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皆様、いつも応援ありがとうございます!!!
皆様、お久しぶりでございます。
選挙に関しましては「今は何も言えねえ」(水泳の北島選手風。もはや古い?)ということでお願い致します。とりあえずは足利尊氏のように一旦は西へ西へと退きます。といっても九州までは行きませんが^^;。
その尊氏公が捲土重来、大勝を得た地、とだけ申し上げておきましょう。
久方ぶりのブログ、何をとりあげようかといろいろ思案しておりましたが、中国について書いてみたいと思います。
というのはお金の問題です。
日本における震災復興については財源問題が非常に大きな壁になっている雰囲気でいっぱいです。
「いや、首相の資質が…」とかいろいろあるよと言われるかも知れませんが、それについては今回は、というか当ブログではあまり取り扱いません。悪しからず、ご了承下さいませ。
さて、
財源がない→増税
と短絡的に行ってしまう前に、中国の
「人民元を刷って、ドル買い元売り→為替安を保って巨額の経常黒字→政府の赤字を小さくしながら経済成長」
という仕組みをおさらいしておきましょう。
まず、
「為替安を保って巨額の経常黒字→政府の赤字を小さくしながら経済成長」
について、改めて説明しておきましょう。
私が常々申し上げているマクロ経済を理解するための大原則、
「誰かの赤字は他の誰かの黒字」
からこの結論は導き出すことができます。
図1
まずは、
「日本政府の赤字は日本政府以外の黒字」
です。
「日本政府以外」というのは、日本政府を除く、残りの世界全て、ということになります。
まず最初に
世界全体の収支はゼロ!!!(赤字も黒字もなし)
ということから出発しましょう。
そうすると、日本政府が赤字、ということは、日本政府以外の世界全体は必ず黒字、となります。
次に、日本政府と日本国内の政府以外(=日本の民間部門)の赤字と黒字を合計すると、これは経常収支と一致します。日本の経常収支は黒字なので、
日本全体の収支は黒字になります。
そして、世界全体の収支は必ずゼロなので、
日本以外の世界全体の収支は赤字、ということになります。
図2
ここまでの話を算式にして表現すると
政府収支+民間収支+日本以外の世界全体の収支=0
あるいは
政府収支+民間収支=経常収支
となります。
これ以降、算式を用いて説明すると分かりにくくなると思いますので、図を用いて説明します。
図3
中国ではお金をたくさん発行することによって(といっても紙幣ではなく当座預金)、為替安を誘導し、
それによって経常収支を大きくし、
大きな民間の黒字を保ちながらも政府の赤字を小さく抑え、
「国の借金が大変だー」
とは言われないようにやっているわけです。
で、どれだけ中国はカネを刷りまくっているかというと…
10年で160兆円
1年で56兆円
というような具合です。
図4
1元=12.5円で円換算
そして次に、中国が特徴的なのは、
中国は政府の赤字を抑えながらも、政府支出をかなりハイペースで増やしていることです。
図5
09年までの10年間で79兆円増(+480%)、
08年から09年の1年だけでも17兆円増(+22%)
という勢いです。
日本で「国の借金が大変だー」と寝言を言っている間に、
中国では上記のようなシステムで経済の規模、および、政府の規模を順調に拡大しております。
「GDPは日本を追い抜いた」ということはマスコミ報道で話題になっておりましたが、
軍事費もしっかり追い抜かれております。
図6
簡単に言ってしまえば、
中国はお金をじゃんじゃん発行することで経済成長と軍隊を買っているようなものです。
さて、お金を刷りまくって心配なのはインフレですが、
少なくとも中国ではハイパーインフレは起こっておりません。
図7
90年代半ばの30%近いインフレ率と比べると、大したインフレとは今のところなっておりません。
破綻したギリシャと同じくらいのインフレ率です、というと結構なインフレかとも言えますが、せいぜい数パーセント程度という状況です(中国の統計を信じれば)。
とはいえ、少なくとも事実として、最近実際に中国に行ってきた人に様子を聞いても、どうひいき目に見ても「はいぱあいんふれ」は…
【日本はいぱあいんふれになるぞ教団】の皆さんが日ごろから口にしていることから考えると、中国はとっくの昔に「はいぱあいんふれ」になって破綻していなければならないような気がしますが、誠に残念ながら、「はいぱあいんふれ」は起こっていません。
もちろん中国、あり過ぎるくらいに色々と問題はあると思われますが、まあそれはまた後日書いてみたいと思います。
とりあえず、端的に事実(あくまでも報告されている情報としての事実)をまとめてみますと、
中国は
・最近の過去1年で人民元を56兆円も増発、ちなみにリーマンショック後からだと100兆円増発。
・これだけお金を増発しても残念ながら「はいぱあいんふれ」は起こっていない
・GDPを膨張させながら政府総支出も1年で17兆円も増加。10年で80兆円近く増加。
・国防費は隠れ予算を除く、堂々と発表している分だけでも、とっくの昔にあっさり日本を追い抜いている
国の借金大変だ→だから復興のためには増税だ!
と寝言を言っていると、震災からの復興どころか、日本列島はまるごと餃子みたいにペロリと飲み込まれてしまいかねません。
「いかんいかん。いまからおいしい餃子の作り方とご機嫌の取り方をしっかり習得しておいた方が良いなー^0^」
じゃなかった、
「経済規模がほぼ同じくらいの国で、1年で56兆円程度刷ったところでちっとも【はいぱあインフレ】にならないことは、お隣の中国人が実地に証明してくれているアルよ。」
「今こそ中国人もビックリするほどおカネをじゃんじゃん刷って、素早い復興と日本の競争力を高める投資に使い、世界を驚かせてやるべきじゃ!」
と思われた方は、
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クリック、ありがとうございましたm(_ _)m
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おそらく、
日本の成長は諦めてアメリカの成長に期待しているのでしょうね ?
政府の意図はおそらく。
・日本が資源開発を考えてメタンハイドレード等に投資しても期待できない。
・成田と羽田をリニアで結んでも意味が無い。
・とにかく、日本への投資は全て意味が無い。
やはり、アメリカに投資したほうが良い。
全てを諦めているのですね。
2011/05/02 12:18 | inadak #- URL [ 編集 ]