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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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359:日銀、株と不動産の買取へ

2010/10/09 (Sat) 18:39





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皆様、ありがとうございます!!!


さて、本題です。


とりあえず↓この話題から



日経新聞2010年10月6日朝刊1面

【日銀、4年ぶりゼロ金利】




で、興味深い部分だけ要点を書き出してみますと



☆ゼロ金利政策
  無担保コール金利(翌日物)目標を0~0.1%程度

☆長期の緩和を約束する「時間軸」の明確化
  「消費者物価上昇率でみて1%程度が中心」
  の中長期的な物価の安定が展望できる情勢になったと判断するまで、
  ゼロ金利政策を続ける

☆5兆円の資産買い取り
  ・長期国債と短期国債 3.5兆円(日銀券ルールと別枠)
  ・CPと社債 1兆円
  ・上場投資信託(ETF)不動産投資信託(REIT)なども買い取る

☆35兆円基金の創設





うーん…

日経の記事だけだと、

「5兆円の資産買い取り」と「35兆円の基金創設」の話がちんぷんかんぷんだったので、


日銀のHP

総裁記者会見要旨 2010年10月5日(火) 午後3時半から約60分
http://www.boj.or.jp/type/press/kaiken07/kk1010a.pdf

を見てみますと、




第3に、資産買入等の基金の創設です。

具体的には、
国債、CP、社債、
指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)など
多様な金融資産の買入れと


固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションを行うため、

臨時の措置として、
バランスシート上に基金を創設することを検討することとしました。



基金の規模は、

買入資産(5 兆円程度)と、
固定金利方式・共通担保資金供給オペレーション(30 兆円程度)を合わせ、

35 兆円程度とすることを軸に検討します。



ははあ…

でもって、

固定金利方式・共通担保資金供給オペレーション

というのが何かというと、要は

日銀から金融機関へ

有担保、固定金利による貸付

です。

 ↓参照
 共通担保資金供給オペレーション基本要領
 http://www.boj.or.jp/type/law/ope/yoryo33.htm


ということで、

35兆円の基金というのは、久方ぶりに簿記3級的に仕訳(日銀主体で)を書いて見ますと


☆資産買い取り

  (資産増加)国債(長、短) 3.5兆円 / (負債増加)当座預金 3.5兆円
  
  (資産増加)CP、社債 1兆円 / (負債増加)当座預金 1兆円

  (資産増加)ETF、REITなど 0.5兆円 / (負債増加)当座預金 0.5兆円

☆固定金利方式・共通担保資金供給オペ

  (資産増加)金融機関への貸付金 30兆円 / (負債増加) 30兆円

-----

☆まとめると、

  (資産増加)国債、ETF、REITや貸付金 35兆円 / (負債増加)当座預金 35兆円



という形になります(と思います)。




要は、

・政策金利ゼロ

にした上で、
それ以上は政策金利は下げようが無いので、
「当座預金の目標額を増やす」=「量を増やす」 という

・量的緩和

もやるぞ、ということですね。


それに加えて、

今回の目玉

(1)日銀券ルールの枠外で長期国債を買い取る

(2)ETFやREITを買い取る

という点にあろうかと思われます。


あ、ここで、

日銀券ルール

のおさらいですが、

長期国債をお札の発行残高(現在約76.8兆円)までしか買い入れない

という、日銀の内部ルールです。


で、

今回はこの日銀券ルールの事実上の撤廃?

ということになります。


しかしながら、

今回の日銀券ルール枠外で買い取る長期国債
あくまでも残存期間1~2年程度の短いもの中心とのことですし、

そもそも短期国債は元からこのルールの枠外です。


それに、

日銀券ルールに従ってもまだ20兆円以上の枠が余っています。

よって、

「(1)日銀券ルール事実上の撤廃」は、
それほど驚くほどのものでも無さそう
です。


それよりも何よりも、やはり

「(2)ETFやREITを買い取る」

これが凄いことだと思います。


ETF買い取りは、要は日銀が株を買うことですし、

REIT買い取りは、これは日銀が不動産を間接的にでも買うことに他ならないからです。


ETFやREITは、そりゃあもう国債と違って凄まじく価値変動するものですから、

日銀にとってはかなりリスクの高い「投資」になります。

ということで、

これは日銀による「株価や不動産価格をなんとしても上昇させるぞ」

という決意表明と受け取れるのではないでしょうか。


というくらいのかなり踏み込んだ決断と言えるでしょう。


ちなみに、

一年半ほど前当ブログで、

深尾光洋・慶大教授による「日銀は株や不動産を買え」という提言

↓紹介していました。


 【日銀と国債と株と不動産の物語】
 http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-197.html


いやあ、
本当に日銀が実行することになろうとは、かなり衝撃的 V@0@Vです。



ところで、

WEDGE 2010年10月号 p.22に

京都大学大学院 人間・環境学研究科教授 佐伯啓思氏(社会経済学・社会思想史専攻)

ケインズ


説得論集
ケインズ説得論集


引用しながら↓こんな記事を書かれています。



 【ケインズを再び呼び戻すデフレ経済】

  …
 
  [中央銀行の金融緩和でデフレが解消されない理由]

  …中央銀行いくら貨幣供給を増大させても限界がある、

  とケインズはいう

  「単純に信用を拡大し、国内での具体的な使途を準備しない場合には、
   増加した信用のうちかなりの部分が外国人に貸し付けられ
  るからである。

  だから
  「銀行信用の拡大はおそらく、
   雇用増加の必要条件だといえようが、
   国内投資の計画によって拡大した信用を吸収する準備を整えておくことが、
   信用を安全に拡大するための必要条件
  ということになる(「景気拡大の政策」1929年、前掲書所収)。

  …

  要するに、グローバル化された経済のもとでは、
  デフレを克服するには政府の公共投資しかない
  というわけだ。
 




うーむ、これは凄いです。

単純に信用を拡大し、国内での具体的な使途を準備しない場合には、
 増加した信用のうちかなりの部分が外国人に貸し付けられ

ってことは、つまり、


金融緩和→低金利→キャリートレードで海外投資(例:円を借りて原油先物を買う)

というような2000年代半ばに実際に起こったような流れを、

ケインズは80年以上前から予見していたわけですね @0@


しかも、当ブログや私の著書死ぬほどしつこく書いていますが、

01年から06年の量的緩和をしていた時期、

・日本政府はケインズとは逆。支出を減らし、公共投資を減らした

・民間の資金需要は増えず、民間企業の借入金はむしろ減った

名目GDP成長率は文字通り世界最低だった

のであります。


ということで、


この金融緩和

の効果を確実に

国内景気の拡大

(少なくとも、名目成長率世界最低を脱却!!!)

つなげるために必要なのは


「国家安康」

じゃなかった、

「財政出動」

4文字ですね♪

と思われた方は、

↓こちらのリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m


人気ブログランキングへ
http://blog.with2.net/in.php?751771

クリック、ありがとうございましたm(_ _)m


<著書紹介>
さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―
(2010/03/02)
廣宮 孝信


【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
 本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
 「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
 ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして本書の目的の第二
 本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
 国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
 おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
 つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
 そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
 この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
 本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
  こちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc
 
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コメント

113:感想

私は下記(↓)のような感想を持ってました。

日銀0金利復活への雑感:①日銀が「借金を増やす政策」なんぞいくら打ってもやるだけ無駄。今やらなきゃならないのは政府が直接借金を作る事。 ②日銀の5兆円基金設立なんて狂気の沙汰、ただでさえ預金超過額が溢れ返っているのに。日銀による民業圧迫以外何ものでもない
http://twitter.com/bungoemon/status/26504061257

日銀の白川総裁のやるべき事は「国債をジャンジャン発行して、財政をバリバリ拡大しろよ!ケツは日銀が拭いてやるから」とコメントすることのみ。
http://twitter.com/bungoemon/status/26506839595


国債買い取りに対してはあまり評価してませんでしたが、「(2)ETFやREITを買い取る」って本気なんでしょうか?

2010/10/09 19:08 | 文五衛門 #xDAphGEQ URL編集 ]
114:ETFやREITへの介入も良いですね

日銀の良さは手っ取り早くタイムリーに行動できることだと思います。
公共投資の方がお金が隅々まで周り良いのですが、
反対者がいたりして計画して実行するのに困難が有ります。それを計画して実行するのが政治家の仕事ですが、給料払ってやっているのに彼らは全然仕事をしません。
リーマン前に土地や株が上がって景気が良くなったことを考えると、少しは期待できます。

2010/10/09 23:56 | inadak #- URL [ 編集 ]
115:最後のところ

揚げ足を取るようで恐縮でありますが、

×じゃかかった
○じゃなかった

ですね。

2010/10/09 23:58 | ネス #NgDLdiQA URL [ 編集 ]
116:知らなかった・・・

日銀が「ETFやREIT」を買うとは知らなかったです。

でも・・・相変わらずPR不足で市場も反応していませんね。
もっと強いメッセージとして発信すべきなんだけど「やりたくない」って心理がブレーキをかけているんでしょうね。


追伸
 ※お久しぶりです。豚角煮の時に議論していました。
  私は最近は肉や魚の味噌漬け作りにはまっています。(笑)

2010/10/10 08:09 | きんちゃん #G0VbINhw URL [ 編集 ]
117:Re: 最後のところ

ありがとうございます。訂正しました~^^

> 揚げ足を取るようで恐縮でありますが、
>
> ×じゃかかった
> ○じゃなかった
>
> ですね。

2010/10/10 15:11 | 廣宮孝信 #- URL [ 編集 ]
118:

週刊エコノミスト10月12日特大号(多分10月4日の発売)に、

解き放て 円高の呪縛

と題して、円高だから景気が悪くなるわけではない、とか
日本は輸出立国というのは間違いであるとか書かれていました。
円高=不景気になる、日本は輸出立国、という間違った”常識”は
確実に崩れつつあります。

この調子で、国の借金に対する誤解も解けていけば”日本復活”なんですがね。

2010/10/11 11:00 | 日本を守り隊 副隊長 #WAGKI5Bs URL [ 編集 ]

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