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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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337:日経「国債増加と借金大国は別物」

2010/08/27 (Fri) 18:52




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本日(10年8月27日)の日経新聞朝刊17面のコラム
「大機小機」
より:



  【国債増加と借金大国は別物】
 
  国債累積高が900兆円に達し、
  国民1人当たりいくらの借金だとか、
  このままでは日本は借金大国になるかという懸念が広がっている。
  しかし、これは誤解である。


そうです!ゴカイどころか500階くらいです。なんちゃって…


  国民1人当たりの借金は、国民1人当たりの資産でもある。
  国債の発行とは国債を渡してその分のお金を国民から受け取り、
  財政支出で国民に返すことである。


特に日本の場合は、

1.国債(と短期国庫証券と財融債)の9割以上が国内部門保有だし、
2.対外純資産がプラス=国内部門の金融資産が負債より多い ので、

全くその通りでありますね。


  そのため、国民の持つ国債以外の資産は変わらず、
  総資産は国債分(=将来の税負担分)だけ増える。


おっと、

国債の増加=将来の税負担増

とは限らないですね。
というのは、
国債の残高を減らして完全にゼロにすることなんてことはまず無いですので…

前回の当ブログ記事でも触れましたが、
民間と政府の負債合計は増え続けるべきものです。

現行の通貨制度(政府が直接紙幣を発行しない制度)のもとでは、
民間と政府の負債合計は経済の発展とともに増え続けるようでなくてはなりません。

もちろん、
民間が安定的に適正な速度で負債を増やし続けるのであれば、
政府は敢えて負債を増やさないで済みますが。

そして、
政府が負債を減らすべきときとは、民間の負債増加速度が速過ぎる局面においてのみです。


  国債を発行していなければ、その分、国民の資産も少なかったのである。


まさしくその通りでありますね。
ただ、当ブログの前回記事のグラフ(↓再掲)


日本国内部門負債


で見ました通り過去10年ほどは
国債残高の増加ペースが民間の負債減少ペースに負けており、
民間と政府の負債合計が減少してしまっています。


  国債は政府の借金であり、
  日本の資産とは民間の資産から政府の借金を差し引いたものである。
  前述のように国債増加はそのまま民間資産の増加になるから、
  日本の資産も変わるはずがない。
  つまり、国債発行では日本は借金大国にはならない。

 

「国債は政府の借金であり、
 日本の資産とは民間の資産から政府の借金を差し引いたものである。」

の部分はちょっとだけ不正確なような気がしますが…

「国債増加はそのまま民間資産の増加になるから、
 日本の資産も変わるはずがない。
 つまり、国債発行では日本は借金大国にはならない。」

というのは、つまりは、上のグラフのようなことを意図しているのでありましょう。

・国債増加と入れ替わりに民間の負債は減っており、全体としては負債は増加していない。
・負債が増えたとしても、それは基本的にはそっくりそのまま国内部門の金融資産。

=>だから、「国債の残高増=日本は借金大国」というのは間違いだよーん

みたいな


  借金大国の可能性は国債発行とは無関係で、
  国民の消費意欲が高く、
  国内生産では足りない場合に出てくる。
  そのとき政府が需要を増やせば、経常収支が悪化して借金が膨らむ。


まさしく。
対外純資産は経常収支の累積を時価評価したものですので、
民間の需要が旺盛なときに政府も一緒になってバンバン国債を刷って財政出動すれば、経常収支が赤字化し、対外純資産が減ることになります。

といっても、日本は対外純資産が世界最大なんだから、
ちょっとくらい経常赤字になって、ちょっとぐらい対外純資産を減らしても、むしろ好ましいくらいでしょう。
経常赤字になれば円安に振れることになりますし(他国との金利状況にもよりますが)。

ただ、資源に乏しい(潜在的には乏しくないという説もありますが)日本は対外純資産はある程度のプラスを維持した方が良いかもしれません。



  しかし、現実は消費意欲が低く、
  生産力が余って経常収支は黒字である。
  こうしたときに政府が需要を増やしても、
  余った生産力が使われるだけで、
  日本の借金は増えない。


いやはや全くその通りですね!すばらしい!


  それでも次のような懸念がある。
  今のところ国債は、大半が日本人に保有されているからよい。
  だが外国人が持つようになったら、日本全体が外国に対して借金を負うから、
  借金大国になるというものである。
  しかし、これも杞憂(きゆう)である。


今回のこの「大機小機」の最も秀逸なのはここです。


  外国人が日本国債を保有しているとすれば、
  それは外国人が、自分の資産と引き換えに日本国債を買ったからである。

  すなわち、
  外国人の日本国債保有高が増える分
  日本人の外国資産保有高も増えている。

  外国に国債の利払いをすると同時に、
  外国から収益を受け取るから、結局は戻ってくる。  

  外国人が日本国債を買ったら大変という見方は、
  交換で日本人が外国資産を受け取ることを忘れている。



アメリカ人が日本国債を買おうと思えば、手持ちのドルを売って円を買う必要があります。

ということは、必ずその反対側で「円を売ってドルを買っている人がいる」わけですよね。

もう一つ付け加えておきますと、

外国人が日本国債を買った
→外国人が利息を受け取った
→もちろん、その利息は日本円(大抵の場合、円預金)


その日本円預金は何で運用されるでしょうか?

その円が外国人の間でどんどん売買され、
たらい回しにされる
としても、
円預金は円預金です。

その円預金は必ず運用先を求めて動きます。

基本的には日本の国庫短期証券(短期国債)で運用されることになるでしょう。

だから、何人が円預金を持っていようとそれだけでは政府は破綻しません。

破綻を来たすのは、
基本的には物不足で強度のインフレで中央銀行が国債の買いオペを放棄せざるを得なくなったときだけです。

強度のインフレであれば、
それを抑制するためにお金の量を減らし、金利を上げる必要
があるので、
中央銀行はそれ以上勝手にお金を増やせないからです。

「物不足で強度のインフレ」になるのは基本的にはこんな国くらいです:

・国民が全体としてよっぽどの怠け者でちっとも働かない
・国内の技術水準が余りにも低く、まったく国際競争力がない
・他国との全面戦争で敗北、本土をめちゃくちゃに破壊された
・内戦やテロで治安が最悪。まともな商取引が成立しない
etc

※自国通貨建ての借金の話は↓こちらもご参考下さい
【米政府破綻はあるか?【1】 】
【米政府破綻はあるか?【2】 】


それにしましても、


  外国人の日本国債保有高が増える分
  日本人の外国資産保有高も増えている。

  外国に国債の利払いをすると同時に、
  外国から収益を受け取るから、結局は戻ってくる。  

  外国人が日本国債を買ったら大変という見方は、
  交換で日本人が外国資産を受け取ることを忘れている。


↑この部分は本当に秀逸ですね!!!
少なくとも、
私はテレビや新聞の大手マスコミでこのような国際レベルで「反対側」にしっかり焦点を当てたことを言ったり書いたりしているのを聞いたり見たりしたのは初めてです!!!!!


さて、
今回の「大機小機」の最後の部分です:


  国債が問題なのは、日本の借金が増えるからではない。
  国債が重要な金融資産であり、
  発行しすぎて信用を失えば、金融危機が起こるからである。
  そうなれば、1990年代初頭のバブル崩壊や2008年の世界金融危機のように、
  人々が不安で倹約に走り、不況が悪化してしまう。


まあ、

「国債の増発そのものは何の問題も無いが、
 発行スピードが度を越すとエライことになるでー」


ということでありますね。
それは確かに仰るとおりであるのですが…


次は

「だから、今こそ財政出動+金融緩和じゃー
 (ただしデフレが終わるまでに限る)」


という結論の記事を期待!

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http://blog.with2.net/in.php?751771
クリック、ありがとうございましたm(_ _)


<著書紹介>
さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―
(2010/03/02)
廣宮 孝信


【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
 本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
 「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
 ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして本書の目的の第二
 本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
 国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
 おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
 つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
 そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
 この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
 本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
  こちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc
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コメント

31:

政府ってどちらかというと、
お金を刷って使う立場ですね。
財務省のミスリードによって、
政府が借金に追われて首が回らない立場という認識が国民に植え付けられたことがそもそもの誤りですね。

2010/08/27 19:28 | inadak #- URL [ 編集 ]
32:

久しぶりの更新ですね。 これからも期待しています。

2010/08/28 06:53 | 熊五朗 #4B3NfbaA URL [ 編集 ]
33:

http://twitter.com/isologue/status/22250863120
池田信夫教授が上記磯崎氏の主張に賛同する形で現在日経ビジネスで連載中の三橋氏の主張を批判・・・国家と企業を混同していいのだろうか。

2010/08/28 13:10 | 準備会合会長 #- URL [ 編集 ]
34:循環統計

2009年資金循環統計の各項目の資産負債のネット額(資金過不足)で、国全体をみた場合、企業、家計、金融機関のいずれもが、資産超過(合計44兆)で実質政府のみ(29兆)が負債を抱え、余った金を海外に投資(15兆)してるってことでしょうか?
時系列だとどんな感じなんでしょうね。
これって、今後政府の負債増加額が、その他の項目の資産増加額を上回った場合、海外部門の負債が減少し、突き進んで海外項目で海外からの借入のほうが海外への投資を上回れば資産側にのってくるということで良いのかな。

2010/08/28 15:59 | ukiuki #- URL [ 編集 ]
37: 

コメント33で紹介されてる池田信夫の文章はこれですね。
ttp://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51472821.html

2010/08/29 16:06 | jp@kansai #IFdljVkg URL [ 編集 ]
38:

>そんなうまい話があれば、政府も日銀もとっくにやっているはずだ。ニセ経済学は現象を単純に割り切って説明するが、本当の経済学は複雑でわかりにくい説明しかできない。それは現実が複雑だからである。

これはひどいですね。この方の程度の低さが、これ以上ないほど、文章に表れています。このような人が経済を語ることが出来る日本はどれほど低レベルなのでしょうか。

「それで良いなら誰かがやっているに決まっている」というのは、「黙っていても政府や専門家が正しいことをしてくれるに決まっている」という物凄い思考停止。はっきりいってこれ以上ないほどの、愚民、家畜の思考です。

現実がどうであるかなど関係なく、自身の思い込みが全てなのですね。

2010/08/30 08:12 | パピヨン #IKkcUeng URL編集 ]
39:

さらにいえば、物事を複雑にしか説明できないのは、エセ知識人であることの証明ですね。複雑なことを簡単に説明できるのが、物事の本質を捉えて説明できる本当の知識人。

世の中、ある程度複雑に見えることも、全体を見通して、何かしらの切り口を見付けていけば、そこまで複雑ではありません。それがわからないというのは、本当に呆れてものがいえません。

この池田信夫という方は、「自分は知識人ではない、頭の使い方を知らない、ただの頭の悪い人間ですよ」ということを自慢してしまっていますね。自分では頭が悪過ぎて、気付きようがないのでしょうが。

この方には、この本を読ませてあげたいです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4479771131/

2010/08/30 08:22 | パピヨン #IKkcUeng URL編集 ]
40:ルーカス・・・かな?

池田信夫いわく>そんな幻想は80年代までに世界各国で否定された

これってルーカス批判のこと?
ルーカス批判って今も通用してるんですか?

2010/08/30 11:43 | 紫波総合高校社会科 #- URL [ 編集 ]

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