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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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203:日銀のマネー創造

2009/04/28 (Tue) 19:01


一昨日に紹介しましたFRBと比べるとかなり地味ですが、

08年4月10日→09年4月10日日銀バランスシートの変化です:
出典:日銀・営業毎旬報告




※日銀「財務諸表」の貸借対照表と比べると1兆円ほど資産と純資産から除かれている
 項目があります。基本的には金融資産と負債のバランスシートと見て良いでしょう。

資産(というか金融資産)は1年間で7兆円の増加です。

FRBの130兆円と比べると、本当に小さい規模の増加です。

これは、
米国での金融危機・金融崩壊がいかに凄まじかったか
逆に、
日本は米国と比べればやはり相対的にはかなり安定的であった

ということの表れと考えられそうですね。


さて、そのほかの注目点

日銀国債保有残高が減少していることです。

昨年の12月に長期国債の買いオペ増額を決めましたが、実は1年前と比べると減っています。

なぜ減っているかというのは、
買いオペ増額した分よりも、償還した国債の方が多かったから
と考えられます。

ちなみに、
昨年12月末と、4月10日を比べると、国債の保有総額はほぼ同じですが、短期国債が減り、長期国債が増えています。


さて、国債(10年物)の金利はというと、

昨年4月の最高値が1.63%

今月の今日までの最高値が1.49%

です。
日銀の保有国債残高は1年前より小さい
(長期だけで比較すると47.5兆円→43.2兆円で4.3兆円小さい)

のですが、国債金利は落ち着いています。

ということは、
民間で国債が買い込まれているということですね。

つい先週の20年物国債の価格競争入札でも
9000億円の発行予定額に対し、2兆1,322億円の応募がありました。

他に資産で目立って増えているのは、
外国為替です。

これは、営業毎旬報告の注釈を引用しますと
「外国為替」に計上しているのは、
外国中央銀行、国際決済銀行等への預け金、
外国政府等の発行する国債等、
外貨投資信託、外貨金銭の信託
および米ドル資金供給オペレーションによる貸付金である。
です。


外国為替の5兆円の増加については、

負債勘定の外国中央銀行等の預金がちょうど同じくらい増えているので、

恐らくは通貨スワップ協定でFRBから調達したドルを、一時的にドル資金の手当てが必要となった金融機関などに供給する

米ドル資金供給オペレーションによる貸付金

だと思います(確認したわけではないですが)。

なお、

外国為替10兆円>外国中央銀行等の預金5兆円

で、借りているより貸したり預けたりしている金額が多くなっていますので、その点は特に問題ないでしょう。


さて次に負債側
つまり資産を増やすための「ピッポッパ」、マネタリーベースの増加についてですが、

発行銀行券がわずかに8千億円
当座預金も4.7兆円増えただけ

ですね。


あと、細かい話ですが、

「買現先勘定」とは、国債やCPを担保とした貸付け
「売現先勘定」とは、国債やCPを担保に差し出した借入です。

09年4月10日の時点では買現先も売現先も同じくらいの金額で、つまりは、貸付と借入がトントンになるので、これについては特に気にしなくて良いでしょう。



さて、
これで終わるとあまり面白くないので、過去10年の変化を見てみたいと思います:




資産の中で一番良く増えているのは「貸付金」ですが、
その中身はほとんどが
「共通担保資金供給オペレーションおよび企業金融支援特別オペレーションによる貸付金」です。

このうち
「共通担保資金供給オペレーション」は従前からやっている、担保を取って金融機関への貸付で、金利は入札で決められます。

「企業金融支援特別オペレーションによる貸付金」は、昨年12月以降実施されている、緊急対策の一環で、
無担保コールレートの誘導目標と同水準の金利により、年度末越え資金を供給する公開市場操作としての貸付
つまり、
企業の資金繰りを緩和するために、金融機関から担保を取って、今なら0.1%の金利で金融機関に貸付け、それを企業融資に回させる、というものです。

なお、貸付金のほとんどは「共通担保オペ」で、「企業金融支援…オペ」は1~2兆円程度のようです。

また、国債が8兆円程度の増加


そして、その資産を増やすための裏づけである負債側、ベースマネーの増加

発行銀行券、つまり、文字通りお金を刷って増やした分が26.3兆円
当座預金が、つまり、帳簿上の操作だけで増やした分が8.1兆円

でした。
お札については76兆円÷50兆円で、約1.5倍増ですね。

これが、日銀資産の貸付金や国債の増加の裏づけですが、

改めて見てみますと、過去10年で26.3兆円もお札は増えていたのですね^^。

そして、貸付金と国債の増加が25.7兆円

日銀が国債引受けをやれば、即ハイパーインフレで破滅だー

という説を唱える方もたまにいらっしゃりますが、
上記のデータを見ればいかに馬鹿げた説かがわかります。

99年4月の消費者物価指数は103.3
09年2月(最新)の指数は 100.4
です。

日銀がお金を刷って、国債の買い入れを増やしているのに、
ハイパーインフレどころか、デフレです。

とりあえず、日本の金融システムはアメリカよりは、やはり安定していたみたいなのねん。それと、お札が1.5倍にも増えてもインフレどころかデフレになることもあるということには、改めて驚いた。ジンバブエと日本とは、やっぱ、ぜんぜん違うわねぇ!と思われた方は、こちらのリンクのクリックをお願い致します↓ m(_ _)m

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