.98年までは一貫増加だったが、98年以降は浮き沈みが大きくなっている

といえますが、これは、

98年ころから金融ビッグバン(金融自由化)が本格化し、
色々な金融商品が出回り始め、時価評価の金融商品が全体に占める割合が大きくなったから、と考えられそうです。

さてさて、
金融自由化って、何のためにやったかというと、もちろん、
経済活性化のためです。

そして、その金融自由化で経済活性化したかというと、

GDP横ばい、負債総額も横ばい、金融資産も横ばい

です。

あと、01年から06年にかけては、あの「量的緩和」というものすごい金融緩和もやっていたわけですから、

金融自由化+金融緩和

というダブルパンチでも、経済活性化は出来なかったわけです。

なにせ、この時期、日本の名目GDP成長率は世界最低(実質でも下から数えた方が早い)でしたから。

結局、ボトルネック

政府支出を横ばい→削減

と考えるのが自然ですね。

#なお、私は別に金融ビッグバンを否定するわけでもなんでもありません。
#金融ビッグバンだけでは経済は活性化しない、という見解です。

さて、
もう一度、負債に視点を戻します。

今度は、主要各部門の負債が、国全体の負債に占める割合の推移です。




ここの注目点は、

・バブル絶頂の時、政府の負債が全体に占める割合は最低であった。

・バブル崩壊後は、政府の負債が全体に占める割合は増え続けている。

あと、グラフだけだと分かり難いので、表も用意しました:



ここの注目点は、

・家計と金融部門の割合はあまり大きく変化していないが、

・非金融企業の負債の割合は減り続け、政府の割合はバブル期を除き増え続けている。


ここまでまとめると、

政府支出の増加=GDPの増加=国全体の金融資産総額・負債総額の増加

政府支出が横ばい=GDP横ばい=国全体の金融資産総額・負債総額も横ばい

となります。

今回掲載したグラフを改めて眺めてみると、問題は国の借金が増えることなんかじゃなくて、

問題は、「政府支出が横ばい=GDP横ばい=国全体の金融資産総額・負債総額も横ばい」


であったということが、改めて確認できたと思いますが、いかがでしょうか?

別の角度から言えば、

問題は、政府の借金が増えるか減るかではなく、国全体の負債総額を増やせるかどうか

となろうかと思います。

そして、

その手段は、政府支出の拡大をおいて他にない

です。

なお、近頃では政府の借金を増やさずに民間資金を活用して公共事業を行うという手法も広がりつつあります。
(ただし、その場合でも政府の経費的支出は増加するので、最終的には政府支出増加ですが、政府機能の効率の向上が望めます)
↑これはまた、後日取り上げたいと思います。

「政府支出を増やすのを止めた途端、GDPのみならず、国全体の金融資産・負債総額も増えるのがピタッと止んでいるとは、驚いた!」と思われた方は、こちらのリンクのクリックをお願い致します↓ m(_ _)m

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