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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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355:尖閣だけでない中国の布石

2010/10/05 (Tue) 02:07




ツイッターでブログ更新をお知らせしています!(←こちらをクリック)


↓政治ブログランキング、お陰様をもちまして遂に、

 25位になりました!!!


人気ブログランキングへ

皆様、ありがとうございます!!!



さて、投票アンケートですが、
今回も多数の投票&コメント、ありがとうございました^^

今回は900以上の投票を頂き、
皆様の尖閣諸島に対しての関心の高さを改めてひしひしと感じました次第であります。


昨日の政治ブログランキングINポイントが急速に伸びた

ジャーナリスト・水間政憲さんのブログ

【超緊急拡散《尖閣領有にトドメを刺す中国発行の尖閣の地図が、10月4日発売
『週刊ポスト』のモノクログラビアに掲載されます!》】

で紹介されていた『週刊ポスト』、私も昨日早速買ってみたのですが、
p.24に地図の写真が載っていました。

うーん、

中国発行の地図は明らかに、60年代と70年代以降とで全然違っていますね@o@





さて、本題です。

日経新聞2010年10月4日朝刊7面


 【ギリシャ国債 中国購入増
  外貨準備、外交に利用 
  EUに接近、米をけん制   】


  中国が世界最大の外貨準備を外交のカードとして使う姿勢を強めている。

  温家宝首相は2日、

  財政危機に陥ったギリシャの国債を積極的に買い増す考えを発表した。

  尖閣諸島や人民元の問題をめぐって日米との関係がぎくしゃくするなか、

  外貨準備を「武器」に外交交渉を有利に進めようという意図が浮かぶ。

  
  中国国営の新華社通信によると、

  ギリシャ訪問中の温首相は2日、同国のパパレンドウ首相との会談

  「中国はギリシャが新たに発行する国債を積極的な姿勢で引き受ける」

  と表明した。


  中国は外貨準備の運用先を決めるにあたって

  「安全性」「収益性」「流動性」の3原則を掲げ

  「政治的な判断が入り込む余地はない」(国家外貨管理局幹部)

  としてきた。

  しかし、リスクが依然残るギリシャ国債が3原則に合致するとは言い難い

  温首相が自ら購入拡大を表明したことからも、

  中国は公然と外貨準備の「政治利用」に踏み出したかのように見える。

  (後略)




まず、おさらいですが、

「外貨準備」は、簡単に言ってしまうと、

国全体の対外資産のうちの政府や中央銀行の持分です。

自然に増えるモノではありません。

その国の政府ないし通貨当局が意志を持って増やさないことには、増えません!


中国の外貨準備が「世界最大」(現在、2位の日本の2.5倍くらい)になっているのは、

中国当局が積極的な意図を持って外貨準備を増やした結果にほかなりません。


すなわち、中国当局が積極的に為替介入を行った結果であります。


(それゆえに、
 日本の対外純資産が世界最大であっても、
 日本はそれほど為替介入をやっていないので、
 日本政府および日銀の保有する対外資産≒日本の外貨準備高は、
 世界最大にならないのです。)



そして、日本の場合、外貨準備、つまり、為替介入の財源は基本的には

国庫短期証券(短期国債)

です。


しかし、

中国の場合は、

 3割ほどが、発行債券(多分、日本の場合の短期国債と同じ)

ですが、

 7割がたが、発行通貨と中央銀行の当座預金

と考えられます。

↓こちら参照。

【中国流「おカネの創り方」】
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-174.html


つまり、

中国の場合は、基本は政府の借金ではなく

おカネを発行して為替介入をし、

それによって外貨準備がガンガン積み上がっているのです。


ということはです。

日経の記事にある

「世界最大の外貨準備を外交のカードとして使う」

というのは少々不正確な言い方と言えそうです。


温家宝首相のいう

「中国はギリシャが新たに発行する国債を積極的な姿勢で引き受ける」

とか、

中国の国家外貨管理局が「外貨準備の運用」をする

とかいうものは、これは


中国が新たに、通貨=人民元を発行して、それを財源にギリシャ国債を買う

ということにほかならない、という可能性大です。



これって実は、

(1)ユーロに対して為替介入をする→中国の輸出に有利

それでいて、

(2)ギリシャや、ひいてはユーロ圏諸国に恩を売る

という二つの目的を同時に達成してしまうということになります。


自国に有利な為替介入をしておきながら感謝されまくるなんていう、

何ともおいしいシナリオになってしまいかねないということです。




「国の借金大変だー」とか

「政府紙幣を発行すると【はいぱあいんふれ】だー」とか

「憲法9条を唱えていれば、どこからも侵略されましぇーん」とか

寝ぼけたことを言って何もできずにいる日本と比べると、

なんとも好対照な中国さまでござりまする…



(ちなみに、

 中国では流通紙幣の2割ほどがニセ札なんていう説もあります。

 それでも、ちっとも【はいぱあいんふれ】になんてなっておりませんです…

 政府紙幣もヘッタクレもありません。



そして…

欧州に関しては、ギリシャだけでは無いようです。

以前もご紹介しました、

雑誌WEDGEの記事

からです。


今回も、

【インド洋を制する者、世界の経済を制す】
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-343.html



谷口智彦 慶応義塾大学院特別招聘教授

寄稿記事です。


中国が08年に破綻し、米国からも冷たくされたアイスランドを支援しているというお話です。

記事によれば、それは

両国の中央銀行

通貨スワップで人民元とアイスランドクローネを用意し合い、

両国間の貿易で、ドルではなく、直接お互いの通貨で決済できるようにするというもの

になっているそうです。


これによってアイスランドは、ドルを用意する必要がなく、外貨の資金繰りが楽になるのだとか。

この方式を中国はベラルーシにも適用しているそうです。


で、中国の狙いはというと、谷口氏は

氷が解けたあと、重要な物流ルートになるであろう北極海航路の確保をしたいから

と解説しています。




中国のなんというしたたかさでしょうか…




ところで、

日経新聞2010年10月4日夕刊1面


 【人民元巡る米制裁法案 中国首相が不快感】

  中国の温家宝首相は、
  …
  米議会で検討されている中国の人民元安を事実上対象とした対中制裁法案について
  「米議会の一部は完全には中国を理解していない
   問題を政治化させようとしている」と述べた。

  その上で「(政治問題化は)正しいことだと思わない」と語り、
  不快感を示した。

  米国
  人民元相場が過小評価されているとして、一段の上昇を求めている

  特に米議会は強硬姿勢を強めており、下院は本会議で対中制裁法案を可決済みだ。


  
ということで、

中国は何だかんだ言って
これまでどおりに為替介入は出来ないようになるかも知れません。


「アメリカは間違っている!」

声高に主張しながら、

実際には批判をかわすため人民元を対ドルで少しずつ上げていくかも知れません。

(但し、上げたとか下げたとか一切の説明なしで^^;)


でも、上記のように


・ユーロについては、恐らく、

 感謝されまくりながら、為替介入をしっかりやるのではないでしょうか…。


または、仮に、為替介入を一切しなくなるとします。


さて、ここで

【米国も為替介入してた!? 】
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-date-20100923.html

で作った↓このグラフ



外貨準備高推移



よくよく見てみますと、


中国は過去4年間

外貨準備を1.7兆ドルくらい増やしています。

1ドルを仮に90円とすると、

4年間でだいたい150兆円ほど外貨準備を増やしています。


先ほど、振り返りましたように、

その外貨準備の財源はおそらく大半が通貨発行(お札や中央銀行の当座預金)です。


仮に、為替介入をやりにくくなったとして、

その分のその通貨発行による財源

そっくりそのまま内需拡大に振り向ければどうなるでしょうか?


もしかしたら、

プラザ合意で急激に円高になった日本経済が、内需拡大により前にも増して絶好調になったのと同じ現象が起きるとしたら…?

人件費の高騰で輸出競争力が低下して…

というのが問題であれば、

外貨準備に使っていた通貨発行による財源をそのまま、製造業の人件費の補助金に回したとしたら…


4年で150兆円ということは、

1年あたり37.5兆円です。

いま、中国のGDPは日本と同じくらいですから、

それだとGDPの8%程度に相当します。

この巨額の財源を使えば、とにかく色々なことができてしまいます…





などと想像していると、何やら空恐ろしい気持ちになって来ましたが…






日本がやるべきことというのは、


・尖閣の問題などについては、

 しっかりとした根拠に基づき、

 しっかりと自国の立場を国際社会にたいして発信する



・おカネを創り出すことによって、

 景気対策をしっかりやっている

 (これまではおカネを創り出すことによる為替介入。

  これからは内需拡大(?))

 中国さまの経済発展に頼りすがるのは

 もう止めよう!


・日本は、

 自分自身もしっかりおカネを創り出すことによって

 内需を拡大し、

 自分自身の経済発展に依存すべし!


・そういったことを通じて、中国とはしっかり対等に渡り合う


 そういう自力本願志向が大事なのではないかと思う今日この頃…


と思われた方は、

↓こちらのリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m


人気ブログランキングへ
http://blog.with2.net/in.php?751771

クリック、ありがとうございましたm(_ _)m


<著書紹介>
さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―
(2010/03/02)
廣宮 孝信


【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
 本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
 「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
 ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして本書の目的の第二
 本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
 国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
 おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
 つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
 そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
 この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
 本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
  こちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc
 










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コメント

106:

シナ怖すぎ、個人的な資質でいえば、日本人は絶対に負けないと思うけど、こういう陰謀とか戦略ごとになると血筋なのかな?凄まじい悪知恵が働くという気がします。廣宮さんも時々書かれているように日本人って、歴史的にも色々な戦う頭脳は持っていたと思うんですけど、敗戦ショックとGHQの洗脳でそういう遺伝子を抜き取られてしまったように感じます。

ところで廣宮さん。
【中国が新たに、通貨=人民元を発行して、それを財源にギリシャ国債を買うということにほかならない、という可能性大です。】
この、前後の記事を引用させてください。私のブログの記事にしたいんですけどいいですか?

2010/10/05 23:11 | keinoheart #M0Gv5u3s URL編集 ]
107:

少し気になったことがあります。
中国はバンバンカネを刷りまくりましたが、今は土地バブルになっているようにも思えます。あそこまで行くとカネを刷りまくるのもどうなのかという気がしました。
程度の問題なんでしょうけど。個人所得とのバランスなんでしょうか。物価が上がっても給料もそれなりに上がっていれば問題ないということでしょうか。しかしアレだけカネを撒いてもいいのなら日本はもっといろんなことができそうですね。早くマネタイゼーションに踏み出してほしいです。



2010/10/06 16:25 | にゃにゃ #wLMIWoss URL [ 編集 ]
108:管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010/10/07 01:34 | # [ 編集 ]
109:

私も疑問に思ったことがあります。
前にも書きましたが知識不足ゆえの疑問ですので、その点はご勘弁下さい。
誤解があったらぜひご指摘頂きたく思います。

中国が人民元をバンバン刷りまくって、その増やした分を国内に向けずすべてギリシャ国債等の購入に当てた場合、国内のインフレ率に影響をあたえること無く、対ユーロ人民元安を維持できる、という事なのでしょうか?
中国の外貨準備高が増えていくとして、他への波及というか、弊害みたいなのはないのでしょうか?
まあ、アメリカの対中制裁法のように、対外的に反発は食らうでしょうが。
いくらでも購入できるとなると、『打出の小槌』みたいな話で、なんか腑に落ちません。

ところでブログランキング、いつの間にか22位まで上がってきましたね!
最近、順位が上がっていくのを見るのが、自分のことのように楽しみですwww

2010/10/07 12:14 | Allsunday #PPNfJyyw URL [ 編集 ]

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