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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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440:ドイツ国債札割れ:ユーロ解体へ前進か?

2011/11/24 (Thu) 12:11

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ドイツ国債入札の大幅札割れ、というニュースに接し、そろそろユーロ危機についても書いてみようかと思います。

結論から言えば、

「さっさとユーロ解体してしまえ!そのほうが回復は早い!!」






ロイター

WRAPUP1: 独10年債入札は札割れ、危機波及懸念で中核国ドイツへの信頼揺らぐ
2011年 11月 24日 08:57 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT803257620111123


 [ベルリン 23日 ロイター] 23日実施されたドイツ10年物国債入札が低調な結果をとなったことを受けて、欧州債務危機がユーロ圏最大の経済規模を誇るドイツをも脅かしつつあるのではとの懸念が高まっている。

 

 独連邦債10年物入札は、金融機関からの応募が予定額に届かない札割れとなった。

 表面利率が2%と、10年債としては過去最低水準だったことに加え、欧州債務危機の拡大でドイツの財政負担が増えるとの懸念が強まっていることが背景。

 予定額の60億ユーロのうち、ドイツ連銀が全体の39%を購入。金融機関による落札は36億4400万ユーロにとどまった。

 平均利回りは1.98%。10月の入札では2.09%だった。

 モニュメント証券のストラテジスト、マーク・オストワルド氏は「極めてひどい結果となった。今年最悪の入札だ」と指摘した。

 ユーロ懐疑派で、ドイツ連立与党の一角、自由民主党(FDP)のシェフラー議員はロイターに対し、入札結果は「債務危機がこれまで以上に深刻化しており、ドイツにも波及しつつあることを物語っている」との認識を示した。





だから、ドイツ終了」

と言いたいわけではありません。


長期国債がダメなときは大抵、短期国債が大人気になります。

日本の事例は↓こちら

【国債、「逆未達」】
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-239.html



そして、次にドイツ国債の長期(10年もの)と短期(1年もの)の利回りの推移を見ておきましょう



ドイツ国債10年物
http://www.bloomberg.com/apps/quote?ticker=GDBR10:IND




ドイツ国債1年物  
http://www.bloomberg.com/apps/quote?ticker=GDBR1:IND




10年物も1年物も、リーマン・ショック(08年9月)以降、金利が急激に下がっています。

つまり、買われています。

で、直近の状況はというと、10年物がちょっとだけ金利上昇傾向、1年物は…まあ、下落傾向が続いているという感じでしょうか。

リーマン・ショック前まで、双方とも4%くらいであまり差がありませんでしたが、直近では、
10年物2%くらい
1年物0.3%くらい
となり、かなりの差があります。

10年物が2%になっているのは、ドイツ国債が他のユーロ圏国債よりも人気があることを示し、

短期もののさらなる低金利ぶりは、長期より短期のほうが人気があることを示します。



つまり、人気度は

他のユーロ圏国債<ドイツ長期国債<ドイツ短期国債

ということで、

長期国債が札割れした、というだけで「てえへんだ!ドイツ終了だ!」と騒ぐほどではありません。


10年物が大幅に札割れした、という背景として、上記のロイターにある

「10年物のくせに金利が2%しかない!金利が低すぎる!」

ということもあると思いますが、

銀行が顧客(企業や個人)から預っている預金の構造の変化も重要な要素と思われます。

みなさん、これから世の中どうなるか、よう分からん、というときに、長期の定期預金なんてするかというと、多分そんなことはしないですよね。

いつカネがいるか分からないし、長期で預けてたとして、銀行がいつ経営危機になるかわからんようなときに、長期で預けたりしないでしょう。基本はいつでも引き出せる普通預金か当座預金、ということになるのではないでしょうか?

銀行が預っている預金が短期化、つまり銀行にとっての負債が短期化すれば、運用資産も短期化せざるを得ません。それは、銀行が長期国債を買い難くなることを意味します。


では、ドイツの銀行の預金の構造を見てみましょう。見事に短期化しています。


出典:ドイツ連邦銀行
http://www.bundesbank.de/statistik/statistik_zeitreihen.en.php?lang=en&open=ewu&open_node_id=203071


ドイツ預金構造(残高)



ドイツ預金構造(シェア)


上記で、通知預金というのは、

ある一定期間は引き出せないが、その期間を超えるといつでも引き出せる

というようなタイプの預金です。


3ヶ月以内の通知預金と、翌日物預金(つまりは普通預金や当座預金などの要求払い預金)を「短期預金」と定義すると、

短期預金のシェアがリーマン・ショック後急激に上昇しています。


預金額全体も、ECBの金融緩和の効果もあってか減ること無く増加を続けています。

で、これらの銀行がこれら増加を続ける預金を運用するには、10年物国債を買わなくても、短期国債を買わなくてはいけません。

ゆえに、ドイツ政府が資金ショートする、という局面は考えにくいのです。



しかし、ドイツはいいとしても、他のユーロ圏の国はそうもいかないでしょう。

そこで、通貨発行はECBに一本化したように、国債発行の一本化、

ユーロ共同債

という話が出てきています。

単純な話、これであれば、ECBがいくらでもユーロ共同債を買えばよいだけの話になるので、ユーロの問題は、破綻云々を気にする必要がなくなり、単に通貨下落やインフレの問題だけになります。

しかし、「それでギリシャなどを救済出来たとしても、やはり不公平感は拭えない」ということになりそうです。


実際、ドイツは首相自体が共同債に反対している模様。




独首相:ユーロ共同債をあらためて拒否、欧州委員長に同調せず

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920015&sid=a7ygFcWXcXDg


11月23日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相は23日、ユーロ共同債の導入をあらためて拒否した。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のバローゾ委員長の導入支持に同調せず、共同債はユーロ圏国に債務削減を迫る圧力を弱めると論じた。メルケル首相はベルリンで、議会での予算案審議の中で発言した。






ちょっと前に、こんな話も出ていましたし




ドイツ与党CDU、ユーロ離脱認める方針を党網領に採用も-議員
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920014&sid=aaw95CDANlCQ
11月10日(ブルームバーグ)





一時的な痛みがあったとしても、ユーロ解体が一番手っ取り早く、危機から回復する方法であろうかと思います。

それぞれの国の状況に応じた適正な為替レート(大抵は通貨安)になることで

通貨安→輸出回復→景気回復

のような形で7年前後で回復するのが一般的な危機からの回復期間の相場です。

【経済破綻と回復】
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-83.html




まあ、これだけ多数の国が集まっている統一通貨ユーロの解体、となるとそれはそれで骨の折れる作業となりそうですが・・・

当初数ヶ月はユーロ圏内でそれぞれに通貨について固定相場制を取り、徐々に実力に合わせて変動させていく、というようなやり方があるかな、と思っています。

終戦後の日本がしばらく1ドル=360円で固定していたようなイメージです。






ユーロ、さっさと解体するなり破綻するなりしたほうが

ずるずるああだこうだ言っているよりも

日本経済や世界経済にとって

むしろプラスではないかしら?


ユーロで分かったように

違う国がベタベタくっつき過ぎるとダメだから、

ついでにいうとTPPもやっぱりダメね



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さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―

(2010/03/02)
廣宮 孝信

さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―

【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

・「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして、本書の目的の第二
本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
こちら→
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc



 






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745:ユーロ共同債

欧州委員会が、ユーロ共同債の発行についてコメントしてましたが、いまいち腑に落ちないことがあります。

ドイツ債もギリシャ債も混ぜこぜにして買い取り、新たに共同債を発効するのだと思うのですが、この場合格付けはトリプルAなんですかね?

2011/11/24 13:06 | Xマン #- URL [ 編集 ]
746:Re: ユーロ共同債

Xマンさん、こんばんは。

もしも万が一(?)、通貨も財政も統合がすっきり落ち着いた場合は、よく分からないですね。勝手な妄想をいうと、私が格付け機関なら、適当に「暫定格付け」とか言ってとりあえず仮でシングルAくらいにしておき、あとは様子を見て、という感じにするかしら…、という感じです。

いま、IMFのデータベースで確認したところ、経常収支は辛うじてプラス(GDP比+0.3%)で、債務GDP比が86%くらいなので、「これだけ見たらアメリカよりずっと『健全』じゃん!」ということで…その後順調にトリプルAとかになっても不思議はないですね。まあ、ユーロ各国の間で揉めなければの話ですが…

> 欧州委員会が、ユーロ共同債の発行についてコメントしてましたが、いまいち腑に落ちないことがあります。
>
> ドイツ債もギリシャ債も混ぜこぜにして買い取り、新たに共同債を発効するのだと思うのですが、この場合格付けはトリプルAなんですかね?

2011/11/25 22:08 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]
747:

廣宮様
レスいただき、ありがとうございます。
共同債と財政統合は表裏一体となりそうですね。
私個人的には、欧州の偉い人たちは歴史的に見ても、また対米国としても、統合を目指すのではないかと思っているのですが。

この問題は、今後も注目ですね^^

2011/11/26 11:24 | Xマン #- URL [ 編集 ]

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