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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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468:「国の借金が大きいから成長しない?」 - 「国の借金が増えれば成長しない」のウソ

2012/05/15 (Tue) 17:29

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TPP反対のホワイトハウス・5分で出来るネット署名第3弾が開始しております。
(5月26日まで)

http://wh.gov/Po5

署名方法については
↓こちらをどうぞ

http://notpp.jp/wh.html






さて本日の本題です。

とりあえず、このエントリーと同タイトルのチャンネルAJER(日本経済復活の会)の動画↓です





ということで、今回のエントリーは↑の動画の内容を、テキストベースにてお送りいたします。


厳密にいうと

「国の借金が大きいから成長しない?」ではなく、

「国の借金が増えると成長しない、というのは本当?」ですが。



さて、「国の借金がどんどん増えると、国民が不安になって消費が減り、成長できない」という説があります。

まあ、もちろんそういうこともあるでしょう。

でも、それは「ほれ、破綻する」、「それ、破綻する」と連日連夜、それなりの肩書きの方々がテレビや新聞や書店に並ぶ書物等で連呼しているからではないでしょうか。

「国の借金が大きいから消費が減っている」のではなくて、「国の借金の不安を煽る人が多いから消費が減っている」、という構図です。

それはさておき、過去4年で政府の負債が死ぬほど増えた国の状況を、ケーススタディーとして確認してみましょう。

世界最大の経済大国の話です。


120515-1.png

データ出典: IMF "World Economic Outlook Database, April 2012



ということで、アメリカではリーマン・ショック直前からの4年間で政府負債が、なんと、500兆円、日本のGDPまるごと一年分増えてます。

それで消費が減っているかどうか、マイナス成長になっているのかどうか。



120515-2.png

データ出典: Bureau of Economic Analysis



残念ながら、アメリカではこれだけビックリするくらい「国の借金」が増えてますが、名目GDPも消費も過去最大を絶賛更新中ですね。



120515-3-2.png  
データ出典: Bureau of Economic Analysis



ついでに言えば、実質GDPも実質ベースの消費も過去最高です(↑のグラフ参照)。


国の借金がドカンと増えたからといって、消費が減るとは限らないし、ましてや成長できないなどとも言えません。


そもそも、「国の借金が大きければ消費も伸びない、成長もできない」のであれば、
終戦直後、政府負債がGNP比で200%を超えていた時点で日本国は完全に終わっているはずです。

しかし、現実はそうはなっていないのであります。



さて、ここでもっと幅広いデータを確認しておきましょう。

先月更新されたばかりのIMF World Economic Outlook Databaseのデータですが、
3年前は、政府負債はG7のものしかなかったのですが、年を追うごとにデータが掲載される国がどんどん増えており、より簡単に、より広範囲の分析が出来るようになって来ています。


まずは、1980年から2011年までのデータ

なぜ1980年からかというと、要するにそれがこのデータベースの最も古いデータであるからです。


120515-4.png

IMF “World Economic Outlook Database, April 2012 データから作成



さて、
横軸政府負債の増加額比較開始年(この場合1980年)の名目GDPで割ったものです。

つまり、

(2011年の一般政府負債 - 1980年の一般政府負債) ÷ 1980年の名目GDP

です。


政府負債の増加額の絶対額を、国際比較のために開始年のGDPで割って標準化したものです。

まあ、「国の借金の増加額」と思って下さい。


そして、縦軸実質GDPの平均成長率です
(上のグラフだと「2011年の実質GDP ÷ 1980年の実質GDP」の31分の1乗から1を差し引いて計算)。


ここで、赤い点日本国のデータです。


また、これらのデータをエクセルの近似曲線機能を使って、直線近似したのが表示されている直線です。

そして、Rの2乗というのが相関係数というやつです。
この数値が「1」に近いほど、「借金の増加」と「実質成長率」の関係性が高く、比例関係に近い、ということになります(「1」に近いほど直線上に並んでいる状態)。
逆に、ゼロに近いほど関係性が乏しいということになります。


さて、そういうことを踏まえると、上のグラフでは「国の借金の増加」と「実質成長率」の相関関係が結構高い、ということになります。

「国の借金が増えれば増えるほど、成長率も高い」ということを示唆するので、これは積極財政派としてはうれしいデータです。

しかし、残念ながらサンプル数が13ヶ国と極めて少なく・・・


以下のように1990年から2011年のデータを見てみると、相関係数がほぼゼロとなり、「国の借金の増加」と「実質成長率」は無関係ということを示唆するデータが得られます。


120515-5.png

IMF “World Economic Outlook Database, April 2012 データから作成


無関係、ということは、逆に言えば

「国の借金の増加と成長とは無関係」ということをも示唆することになります。

つまり、「国の借金が増えたからと言って、成長しないとは言えない」わけですし、逆に、

「国の借金が減ったからと言って成長するとも言えない」ことになります。


なお、このサンプルの中で比較すると、日本政府の借金の増え方は、実はシンガポールよりもかなり控えめとなっています。

ここでなぜ、シンガポールと比較しているかというと、シンガポールは憲法で政府の財政黒字を義務付けているので、借金が増えにくい国の代表格だからです。(これは動画で言いそびれていました^^;)

そのシンガポールと比較しても、日本政府の借金の増え方が非常に大人しいのです。


1990年と言えば、土地バブル崩壊直前です。

バブル崩壊への対応のために、日本政府は急速に借金を増やしたのですが、それでも健全財政のシンガポールよりも随分と控え目であったのであります。

まあ、端的に言えば、「日本政府の負債は増やし足りない」のひと言に尽きます。



次に、

リーマン・ショック前4年間と、リーマン・ショック後4年間を比較


しておきます。




120515-6.png

IMF “World Economic Outlook Database, April 2012 データから作成



120515-7.png

IMF “World Economic Outlook Database, April 2012 データから作成




リーマン・ショック前後を比較すると、


相関係数はほぼゼロ。
 つまり、「国の借金の増減」と「実質成長」とは無関係ということを示唆。

・ショック前は全ての国がプラス成長。ショック後は全体的にマイナス側へシフト

・ただし、ショック後は「国の借金増」&「プラス成長」が多数派を占めている。

・ショック前でも後でも、日本政府の借金の増え方は世界の中で見ても、
 取り立てて大きいわけではない。
中の上、という程度

という具合です。



で、結論ですが、

「国の借金を勢い良く増やしたからといって、

必ずしも成長を阻害するわけでは決して無い」


あるいは、

「国の借金が増えようが減ろうが、

 成長する国は成長する!

 それはその国の抱える条件次第!」



と言うべきでしょうか。

ちなみに、リベリアという西アフリカの国の政府負債が07年から11年にかけて異常なペースで減っています(しかも、プラス成長を維持)。

この国の一般政府負債GDP比は、2003年には1000%を超えていました。
なぜこれだけ増えたか、逆にその後なぜ急速に減っているのかは興味深いところですが、その調査は今後の課題ということにしたいと思います。


なお、今回のエントリー、今後は

・政府総支出の増加 VS 実質成長率
・政府総支出の増加 VS インフレ率
・政府総支出の増加 VS 名目成長率

という感じで続ける予定
です。




 『国の借金』が増えれば成長しない



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さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―

(2010/03/02)
廣宮 孝信

さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―

【↓著者本人による解説】

国家財政やマクロ経済においては常識とは正反対の見方をする必要があります。
本書の目的の第一読者の皆さんにその「正反対の見方」を提供することです。

・「財政黒字は良い」「財政赤字は悪い」。それが一般的な常識的なものの見方でありましょう。

・しかし、実際には
「財政黒字なのに国家破綻」「20年以上財政赤字が続いている国が高度成長を続けている」
ということが世界ではごく普通に起きているのです。

・そして、本書の目的の第二
本当に怖いのは財政破綻ではなく、モノの供給が途絶えてしまう「物流上の破綻」であることを明示することです。

・なぜならおカネというものは印刷や帳簿上の処理で幾らでも創れますが、
国民生活、国民の生存のために必要な食料やエネルギー資源などは、
おカネと違って幾らでも創れるものではないからです。

本書の最大の特徴は、一般の「経済学」では取り扱われることのないこの「物流上の破綻」に焦点を当ている点です。

・この本当に恐るべき「破綻」が起こらないようにするにはどうしたら良いか、
つまり将来において供給不足が起こらないようにするにはどうしたら良いか
そして、それを踏まえた上で、現在の需要不足にどう対応すべきか
この問題の解決策に関して年金問題をも絡めての具体的な提言を行っていることも、
本書についての類書との際立った特異点でありましょう。



☆アンチ対策に役立つ【反「国家破産」的マスコミ記事】は
こちら→
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/folder/1031019.html?m=lc



 








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