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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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231:国債は通貨!

2009/04/07 (Tue) 16:11
米ドルの裏づけ【2】の回のコメントで、
国債を実際に買い支えれるのは、金融資産のうち、現金預金だけではないでしょうか?
と書いていただきました。
このご心配はご最もだと思います。

このあたり、ちょっと整理してみたいと思います。

下図は、
米国の「個人+NPO」の現預金(外貨預金を除く)と、地方政府+連邦政府の負債合計の状況です(簡単のため、全部1ドル100円で円換算しています)
(出典:FRBの「Flow of Funds Accounts」)



これを見ると、

個人の預貯金より国の借金の方が多い
しかも、
個人の預貯金の過去1年間の増加額よりも、国の借金の増加額が多い

ことになり、

「これは大変だ!」

という具合になります。

しかし、
国全体の現預金(外貨預金を除く)を見ると、
(出典:FRBの「Flow of Funds Accounts」の「Level tables」L.5)



で、

国全体の預貯金は国の借金よりも多い
かつ、
国全体の預貯金の過去1年間の増加額は、国の借金の増加額よりも大きい

ことになります。

ここで、
MMFは公社債投信なので、預貯金に含めても良いのか?

という疑問が湧くかと思います。

たしかに、
昨年リーマンが破綻したとき、元本割れを起こしたMMFも存在します。

かつて、エンロンが破綻したときも、日本円のMMFが元本割れをして、かなりの騒ぎになりました。

さて、
その大騒ぎになった元本割れで、実際どれだけ目減りしたかというと…

エンロン破綻後の日興MMF:(10,000‐9,827円)/10,000円=1.73%
(出典:日興コーディアル証券

リーマン破綻後の米資産運用会社リザーブ・マネジメントのMMF:(1‐0.97)/1=3%
(出典:日経ネット08年9月18日

と、預金と同等の金融商品としては、ちょっと大きなマイナスですが、
2%~3%程度のものでした。

なお、リーマン破綻後、FRBや米国政府は、これは預金と同じくらい大事なものですので、必死になってMMFを守っています

2008年9月19日(金)、

米FRBは米MMFから米ABCP(資産担保コマーシャル・ペーパー)を購入するための資金を
米公定歩合(4月30日から2.25%)で米金融機関向けに貸し出すとの声明を出した。

FRB
ABCPを保有するMMFが投資家の解約要求に応じる事を支援
 ABCP市場や短期金融市場全般の流動性を促進する」と言う
(原文は米FRBのホームページ )。


2008年9月19日(金)には

さらに米財務省が米国の為替安定化基金から
最大500億米ドル(約5兆3,800億円)を用いて米MMF投資家の元本を保証する計画を明らかにした。

東洋経済 08/09/24

また、アメリカのMMFは日本と違って

決済機能がついていたり、FRBのマネーストック統計のM2に含まれています。

また、普通の預金でも結局は最終的な裏づけは国債と言えます。
預金の運用先が国債だったり、預金を保護するために銀行に公的資金を注入したり国有化するにも国債で資金調達される)

ということで、米国のMMFはとりあえずは預金と見なして問題ありません

次に、日本の状況を見てみましょう



国全体の預貯金は国の借金よりも多い
のですが、

国全体の預貯金の過去1年間の増加額よりも、国の借金の増加額の方が大きい

点が気になります。


もし、現金・預金の量が、国の借金の上限

となると、上記の日米の国全体の現預金と国の借金の状況からすると、

このままの増え方が続けば、
日本の方が米国よりも先に上限が来てしまいかねない、ということになります


しかしながら、
ここで注意していただきたいのは、

現金・預金も、国の借金も、国全体の資産や負債の一部であって全体ではない!

ということです!

基本的に、負債が増えれば、確実に資産も増えます。

生保、国債にシフトの回で
国債や、上記の社債は正に、現金+預金という金融資産を増やすための、相手方であるのです。

「国債を刷れ!」で銀行の「信用創造機能」で預金が増える仕組みを説明しましたが、

現金・預金などの金融資産と、国債などの負債(借金)が、
二枚並べた鏡に自分の姿がたくさん見えるように、
マネーストックを増やす

というように例えることもできます。
と書きました。


また、
よくよく考えて見ますと

現金は日銀にとっては負債(あくまでも返済義務はないので形式的に負債)だが、
 我々にとっては資産
預金は銀行にとっては負債だが、我々にとっては資産
国債は国にとっては負債だが、我々にとっては資産

です。
資産であり、負債である、という点については、現金・預金と国債は何ら変わりはないのです。


また、
国債は、発行後は価格変動があります(固定金利の国債の場合)が、満期が来たら、国が元本を必ず返してくれる、元本保証商品です(国が破綻しない限り)。

ということは、
国債って、実は、定期預金と全く同じ性質のものです(途中売却が可能なので、定期預金よりも流動性が高い「譲渡性預金」のようなもの)

なお、
日銀のマネーストック統計では、現金+預金(ゆうちょ銀行除く)のM2以外に、もっと範囲の広いマネーストックの統計である、「広義流動性」というのがありますが、
この「広義流動性」には、「国債」も「通貨」と見ています:
広義流動性:

 対象機関:M3対象金融機関、国内銀行信託勘定、中央政府、保険会社等、外債発行機関

 広義流動性=M3+金銭の信託+投資信託+金融債+銀行発行普通社債
       +金融機関発行CP+国債+外債
(日銀HP)

もう少し国債について書いておくと

普通預金は一銀行、一人あたり1,000万円までしか保証されません
(日本の場合。アメリカは「現在、預金者1人あたり25万ドル(約2,500万円)まで預金が保証されている」:ロイター
が、
国債は一人で何百兆円持っていても元本保証されます

最後に、
国の経済の安定という観点では、

預金と国債のバランスよりは、
対外債務の大小や、対外債務の外貨建て比率の大小の方が大きい

と考えられるように思われいます(概念図を下に示します)。



この観点から、日本は米国よりも安定的である、と言えるものと考えられます。


「国債もよくよく考えたら定期預金みたいなもの≒通貨か!」、と思われた方は、↓こちらのリンクのクリックを

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