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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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308:「赤字拡大13兆円」って、一体なにが問題なのでしょうか??

2008/12/16 (Tue) 16:09

ちょっと政府の財政が赤字になるというと、すぐこんな感じの記事が新聞の一面を飾ります:


---ここから引用---
09年度予算:一般会計88兆円台 PBは13兆円赤字に
毎日新聞 2008年12月16日 記事
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081216k0000m020123000c.html

新規国債発行額は4年ぶりに30兆円の大台を大きく超える見込みだ。…

…「基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)」は09年度予算で13兆円程度の赤字を記録。…

小泉政権で策定した「骨太の方針06」以降、政府は「財政再建の一里塚」として国・地方のプライマリーバランス11年度に黒字化する目標を掲げてきたが、達成は極めて困難な情勢となり、財政健全化路線の大幅な後退が懸念される。…

---引用終り---



財政赤字が拡大だ!
国債の新規発行が30兆円を超える!

そして、

財政健全化路線の後退が心配だ!

国の財政についてのマスコミの論調は大抵こんな感じです。

しかし、
そんな心配は全く不要です。以下、説明してゆきます。

本ブログ、
オバマとブレア「第三の道」(4)
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/5451347.html

ではアメリカの財政赤字は特に問題ないと書きましたが、これは日本でも同じです。

アメリカ政府は米ドル建ての借金、つまり自国通貨建ての借金しかありませんが、
日本政府も日本円建て=自国通貨建ての借金しかありません。

そして、
財政破綻というのは
借金が返せなくなる状態
ですが、
日本円は政府の55%子会社である日銀がいくらでも発行できる
ので、
政府が借金を返せなくなる(というよりは、金詰りになる)ようなことはあり得ません。

また、財政赤字が拡大したり、国の借金が増えることで困るのは悪性のインフレですが、
日本の消費者物価指数

平成20年
1月100.7
2月100.5
3月101.0
4月100.9
5月101.7
6月102.2
7月102.4
8月102.7
9月102.7
10月102.6
(総務省http://www.stat.go.jp/data/cpi/

のように、8月をピークに下落に転じています。
ということで、このことだけでも国の借金は問題があるとはいえないのですが、
以下、もう少し国の借金について見て行きましょう。


上のグラフではG7各国の借金の増え方が示されています。
・その増え方を一つの基準で比較したいために、各国の1980年のGDPに対して
 政府の借金が何倍か、という形で示しています。

これを見ると、まず分かることは、
G7各国は、基本的に借金が増えている
ということです。

借金が増えているのは、別に日本だけではありません!!!


しかし、
日本の借金の増え方は確かにG7の中では高い方
ですが、
イタリアよりはマシ
ですね。

すると、イタリアの財政は余程日本より悪いのかというと…

2007年の公的債務/GDP比
イギリス43%
米国61%
ドイツ63%
フランス64%
カナダ68%
イタリア104%
日本195%
(International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, April 2008
 データから計算。計算式:一般政府債務÷GDP)

ということで、公的債務のGDP比で見た財政は、
イタリアは日本よりもずっとましです。

ところで、日本の財政赤字はそんなにひどいのでしょうか?

1980年のGDPに対する、1980年-2007年の累積財政赤字の倍数
ドイツ1.3倍
カナダ1.6倍
日本1.8倍
米国2.1倍
英国2.2倍
フランス2.2倍
イタリア6.8倍
(International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, April 2008
 から計算。
 計算式:「1980年から2007年の財政赤字の合計額÷1980年のGDP」)

これを見ると、日本はG7の中では財政赤字はむしろ小さいのです。
日本と比べてイタリアの財政赤字はかなり大きいですね。

でも、上で見たように、イタリアの公的債務/GDP比は日本よりもずっと小さい。
ということは、イタリアでは、政府が無理やりインフレに持っていって、政府の借金をごまかしているのではないか?
と言う疑問も湧いてくるでしょう。

しかし、インフレ、悪性のインフレが問題になる、というのはどういう意味でしょうか?

悪性のインフレが問題になるのは、
一般国民の所得インフレのため見かけ上は増えているが、インフレの水増し分を除くと、逆に減っていて、実質的に国民生活が悪化してしまう
ためです。

じゃあ、イタリアでは国民の実質所得、インフレによる水増し分を除いた所得は減ったか、というと全くそんなこともありません:

1980年台半ばから2000年代半ばにかけての実質平均可処分所得の増加率
英国 +45%
米国 +25%
ドイツ +22%
イタリア +20%
フランス +19%
カナダ +14%
日本 +7%
(OECDデータから計算。real mean income, current definition)

1980年以降の27年間で、
イタリア人実質所得20%も増えています!
その一方で、
日本人実質所得7%しか増えていません!!

財政赤字はイタリアよりもずーっと少ないにもかかわらずです!!!!


国の借金が日本以上に増えているイタリアは、

日本よりも債務/GDP比は健全

日本より累積財政赤字が大きい米国、英国、フランス、イタリアは、

日本よりも債務/GDP比は健全
かつ、実質平均可処分所得の増加率日本の倍以上(英国は6倍以上!!)。


つまり、
国の借金を問題にする
のも、
財政赤字を問題にする
のも、
プライマリーバランスがどうのこうの言う
のも、
全くのナンセンスです!!

上記に示したデータからは少なくとも、
財政赤字を小さくしても、
債務/GDP比が小さくなる(=財政が健全化する)とは、まったく言えない

ですし、

国民の実質所得(インフレによる水増しを除いた所得)が増えるなんてことも、
まったく言えない

のです。


ということで、
日本国民にとって必要なのは、
 ×国の借金を減らそうとするマヌケな政府
ではなく、
 ○国民の実質所得を増やそうとする政府
だと思うのですが、いかがでしょうか?

日本よりも累積財政赤字が大きいイタリアでは、
財政は日本よりも健全だし、国民の実質所得も増えている。
これは紛れもない事実です。

冒頭の引用記事にありました「財政健全化路線の大幅な後退」「懸念」すべきことでは決してなく大いに「歓迎」すべきことなのです。


中央官僚や大企業経営者
から
ワーキングプアやネットカフェ難民まで、

「財政健全化」や「プライマリーバランス黒字化」で得をする日本国民は、だれ一人として存在しません!



#「国の借金は全く問題ない」というテーマで本を出版する準備中です。

http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/5094959.html
今月26日から校正作業が開始予定で、年末年始はおおわらわになりそうです(^^;) 
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