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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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390:IMF、日本に増税要請!?

2011/06/18 (Sat) 21:01
 






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皆様、いつも応援ありがとうございます!!!

 

【IMF、日本に消費税を段階的に15%へ引き上げるよう要請

 ロイター 2011 06 17

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21748320110616

 増税を要請(ロイター)

 


ほへー

 

 

 

さて、その元となるIMFの文章を見てみますと

Raising the Consumption Tax in Japan: Why, When, How?

http://www.imf.org/external/pubs/ft/sdn/2011/sdn1113.pdf

 

その増税の目的は

 

Japan faces a difficult road in restoring its fiscal health.

With limited room to reduce non–social security expenditure and spending pressures from an aging society, new revenue measures must play a central role in a medium-term strategy to bring down Japan’s high level of public debt. (p.3)

 

社会保障以外の歳出削減の余地は限られており、かつ、社会保障費は高齢化で増加圧力があるため、中長期的な財政再建や財政健全化のためには、新しい歳入が必要不可欠(意訳)

 

ということで財政再建のための増税をIMFが要請!

 

なんだとー?

そんなナメたこと言いやがるんだったら…

 

1000億ドル(695SDR8兆円)の日本からIMFへの融資枠

IMF Standing Borrowing Arrangements

June 07, 2011

http://www.imf.org/external/np/exr/facts/gabnab.htm

 

(たぶん、麻生政権時の例の1000億ドル、当時のレートで10兆円、というやつがまだ残っている模様。あくまでも日本の貸付残高ではなく融資枠です。)

 

があります。

 

それと、

IMFに対する出資金133SDR220億ドル、1.7兆円)もありますね。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/10_hakusho/index_shiryo.html

ODA白書 財務省)

 

ということで、

そんなに財政難だというなら、

「うちの国は財政難なので1000億ドルの融資枠は撤廃、220億ドルの出資金もすっぱり引き上げ、ということにしてやるぞ、この野郎!」

 

と言ってやろうかと思ったら…

 

あれ、ちょっと様子が違うぞ…

 

 

IMFの文章(p.2)にはこんな文言が

 

DISCLAIMER: This Staff Discussion Note represents the views of the authors and does not necessarily represent IMF views or IMF policy. The views expressed herein should be attributed to the authors and not to the IMF, its Executive Board, or its management. Staff Discussion Notes are published to elicit comments and to further debate.

 

このスタッフ討議ノートは著者らの見解を表すものであり、必ずしもIMFの見解やIMFの政策を表すものではない

 

おーい、ロイターさん。
どこが「
IMF
の要請」
 
なんじゃー!!!!!!!

 

これは、ロイターから日本政府の要請?

 

それとも、どうしても増税したい某省庁のロイターへの「要請」と書いてくれや、という要請??

 

 

まあ、それはさておき。

仮に日本のみならず、全ての政府が財政健全化を目標、というか実施したとしたら、この世界はどうなるでしょう?

 

つまり、全世界の政府の財政黒字化です。

 

いつも書いてあるように、

世界中の政府の財政赤字=世界中の民間部門の財政黒字

 

の関係があります。

 

これは、貨幣価値経済においては、どんな天変地異が起こっても、宇宙人がせめて来たとしても…仮に宇宙人がどこかの国のリーダーになったとしても、変わることのない原理原則です。

 

で、

世界中の政府が黒字化したとすると、当然のことながら世界中の民間部門の財政が赤字化します。

 

これが長期的に続くとします。

 

世界中の政府が累積黒字、つまり貯蓄を増やし続けます

世界中の民間部門が累積赤字、つまり借金を増やし続けます。

 

もはや民間部門は貯蓄するどころか、毎年のように借金を借金で返し、さらに借金を増やし続けるウルトラ自転車操業を続けることになります。

 

で、その民間にカネを貸すのは誰か?

 

現在のように民間部門が政府部門にカネを貸す。民間の貯蓄と政府の借金がそれぞれ増え続ける、のとは逆に

政府が民間にカネを貸し、政府の貯蓄と民間の借金がそれぞれ増え続ける、という変てこな世界になります。

 

これでは正に世紀末。YouShock!!!

 

 

財政再建とか財政健全化がいつでもどこでも絶対的正義になってしまったとするというのは、これほどまでにおぞましい世界になるということです。

 

まあ、現実には世界中で武装蜂起、武力革命が起きて、結局は貯蓄を増やし続ける民間部門と借金を増やし続ける政府部門というあるべき世界に戻ることになるでしょうが。

 

 

ところで、ここで頭の中で貨幣価値経済を放棄し、物々交換経済の世界を考えてみましょう。

 

民間部門はみんな奴隷とします。農奴といっても良いかもしれません。

そして、政府部門は武装集団で民間部門を統治しています。

 

民間部門たる農奴はひたすら農産物を生産します。そして、政府部門たる武装集団はただただ受け取るだけです。まれに、外敵が攻めて来たときは追い払うというサービスを提供するかもしれませんが、「カネ」の代わりになる農産物は、政府部門はひたすら受け取るだけです。

 

政府部門は自分たちで食べきれる以上の農産物を受け取り、農奴を追い使って時には自分たちが住む豪邸を建築させるかも知れません。とにかく、貯蓄はたまる一方。

 

ところが、物々交換経済の世界では、不思議なことに、貯蓄が増え続ける部門がある一方で、借金が増え続ける部門が存在しなくても成り立ちます。

 

農奴も、政府部門がよほどあくどい、アコギな連中でなければ、豊作のときの余剰の農産物を貯めておくことが可能です。

 

しかし、この世界ではおカネはなく、よって、金融資産というものが存在せず、かつ、負債も存在していません。よって、金融純資産が差引きゼロですが、「金融純資産が差引きゼロ」というのは現在の経済制度でも全く同じです。

 

もちろん、現在の経済制度でも「モノ」自体は金融資産・負債の外に存在しています。

これについては

 

【株・不動産は純資産〔補足〕】

http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-88.html

をご参照下さい。

 

現在の経済制度では、おカネは必ず負債です。日銀券は形式上、日本銀行の負債ですし、政府発行のコインも資金循環統計では形式上、日銀の負債となっています。また、通貨の主力である銀行預金もまた銀行の負債です。

そして、そのマネーの主力たる銀行預金という負債が増えるには、その相手方となるべき金融資産が増える必要があります。その金融資産は必ず政府または民間部門の負債(借入金や債券など)であります。

 

マネーの継続的増加(安定的増加)がなければ、経済成長はありません。それは必然的に政府または民間部門の負債が増え続けることを意味します。

政府が財政健全化を志向し、借金を減らすことを志向する中で経済成長が必要、というのであれば、これは民間部門が政府が借金を減らす以上に借金を増やし続けなければなりません。


財政健全化を叫ぶ人々は、ご自身が借金を増やし続ける自転車操業的な経済生活を死ぬまで続ける覚悟はあるのでしょうか?
もちろん、あなたのお子さんなどの法定相続人にも絶対にその借金を相続放棄させないという覚悟も必要です。相続放棄になれば借金がチャラになってしまい、マクロとして負債が減ってしまうからです。それくらいのことがなければ、政府の財政健全化はできませんが、それで良いのですね?国の借金を減らすというのはそういうことです。それだけのことをする覚悟はありますか?

あるいは、銀行があなたにひたすら貸し込み続けてくれるという自信はおありでしょうか?


民間部門の借金漬け生活が長続きしないのは、数年前にアメリカ人やアイスランド人が証明してくれていますが、それでもどうしてももう一度挑戦したいのでしょうか?

 

今の経済制度において、安定的に経済成長を続けるためには、政府が赤字を続け、借金を増やし続ける以外には基本的に道はありません。

 

 

それともう一つ、別の見方を提供しておきますと、税金というのはいわば、「民間部門の資産の、政府による合法的収奪」です。つまり、増税してくれ!と言っている人は「私の資産をもっと収奪してくれ!」と言っているようなものです。そんなに自分の資産をもっと収奪して欲しいのなら、勝手に政府に寄付してくれれば良いのであって、よそ様の懐にまで手を突っ込んで来んといて!と言って差し上げたい今日この頃です。

 

これがインフレでどうしようもない、というのなら増税すべきを声を大にして言いたいですが、今の日本は世界最高水準のデフレです。なんで、デフレ圧力である増税を、デフレのときにしろというのですかね?そんなにデフレで給料や年金が下がっていくのが大好きなのかしら?私にはさっぱり理解できません。

 

そういえば、昨日のNHKの夜9時のニュースで

 

増税は必要。このままだと国債が暴落したらどうたらこうたら

 

といっているどこかのアナリストか何かの人がいましたが。

 

 

聞きたいのですが、暴落ということは誰かが売り込まないとできませんね。

 

・誰が売り込むのでしょうか?具体的にどこの銀行や保険会社が、どれだけの金額を売りに出すのでしょうか?

 

・その銀行や保険会社は、満期まで待っていれば100で返ってくるものを、わざわざ途中で90とか80とかで売って損失を確定させる必要性がどこにあるのでしょうか?

 

・仮に売ったとして、その売却によって受け取った代金である日本円預金という銀行の負債の相手方としての金融資産は国債以外で何があてがわれることになるのでしょうか?日本円預金はどこまでも日本円預金として存在していますが。

 

・それで円安になったら、今は円高で困っているのだからちょうど良いのでは?円安になれば、対外純資産が円換算で増大し、かつ、輸出が伸びて経常黒字が大きくなり、経常黒字が大きくなれば必然的に政府の財政赤字も縮小しやすくなり、つまり財政が健全化しやすくなりますが、それは嫌ですか?

 

・その前にそもそも国債はほとんど全部円建てなので、日銀はいくらでも当座預金を増やして買い込めますが、それでどうやって暴落するのでしょうか?その原理を具体的に教えてください。

 

・アイスランドは08年に破綻する直前の年まで4年連続で政府は財政黒字、かつ、公的債務GDP比も50%台でしたが、なぜ破綻したのですか?政府が黒字化し、借金が減ったからといって破綻しない保障がどこにあるのですか?

 



 
「それにしても、ロイターが勝手にIMFが日本政府に増税を要請したことにしているのには、びっくらこいたぜ!」

と思われた方は、
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http://blog.with2.net/in.php?751771
クリック、ありがとうございましたm(_ _)m 
 




<著書紹介>
さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―
(2010/03/02)
廣宮 孝信


【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
 本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
 「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
 ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして、本書の目的の第二
 本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
 国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
 おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
 つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
 そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
 この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
 本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
  こちら→
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc


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コメント

384:

財政健全化ではなくて、財政衰退化ですね。

財政黒字って、要するに政府が過剰貯蓄するようなものですね。
民間が過剰貯蓄で問題になっているのに、なんで政府まで過剰貯蓄しなければならないのか……。

2011/06/19 07:08 | シント #- URL [ 編集 ]
385:管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2011/06/19 08:51 | # [ 編集 ]
386:

日本メディアが盛んに、「IMFが増税しろと言っている!」と報道してたので、これは嘘だなぁ~と思っておりましたw

見事に証明いただき感謝いたします^^

2011/06/20 11:22 | Xマン #- URL [ 編集 ]
387:

少し気になったのですが、政府は財政再建をする必要はそもそもないんでしょうか?(対GDPで国債残高比率を下げる行為という事にして) それともありますか?
ある場合、どうやればいいのでしょうか?

2011/06/20 17:38 | にゃにゃ #- URL [ 編集 ]
388:

政府の財政再建は、
確率的に国全体の不幸になりますね。
通貨発行権の有る政府が借金を全て引き受けたほうが混乱が少ない。

2011/06/20 19:43 | #- URL [ 編集 ]
389:日本は将来IMFの世話になる?

いつも楽しく拝読しています。IMFの件について、私はちょっと違う考えをもっています。

日本人が日本国債の95%を保有していることは、国債が急落しても日本人以外は痛くも痒くもない事実の裏返しです。つまりIMFにでも頼らなければ、誰も助けてくれない。

少子高齢化で貯蓄の取り崩しが進み、国内の投資余力は低下します。銀行、ゆうちょ、生保、年金基金といった主要な買い手たちが、今後はむしろ売り手に回る可能性すらあるでしょう。(参考「みんなの海外投資」)
http://www.minkaigai.com/archives/category/saigoni/kikiteki

最後の砦の日銀がせっせと国債を買っておカネを刷ることは、将来的に金利上昇を招いて自分の首を絞めかねません。日本の累積債務の対GDP比率は、史上最悪。一度、発散したら、国民が受ける痛みは計り知れません。

2011/06/24 10:58 | 海外投資で日本から逃避 #t.yCzdAA URL編集 ]
390:

海外投資で日本から逃避 様
一つご質問させていただきます。

>国債が急落しても日本人以外は痛くも痒くもない事実の裏返しです。
この国債が急落するということは、どのような状態なのでしょうか?

ご紹介のHP上では、日本の貿易収支が赤字の領域に移行しつつあると書いてあるのですが、現在の日本は海外に投資をして配当を得るということで、貿易収支よりも所得収支の黒字が大きく、経常収支が赤字になるとは思えないのです。
また、国債に対するリスクは基本的にはゼロという状況です。国内の機関投資家が売り手になる状況というのは、海外投資を進めることになるということなのでしょうが、結局国内に所得収支という形で金融資産が増える状況になると思うのですが・・・

このような現状で、国債が暴落する状況というものについて、詳しくお考えを述べていただけると幸いです。



2011/06/24 12:01 | Xマン #- URL [ 編集 ]
391:海外投資で日本から逃避 殿へ

> 少子高齢化で貯蓄の取り崩しが進み、国内の投資余力は低下します。

取り崩した貯蓄(=現金化されたお金)は何処にいっちゃうの? 消えてなくなっちゃうの? バカなの?
、、、 一般的な破綻原理主義論と変わらない様にしか見えません。

貯蓄が取り崩された場合、そのお金は消費に使われる訳で、消費されると言うことは売った側の企業の収入となり、その企業の投資原資や社員給料になっていく、といった具合にお金が回っていくんじゃないの?

それこそ、「お金が回り始めて」景気が良くなり万々歳じゃん。

2011/06/24 18:10 | 通りすがりの保守 #- URL [ 編集 ]
392:

因みに、国全体で個人金融資産を取り崩す事は、マクロ経済上不可能です。というより破綻します。

なぜかと言うのと、まさしくこの記事の主題である、誰かの資産は誰かの負債だから。

銀行からお金を大量に引き出すと、銀行は債権の回収をはじめるでしょう。では債権の回収先というと、政府と金融機関以外の民間になります。

つまり、自分達がお金を引き出そうとすると、銀行がやってきてローンの返済を迫られた!という事態になり、マクロ的にみてGDPは増えず、金融資産と負債が激減して終了です。

すでに個人の金融資産は無いのです。ここ重要!!
すでに直接、間接的に他の誰かに融資や投資されているのです。だから、個人金融資産を超えたら財政破綻も嘘だし、1400兆円を動かせば景気回復なんてのも嘘な
のです。

2011/06/26 16:47 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
393:名無しの投資家様へ

>銀行からお金を大量に引き出すと、銀行は債権の回収をはじめるでしょう。

それは無いでしょう(笑)。

「銀行からお金を引き出される」
という事は、
「銀行の負債が減る」
という事です。

何故に銀行が、
「債権を回収」、
すなわち、
「資産を減らす」
必要が有るのでしょうか?

2011/06/27 02:25 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]
395:

>血祭謙之介(NWD)さん

マクロ的な視点、誰かの負債は誰かの資産、で考えればすぐに答えが分かります。

銀行は預金者から預かった資金を企業や政府に貸し出しています。そうして銀行自体では負債と資産がバランスするんですね。ここで、銀行の手持ち資金以上の預金引き出し=負債の返済を迫られれば銀行はどうするでしょう?銀行はあくまで資金の過不足を仲介しているだけなのです。つまり銀行へ債務返済を要求することは、銀行を仲介してその先の融資先へ債務返済を要求する事と同じなのです。金融資産と負債はコインの裏表。

お金は一箇所に留まっていなくて、グルグル回っているのです。まさしく「金は天下の回り物」。

2011/06/27 21:04 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
397:名無しの投資家様

マクロで見ますと、
預金を引き出された金融機関は負債が減り、
預金を引き出した経済主体は資産が減る訳ですから、
バランスは取れておりますね。


また、
金融機関のみで見ましても、
預金という負債が減り、
保有現金という資産も減りますので、
こちらもバランスが取れている事になります。



すなわち、
“貸し剥がし”なんて事をする必要が無い訳ですね。

2011/06/27 22:26 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]
402:

>血祭謙之介(NWD)さん

>預金という負債が減り、
保有現金という資産も減りますので、

金融機関の保有現金なんて、預金量に比べると少ししかないんですよ。だから、金融機関の資産=貸出になり、従って金融機関の資産減少=貸出減少となるわけです。

2011/06/29 23:50 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
403:名無しの投資家様

いくら引き出すつもりですかwww

保有している現金を引き出されます場合、
短期国債を売却をする等をして、
調達するでしょうから、
バランスシート上は、
問題はございません。

他方で、
企業への貸出は、
現金のやり取りとイコールではございませんので、
関係はございません。

2011/06/30 02:53 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]
405:

> 血祭謙之介(NWD) さん

>いくら引き出すつもりですかwww

だから最初にこう指摘しているんです。
「因みに、国全体で個人金融資産を取り崩す事は、マクロ経済上不可能です。というより破綻します。」と。

>短期国債を売却をする等をして、

日本中の金融機関から引き出すので誰が買ってくれるんでしょう?

理解されるつもりが無い様なので、このあたりで止めましょう。

2011/06/30 21:08 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
407:名無しの投資家様

すなわち、
「メフィラス星人が地球に来襲したら破綻する」
という事を仰りたい訳ですね。

「窓口で全額現金で」
という事でしたら、
銀行の資産は日銀が買い入れるでしょうし、
「別の口座への振り替え」
でしたら、
単なる数字の移動で終わります。

もっとも、
その引き出したカネを、
今後どの様にするのでしょうか?

2011/07/01 02:06 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]
408:

> 血祭謙之介(NWD) さん

貴方はミクロとマクロを混在されています。私はマクロの話をしているのです。ミクロでは金融資産は富です。しかし、マクロでは富にはならないのです。なぜなら裏側に同額の負債が存在するからです。

>銀行の資産は日銀が買い入れるでしょうし、

インフレになるだけです。

>「別の口座への振り替え」
でしたら、
単なる数字の移動で終わります。

まさしくその通り。ただ、お金を一度引き出すか、そうでないかの違いだけなのです。

>もっとも、
その引き出したカネを、
今後どの様にするのでしょうか?

債務者の債務の返済に使われるだけなのです。

一度、国富について調べられる事をお勧めします。そうしないと永遠に理解できないでしょう。話はそれからです。

2011/07/01 22:22 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
412:名無しの投資家様

>インフレになるだけです。

でしたら、
「増税」
「金融引締」
等を実施するのみです。



>まさしくその通り。ただ、お金を一度引き出すか、そうでないかの違いだけなのです。

引き出すのでしたら、
先ず銀行は資産を売却して、
「現金」
という資産を手にします。

バランスシート上では、
資産が減り、
同額の資産が増えますので、
バランスは取れております。

そして現金を預金者に引き渡しますので、
銀行は「現金」という資産が減り、
同額の「預金」という負債が減りますので、
バランスは取れております。

預金を引き出した経済主体も、
「預金」という資産が減り、
同額の「現金」という資産が増えますので、
こちらもバランスは取れております。

マクロで見ましても、
最終的な形としまして、
金融機関の負債が減り、
預金を引き出した経済主体の資産も減りますので、
バランスは取れております。



>債務者の債務の返済に使われるだけなのです。

その後は、
どうなりますか?

まさか、
この世から消えて無くなる訳では、
ありませんよね?

2011/07/03 08:55 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]
414:

>でしたら、
「増税」
「金融引締」
等を実施するのみです。

瞬時に増税など不可能ですし、預金引き出しの結果、増税されたら、たまったものではないですね。また片方で金を刷りながら、どうやって金融引き締めを行うのですか?どういう金融引き締めを行うのですか?


>引き出すのでしたら、
先ず銀行は資産を売却して、
「現金」
という資産を手にします。

誰が資産を買うのですか?そのお金はどこからやってくるのですか?

>まさか、
この世から消えて無くなる訳では、
ありませんよね?

債務の返済を行えば消えて無くなります。「信用貨幣」ですから。

だから、国民全体が預金を引き出す事は不可能なのです。(取り付け騒ぎなどで検索してください)

ただ、同一金融機関の間であれば、信用貨幣で買い物はできるような気はします。

2011/07/03 22:05 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
415:名無しの投資家様

>瞬時に増税など不可能ですし、預金引き出しの結果、増税されたら、たまったものではないですね。また片方で金を刷りながら、どうやって金融引き締めを行うのですか?どういう金融引き締めを行うのですか?

先ずは、
『利上げ』
は可能ですね。

また、
瞬時に数千兆円もの現金を使う事も、
不可能です。



>誰が資産を買うのですか?そのお金はどこからやってくるのですか?

『日本銀行』
という処が有るのですよ。



>債務の返済を行えば消えて無くなります。「信用貨幣」ですから。
>だから、国民全体が預金を引き出す事は不可能なのです。(取り付け騒ぎなどで検索してください)

債務を返済した後も、
通貨はこの世から消滅する訳でもございません。

必ず、
誰かの手に渡ります。

そうしますと、
企業の収入も増える訳ですから、
「金融機関に拠る“貸し剥がし”」
をせずとも、
債務者は自主的に負債を返済して行きますよ。

「取り付け騒ぎ」
の件にしましても、
或る程度の高額引き出しは、
窓口に行きまして、
すぐに引き出す事は不可能で、
たいていは、
前日に事前連絡を要します。

ですから、
「取り付け騒ぎ」
が生じたところで、
動じる必要はございません。

2011/07/04 01:23 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]
419:

なんというか、まともな経済学を勉強してください、といしか言えないですね。

一度、経済学の専門家に聞いて下さい。

2011/07/08 23:09 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
421:名無しの投資家様

ご自分の事ですね。

分かります。

2011/07/10 02:52 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]
422:

日銀のオペも知らないのによくそんな事が言えますね。

貴方、かなり滅茶苦茶な事、仰っていますよ。

貴方は勉強されるつもりが無い様なので、これ以上
指摘するつもりはありませんが。

2011/07/10 19:49 | 名無しの投資家 #SFo5/nok URL [ 編集 ]
423:名無しの投資家様

なるほど。

つまり経済学を学んでいれば、
「ヒッポリト星人の地球襲来を前提に話を進める」
という訳ですね?

まあ、
斜め上の前提を持ち出す辺りで、
あなたの程度も、
知れたところでしかございませんけどね。



これ以上は、
ブログ主や閲覧されておられます方々のご迷惑になりますので、
お辞めなさい。



あと、
あなたは一度、
バランスシートを作られると、
良いですよ。

2011/07/11 06:23 | 血祭謙之介(NWD) #- URL [ 編集 ]

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