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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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409:日本を救うひょっこりひょうたん島。未来に希望を持てる話:清水建設「グリーンフロート構想」

2011/10/10 (Mon) 15:54
政治ブログランキング、おかげさまで25位です。

ありがとうございます!!!



今回はとにかく夢のある話を。

夢の島の話です。といってもゴミ処理場ではなくてハイテクの粋を集めた

究極の環境未来都市的ひょっこりひょうたん島


の話です。


日経ビジネスの先週号(2011.10.3)で読んでもの凄く感動したので本当はもっと早く書こうと思っていたのですが、急な用事が入ったりやら何やらで遅くなってしまいました。

その先週号から「未来」「技術」「企業」「都市」「人」を切り口に毎週100個ずつ注目すべき情報を5週連続で紹介するという「日経ビジネス版リーダーズバイブル500」という連載のが始まっています。

ちなみに今週号が「技術100」でこれまた面白そうなのですが、それはさておき。先週号の「未来」の話です。

その第2章で財政のことを書いていたのですが、なんとまあ暗い話でしょう。


例えば

「今の日本はおおむね40万円の給料で、100万円を超える出費が続いているようなものだ」

これは政府の財政のことを書いているのですが、これじゃあ、もう「雪だるま式借金地獄」でそろそろ破綻しますかね(笑)。

この文章、現実の状態に基づいて正確なところを補ってみましょう。

「今の日本はおおむね40万円の給料で、100万円を超える出費が続いているようなものだ。その差額60万円は娘のカケイちゃんや息子のキギョウ君の懐に入っているし、給料以外にボーナスとして他の会社からも10万円のボーナスを受け取っている

政府収支民間収支(家計や企業) = 経常収支(海外からの受け取り)

という関係があります。

政府収支を右辺に持って行くと、

民間収支 = 経常収支 - 政府収支

となります。


上の文章にこの数式を当てはめてみましょう。

政府収支 = 40万円 
 100万円 = -60万円

経常収支 = 10万円

民間収支 = 経常収支 - 政府収支
         = 10万円 - (-60万円)
         = 70万円


ということで、

政府は60万円の赤字ですが、

民間は、カケイちゃんとキギョウ君で合わせて70万円の黒字

となります。


日本の場合は、政府の赤字がそっくりそのまま民間が受け取り、更に経常収支のボーナスを受け取っています。

日本はあの大震災や重大な原発事故があった後も経常黒字が続いています。

http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/bpnet.htm


民間の黒字が続いている
というのは、お金はあるところにはあるということです。
(補足。このような状況は、高所得層や優良企業は貯蓄を増やし、一方で、
 低所得層の更なる低所得化や貯蓄の欠乏化が進んでいるという
 大変憂慮すべき事態
ということです。
 これは社会を不安定化する不適切な秩序の状態が進行するということです)


お金はあるところにはあるにも関わらずGDPが低迷していうのは、貯めこまれて使われない事が多いということです。

だから、政府がやるべきこと

・政府の財政に何ら問題がないことを広く国民に理解してもらい
 不安を解消するよう努めること。


民間がどうしてもお金を使いたくなるような環境を整えること
 (色々なやり方があるでしょうが、例えば以前紹介した
  相続税の現預金の課税強化と株や不動産の減免措置など)

・財政支出の拡大。ただし、用途は将来における物流上の破綻を防ぐための投資
 できるだけ集中させる。そのようにすれば、自国通貨の価値がなくなることが無い。



そういえば、

【「日本は円建て債務だから破綻しないはウソ」のウソ+破綻は成長への一里塚:ロゴフ教授の「国家は破綻する」を読んだ感想】

エントリーのタイトルがどうしても気に入らないというご意見がありました。

別にタイトルは

「日本は永遠に不滅です」

でも良かったのですが^^;


私がアメリカ人でこのブログが英語のブログなら

「合衆国は永遠に不滅です」

でも良いわけです。

アメリカの政府債務は全て自国通貨建てですし、現在、物流上の供給上の問題も
特に生じていません。

喫緊の課題は、貧富の差の拡大による社会の不安定化をいかに軽減するか

ということでしょう。つまるところ、失業率の改善、雇用の拡大です。

私は雇用減税みたいなのが良いと思います。

設備投資した企業が雇用を増やす。つまり従業員を増やすと、増加した分の人件費がまるまる税額控除になる、とかそんな感じです。まあ、また詳しくは別の機会に。


なお、財政破綻そのものは問題の核心でもなんでもありません。
政府が破綻しても国民が豊かに生活できるのであればちっとも問題ありませんよね。

破綻したアイスランドの失業率が破綻していない多くの国よりも低い、とか、アルゼンチンが破綻後むしろ急速な経済成長を遂げたとか。そっちの方が大事です。


さて、

世界中の民間の金融純資産 = 世界中の政府の純負債


です。

世界中の政府が負債を増やすことがイヤというのなら、世界中の民間部門は金融資産を持つことを永遠に放棄しなければなりません。そうであれば、国の借金の心配なんぞする必要が完全になくなります。


「私は国の借金がゼロになることを望みます」

というのは

「私は、私や私以外の全ての人の貯金がゼロになることを望みます」

というのと同じですが、そんなんで良いのでしょうか。


また、


そんなに国の借金が気になるなら、貨幣価値経済なんて止めてしまえばいいんです。

そして、そうするのであれば、それはお金そのものを消滅させるのですから、これもまた一種の財政破綻と言えるでしょう。というよりは、新しい秩序の出現ですね(江戸幕府という旧秩序の破綻によって、明治維新政府という新秩序が出来たわけですし)。


貝殻が通貨になる商の紂王以前の中国。あるいは、租庸調という物納税制が厳格に行われていた律令制時代の日本のように、お金が無くても成り立つ物々交換経済を復活させるわけです。

そのようにすれば、国債とか公的債務GDP比とかがそもそも無くなってしまいます。また「国の借金が民間の金融資産を超えてしまう~」などというつまらない心配をする必要も無くなります。
そうすればお金そのものが無くなるので、物の心配だけをするようになります。


実際、政府は物の心配だけしてればいいのです。






話を日経ビジネスに戻しますが、

あとはまあ「家計が保有する金融資産が仮に今の水準で推移すると、2017年度末には国と地方の借金が、家計の金融資産から負債を引いた額(純資産)を上回る。」なんて書いています。

心配しなくとも、社会保障基金の負債とついでに本来国の借金である「財融債」も加えれば、
政府の借金は家計の金融純資産を3年前にとっくに上回っています

でも、この説が抜本的におかしいのは上の足し算引き算の式で示したとおりです。企業部門が入っていない時点でマクロ経済として完全に間違いです。これじゃあミクロ経済です。



すみません。
ここまではどっちでも良い、取るに足らないどうでも良い話
です。


この日経ビジネス(2011.10.3)の特集も第3章になると、技術の話になってくるので俄然、面白くなります。

特に私が興味を惹かれたのが、

清水建設の「グリーンフロート構想」を紹介している箇所です。









以下、この構想を紹介する日経ビジネス記事の引用です。




100万人が海上都市で自給自足

 それではこうした時代に、持続可能な成長は実現できるのか。その解となる1つの青写真が、日本企業の手によって描かれている。

 赤道直下の太平洋上、直径3000m、高さ1000mの巨大コロニーが浮遊する。内部には最大10万人の住人が生活し、食料やエネルギーも原則として自給自足する。
 これは、世界中がリーマン・ショックに揺れていた2008年11月に、清水建設が発表した「グリーンフロート」構想だ。2025年に着工し、2030の稼働を想定している。

 居住空間は高さ800m以上の高層に設けられ、赤道直下でも1年を通して気温が26度前後に安定するため、冷暖房は最小限に抑えられる。



 建材には海水中から採取できるマグネシウムを使用し、エネルギー源には太陽光発電や海水の温度差を利用した発電を活用する。波力、風力、太陽熱と、立地を最大限に生かせばエネルギー源は豊富に確保できる。

 観光、農業、健康関連と産業育成にも注力し、循環型の経済を実現する。こうした複数個の浮遊コロニーを連結することで、100万人規模の大都市にする構想だ。



この文章、非常に重要なことを書いていると思いませんか?

私が注目したキーワードはにしていますが

持続可能な成長


食料やエネルギーも原則として自給自足

の2つです。

要するにに、「物流上の破綻の無い状態」を目指す構想ではないかと思うわけです。


政府の財政論に関する部分を読んでいるときはもう気分萎えまくりでしたが、
本当に重要なところはしっかり抑えています。さすが、日経ビジネス。

長期定期購読してて良かった♪


そのグリーンフロート、
詳細はこちらをどうぞ。清水建設のホームページです。
http://www.shimz.co.jp/theme/dream/greenfloat.html


そして、紹介動画が↓こちら




そして、日経ビジネスの記事によりますと、バブル時代に次々浮かんだ構想とこのグリーンフロート構想とは違った展開を見せているとのこと

「この構想に注目し、実現に向けたコーディネート役を買って出たのは野村證券だった。」

清水、野村、そして連携大学院の3者は昨年5月に連携協定を結んだ。今年度からはこれまでの枠組みのみだった連携大学院に学生を取り始め、順次共同研究を開始する。」

なるほどなるほど。

しかし、

「グリーンフロートそのものの実現可能性は、建設コストの面から現時点では低い

とは言え、この構想を一つの理想として掲げ、それに必要な要素技術の開発に取り組むことが「産業の発展につながる、との信念を清水と野村はともに抱く」とのこと。


さて、そのボトルネック(制約条件)になっている建設コストについては

「現在の大まかな試算では、1つの都市を建設するためにかかる費用は数十兆円

であるがゆえに「荒唐無稽にも思える」

ということだそうです。

これ、「国の借金大変だ教」さえ止めれば明日からでも取り掛かれるような話ですよね?

だって、数十兆円なんぞ、10年で割ればほんの数兆円です。

最近のエントリーで

アイスランド1年でGDPの0.6年分(日本なら300兆円)も政府の負債を増やしたが、
 インフレ率は21%で打ち止め

アルゼンチン1年でGDPの1.5年分(日本なら700兆円)も政府の負債を増やしたが、
 インフレ率は40%で打ち止め

日本政府の借金は125年前のGNPの100万倍規模に増加したので、
 125年後には5垓円(=500,000,000兆円)になってもおかしくない

という話を書いてきました。

数十兆円ごとき、「荒唐無稽」どころか、ちっとも大した金額ではありません。


また、「国債を刷れ!」でも書きましたように、

アメリカは1940年から1945年の5年で、
 国の借金をGDPの2.1倍(今の日本で言えば1000兆円)、
 つまり、今の日本で言えば1年あたり200兆円ずつ国の借金を増やしましたが、
 インフレ率はたったの10%で打ち止めでした。

数十兆円の持続可能な成長のための投資なんて安い買い物です。本当に。

それでもって、建設工事には同盟国の企業も一定割合で参入してもらえばいいんです。
そうすればTPPなんぞよりよっぽどハッキリした金額で同盟国の経済をも潤します。

そっちのほうが確実に手っ取り早く日本と世界経済を不況から脱却させることが可能です。




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参考記事:【反ハイパーインフレ論 [神戸空襲編]】







<著書紹介>

さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―
(2010/03/02)
廣宮 孝信




【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

・「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして、本書の目的の第二
本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
こちら→
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc



 



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コメント

613:

所得収支が黒字というのは、外国人が日本に投資したがらないということで、
それだけ日本に魅力がない、ってことじゃないですか?

2011/10/11 06:53 | #- URL [ 編集 ]
614:

>所得収支が黒字というのは、外国人が日本に投資したがらないということで、
>それだけ日本に魅力がない、ってことじゃないですか?

所得収支が赤字というのは、外国人がギリシャに投資したがるということで、
それだけギリシャに魅力がある、ってことじゃないですか?

2011/10/11 08:22 | #- URL [ 編集 ]
616:

(ナレーション)人類が、増え過ぎた人口をメガフロートに移民させるようになって、すでに半世紀が過ぎていた…

私の下らないネタはさておき、ここ最近のエントリーは絶好調ですね。世界の国益と日本の国益をリンクさせる真の方策についての考察は、そこいらの「グローバリズム教徒」「自由貿易原理主義者」の空虚な言説を蹴散らす痛快さで素晴らしいです。
ぜひぜひ、もっと露出を増やしてほしいです。

2011/10/11 16:13 | あっちゃん #- URL [ 編集 ]
618:Re: タイトルなし

あっちゃん様。ありがとうございます!人間関係を最適な状態に保つためには適切な距離を置くことが必要ではないかと思います。国と国でもそうではないかと。人でも国でも「近づき過ぎると反発する」というのは世の常ではないかと思う次第であります。

> (ナレーション)人類が、増え過ぎた人口をメガフロートに移民させるようになって、すでに半世紀が過ぎていた…
>
> 私の下らないネタはさておき、ここ最近のエントリーは絶好調ですね。世界の国益と日本の国益をリンクさせる真の方策についての考察は、そこいらの「グローバリズム教徒」「自由貿易原理主義者」の空虚な言説を蹴散らす痛快さで素晴らしいです。
> ぜひぜひ、もっと露出を増やしてほしいです。

2011/10/11 16:38 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]
1296:もうひとつの海洋開発プロジェクト

もう一つの海上都市プロジェクト「オーシャンリパブリック構想」です。
http://jp.oceanrepublic.org/

海面上昇で悩む島嶼国家の新しい居住法として提案しています。

フライトシミュレータで都市国家上空を飛行できます。
http://jp.oceanrepublic.org/simulator/

2013/07/21 15:06 | 澤田正志 #bQ9U4h0Y URL編集 ]

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