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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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412:食糧は一人で何人分作れるか?―江戸、明治、大正、昭和、平成。そして世界との比較

2011/10/14 (Fri) 12:18
政治ブログランキング、いつもクリックありがとうございます!



日本では、農業従事者一人あたり何人分の食糧を作っていたか。推計してみました。

というのは、一人で何人分の食糧を生産できるか、ということは豊かさの目安になると考えられるからです。

日本は時系列的な変遷を追ってみたのですが、それとは別に、近年における国際比較もしておきました。

なお、
「日本における時系列的比較」に用いた「農業従事者数」「国際比較」に用いた「農林水産業従事者」定義が全く異なるので悪しからず、ご了承下さい。


まず、日本の時系列的変化です。


一人あたり食糧生産-日本変遷

 人口統計:  総務省統計局
           
 農家数統計、
農業従事者統計: 
農林水産省 農業センサス           
 食糧自給率: 
農林水産省           


細かいことは「備考」欄に書いた通りです。

計算に用いた食糧自給率については、カロリーベースは問題視されているので、主食穀物自給率を用いています。

ちなみに、その計算式は、

自給率=国内生産量/国内消費仕向量×100(重量ベース)


となっています。

なお、カロリーベースでも、
国内に供給された食糧の2割が廃棄されていることを勘案すると、

40%÷0.8=50%

程度と推計できます。


なお、ここでの「農業従事者数」は専業農家だけでなく、兼業農家の従事者数も入っています。

というか定義

15歳以上の世帯員で年間1日以上自営農業に従事した者

範囲が広すぎるかも知れないですが、一応、時系列的に比較する際には最も過去に遡れるデータが
「農業従事者数」だったので、これで良いかなという独断と偏見で仮置きした次第です。


で、グラフ化すると↓こんな感じです。


一人あたり食糧生産-日本変遷グラフ


江戸時代は農業従事者一人あたりで、まあ、1.5人分からよくても2人分くらいというので良いのではないかと思います。

そして、明治から大正、昭和にかけてジワジワと生産性が上がり、1人で4人分くらいは作れるようになって行ったと。

そして、戦後は一気に機械化、近代化が進み、平成の世になると1人で14人分も作れるようになっている…

いや、農業従事者のうち、本当の専業の皆さんはそれ程いないはずです。

ちなみに、農作業こそが主たる仕事という「基幹的農業従事者」の実数として挙げられているのが

110万人(H23年概数)

ということです。なので、上の05年(平成17年)の556万人の「農業従事者」が完全に農業だけに専従すると、1人あたりで作れる食糧はもっと多くなるはずです。

となると、現代日本の「1人あたりで作れる食糧」は上の数字の3倍から4倍、つまり、

1人で50人分か60人分は作れると考えられます。

ただし、江戸時代の1人で1.5人分から2人分という数字はそのままで大体は合っていると思います。

ということは、現代日本の食糧生産の生産性

江戸時代の30倍から40倍

くらいにはなっているという計算になります。


これこそが豊かさの源泉です。

1人で50人分の食糧を生産できるということは、

残り49人は他のことをしていられる、ということになるからです。

つまり、他の仕事をしたり勉強したり遊んだりできるということです。

このことこそが多様性を生むわけです。


だからこそ

現代社会は、前近代と比べて多様性に富んだ社会

となっているわけです。

その源泉は何か?

もちろん、技術

です。


技術こそ、富の源泉です。

カネではありません。技術です!!!


だからこそ、
「国の借金」は可能な限り、
技術を磨く方面の投資を活性化させる
ような使われ方が為されるようで無ければならないのです。


さて、

次に国際比較です。



一人あたり食糧生産-国際比較
農林水産業従事者数、総人口 :  総務省統計局       
食糧自給率:   
農林水産省      


なお、農林水産業従事者は、農業以外にも林業と漁業の従事者を含みます。
日本は163万人ということで、先ほどの「農業従事者」の3分の1以下です。

国際比較の場合はこの「農林水産業従事者数」をそのまま使うことにします。

あとの細かいことは、注記など参照下さい。


さて、上記の表をグラフ化すると、



一人あたり食糧生産-国際比較グラフ




アメリカの1人あたり生産量が際立っています。
150人分とか200人分という勢いです。

オーストラリアもすごいですが、ドイツ、フランスもかなりのものです。


日本は世界の中では中間的な位置づけと言えそうです。

そして、ニュージーランドが意外に低いですね。

さらに低いのが、韓国、そして中国。


中国は全人口の10人に4人ほどが「農林水産業従事者」ということになっています。

そして、世界全体の平均が10人に2人程度です。

ということは、中国の食料生産の生産性は世界平均より低い、ということになります。

なにせ、これでは日本の江戸時代と余り変わらないということになりますので…。

中国では食品のインフレが問題になっていますが、その主たる原因は食料生産の効率の低さにあると言えそうです。逆に言えば、生産性の向上余地が極めて大きいということになります。

ということは、中国経済における最大の課題

農業の生産性向上

と言えそうです。

さらには、仮にそれが出来た場合に予想される

農業からあぶれた人たちの雇用対策

という課題も乗り越える必要性があると言えますね。


それはさて置き。





 豊かさの源泉は、紛れも無く技術



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参考記事:【反ハイパーインフレ論 [神戸空襲編]】







<著書紹介>

さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―
(2010/03/02)
廣宮 孝信




【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

・「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして、本書の目的の第二
本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
こちら→
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc



 




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コメント

631:

今回も面白い考察ありがとうございます。
米本位制には今更戻れないと思いつつも全ての活動の源泉になる食糧生産。他国の数値はあくまで参考であって絶対的価値観ではない事を理解しておかねばなりませんね。食料自給率は間違いなく100%超が望ましいと思います。カロリーベースの数値が低いのなら低いほうに基準を合わせるべきです。何より今回の原発事故で基準値をクリアーしてようがなかろうが差はあれ普段ではありえない放射能汚染された食料が市場を流通しています。もしも十分に全国に偏らない農業従事者育成などのリスクヘッジできていたなら、疑わしき生産物は市場に出させず全て国の管理で処分できたはずだと思います。もちろん生産物は全て政府の買い上げで生産者の生活は保証せねばなりません。
飛躍的な論理になりますが少なくとも日本において換金率100%の金融工学こそが農業の生産意欲、生産効率減退という負のスパイラルを助長した原因だと思います。一人で何人分の余剰労働力を輩出できるかは国家として非常に大切な問題だと思います。

2011/10/14 13:10 | #XqYWyCZE URL [ 編集 ]
632:

引用の許可をいただき、ありがとうございました。
ご指摘のURL、訂正しておきました。
ただ、私のやり方が悪いのか、
直接、廣宮さんのブログが開く形にはできませんでした。
なぜか、1回訂正すると、そうなるんです。

技術こそ富の源泉
カネではなく技術
>だからこそ、
>「国の借金」は可能な限り、
>技術を磨く方面の投資を活性化させる
>ような使われ方が為されるようで無ければならない

私は、こういう考え方を、
”研究開発立国”と名付けて、ブログで記事にしようと
思っていました。
国家戦略の根幹の1つと位置付けて叙述しようと思っていました。
”我が意を得たり”という感じです。

ところで、今日の毎日新聞、ご覧になりましたか?
1面に、「政府がTPP問答集」という記事があります。
反対派の懸念を払しょくして説得したい、という意図が見え見えです。
他にも、トンデモ記事がいくつもあります。
もし、”買いそこなった”場合は、私のブログに記事の写真を
掲載しましたので、クリックして拡大すれば読むことができます。
私が書いた文章のほうは、読まなくても結構です。
低レベルなので…。
ただ、最後の”オチ”は自信があるので、読んでいただきたいです。

2011/10/14 14:03 | 朝倉新哉 #- URL [ 編集 ]
633:数字は大事、中身も大事

フランスに住んでいる人の感想。
「フランスの食糧自給率は100%を大きく上回っているはずです。しかし、日々行くスーパーの野菜売り場の野菜や果物、外国産が非常に多い。スペイン産は特に多いです。で、いつも「?」状態。
それと、例えば、牛乳。牛乳農家のデモなどあって、どういうことかと言うと、EU内農業完全自由化でして、企業化した大規模農家は土地や人件費の安い東欧で牛乳を生産し、それをフランスで販売する。それゆえフランスの小規模農家がどんどん廃業に追い込まれている。
肉も、ニュージーランドの方が安い。…ということで、農家の自殺者も多いと聞きます。
先日プロヴァンス地方を車で走っていたのですが、廃業して放置してある放牧地があっちにもこっちにも。」
これに対して、私が
「フランスのカロリーベース食料自給率は、数年前は140%ぐらいで、今は110%ぐらいだったと思います。
EUの農業補助金は8兆円だそうです。フランスの補助金は数年前は4(?)兆円弱(うろ覚え)だったと思います。
日本は大規模農家(4ha以上)に出し、小規模農家には出さない事を自民党はやっていました。(民主党になって廃止)
フランスが非難されているのは(フランスだけではありませんが)、輸出補助金を出して、外国に輸出ドライブをかけるからです。それで110%生産していても輸入品が多いのでしょう。
日本では、玄米の値段が10数年前には1俵2万円以上していたのに今では1万4千円以下となっています。(輸出は殆んどしていません。)
http://www.new-agriculture.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=207776   」
それを受けて
「フランスのスーパーの野菜などの40%くらいは外国産。補助金の恩恵を受けているのは大規模農家だけで全体の約20%。残りの80%は廃業の危機。 フランスの家畜の餌の80%は輸入。
パリ郊外の住宅街の庭では畑つくったりは法律で禁止されているそうです。」
数字で物事を見るのはすごく大事。今日の農業生産の時代別、各国別の比較は非常にためになる。
更に数字の中身にまで突っ込んでいけば、物事の本質が見えてくる。

2011/10/15 09:50 | 八目山人 #4lXsiBFM URL [ 編集 ]
638:

実家が兼業農家です(子供の頃は専業農家でした)。
果樹を出荷しているので米、肉、魚は100%買っています。
なので食料自給率は10%ぐらいだそうです。
日本の農家の多くが似た状況だと思います。
そんな状況でも国全体の自給率が40%なのですから
農家の技量が高くて土地が豊かだからだと思っています。

2011/10/18 03:57 | #qnVYkfDY URL [ 編集 ]

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