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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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511:EU危機とアジア通貨危機の鮮烈な対比: 日経新聞が秀逸なコラムを書いています + 消費税法案“深読み”

2012/07/03 (Tue) 14:50

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※新著、アマゾンで予約受付中! 
(発売日は7月4日)


「国の借金」カバー表面

「国の借金」アッと驚く新常識 ~"年金絶望世代"も元気が出る

(技術評論社 刊)



消費税、ユーロ問題、TPP、
国の借金、破綻と繁栄の世界史、将来への展望etc…


※詳細な内容紹介はこちら






さて、

表題の件






春秋 (日経新聞コラム)
日経新聞 2012年7月3日朝刊1面



15年前のきのう。タイの中央銀行は通貨バーツの変動相場制への移行を発表した。
そしてバーツは暴落した。



タイ経済が深刻な不況に陥ったのは想定内としても、その衝撃波はアジア全域、さらに世界に及んだ。
いわゆるアジア通貨危機だ。
韓国は国際通貨基金(IMF)に助けを求めて駆け込んだ。
マレーシアはいわば金融鎖国を余儀なくされた。
インドネシアではスハルト大統領の独裁体制が倒れ…



忘れがたい光景がある。
国際社会からの借り入れのため、当時のスハルト大統領が構造改革などを約束した文書に署名するのを、フランス出身のカムドシューIMF専務理事が腕組みして見下ろしていた。
スハルト大統領の威信は傷付き後に政権が崩壊する一因となった面もある。



(アジア)各国の政府は経常収支の赤字を避け黒字を積み上げようとする努力を強めた。

金融機関は特に外国からの借り入れには慎重になった。


おかげでリーマン・ショックがアジアにもたらした打撃は比較的軽かった。

対照的に、カムドシュ専務理事を生んだ欧州は深刻な金融危機に苦しんでいる。
皮肉な逆転劇と言うべきか。






いやはや、私、日経朝刊のこのコラムを見て、ここまで感動したのは初めてだったりします。

特に、最後の部分。

要するにアジア通貨危機の原因も、ユーロ債務危機の原因も、

対外債務と経常赤字の組み合わせ

であると示唆
していますし、それを防ぐための対策

対外債務と経常赤字をできる限り無くすこと

であることを示唆
しています。

(もちろん、本当に危険なのは、対外外貨建て債務、ですが)

これ、

日本ではとっくの昔に

完璧なまでに出来ている



ことです。


つまり、今回の日経コラム、深読みすれば


日本は超安全です♪


と、間接的に言っているようなものです。



あとは、消費税が増税されようがされまいが、積極財政あるのみ!

という感じの雰囲気を陰に陽に醸しだしていけば、景気も良くなり、日経新聞さんも広告収入などの増収が大いに期待できますね\(^o^)/





さてここで、

先般、衆院で可決され、参院で審議中の消費税法案について。


一週間前のエントリー
に、↓こんな可能性もある、と書きました。


---
消費税増税確定(もちろん、今後の参院の採決にもよりますが)
 ↓
「財政危機だから増税!!!」と喧伝する必要性がとりあえず薄らぐ
財務省や消費税の軽減税率適用の大手マスコミ(特 に新聞))
 ↓
今度は景気良くする話にしないと結局はマスコミ自身が経営危機になりかねない
 ↓

財政出動の世論形成に傾く


というプロセスで、

むしろ今後は積極財政に進む環境が整いやすいんじゃないか、とも思います。

(まあ、これはあくまでも一つの可能性、ですが)
---





今回は、当ブログなりに、この衆院可決の法案についてもう少し検討してみたいと思います。


長ったらしい法案の条文の引用部分は、太字のところだけ見て下さいませ。





衆議員ホームページ

社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案


提出時法律案

修正案1:第180回提出(可決)


第一八〇回

閣第七二号


第一条 
この法律は、
世代間及び世代内の公平性が確保された社会保障制度を構築することにより支え合う社会を回復することが我が国が直面する重要な課題であることに鑑み、

社会保障制度の改革とともに不断に行政改革を推進することに一段と注力しつつ経済状況を好転させることを条件として行う税制の抜本的な改革の一環として、

社会保障の安定財源の確保及び財政の健全化を同時に達成することを目指す観点から消費税の使途の明確化及び税率の引上げを行うとともに、

所得、消費及び資産にわたる税体系全体の再分配機能を回復しつつ、
世代間の早期の資産移転を促進する観点から

所得税の最高税率の引上げ
及び
相続税の基礎控除の引下げ
並びに
相続時精算課税制度の拡充
を行うため、

消費税法(昭和六十三年法律第百八号)、
所得税法(昭和四十年法律第三十三号)、
相続税法(昭和二十五年法律第七十三号)

及び

租税特別措置法(昭和三十二年法律第二十六号)の一部を改正するとともに、
(注:親子間の贈与税の軽減税率)

その他の税制の抜本的な改革及び関連する諸施策に関する措置について定めるものとする。



この法律、消費税だけでなく、

所得税
相続税
贈与税

の税率の変更も規定
されています。

所得税と相続税は最高税率が50%から55%に引き上げ。

つまり、「金持ちに不利」となる改正です(まあ、若干、ですが)。

そして一方、贈与税についは、最高税率の引き上げはあるものの、課税所得1500万円以下の税率が従来より緩和されます。

従来は

課税所得1,000万円超が50%

となっていたのが、

千万円を超え千五百万円以下の金額 45%   
千五百万円を超え三千万円以下の金額 50%
三千万円を超える金額 55%

に改正。
まあ、ドラスティックとは言えないような気がしますが。

ただ、これに加えて、親子間はさらに緩和(最高税率適用が四千五百万円超となっている)されています。まあ、これも
あまりドラスティックとは言えないような気がしますが…





第二条 消費税法の一部を次のように改正する。

2 消費税の収入については、地方交付税法(昭和二十五年法律第二百十一号)に定めるところによるほか、毎年度、制度として確立された年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとする。

[つまり、消費税の使い道を、地方交付税と社会保障のみに限定
 他、税率を8%に変更する旨を記載。
 施行は附則第一条により平成二十六年四月一日(2年後)


第三条 消費税法の一部を次のように改正する。
税率を10%に変更する旨を記載。
 施行は附則第一条により平成二十七年十月一日(3年後)





附 則
(施行期日)
第一条 この法律は、平成二十六年四月一日から施行する[注:第二条の消費税率8%に変更の条項のみ、この日から]。
ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。

 一 第一条及び第七条の規定並びに附則第十八条の規定 公布の日
   (注:第一条は法律の目的。
      附則第十八条は「景気対策の検討」など。
      第七条は「納税背番号制の検討」や
      「消費増税の低所得者向け措置の検討」

      など)

 二 第四条から第六条までの規定及び附則第十九条から第二十五条までの規定 
   平成二十七年一月一日
   (注:第四条は所得税
      第五条は相続税贈与税
      第六条は親子間の贈与税
      の最高税率の改正等)

 三 第三条の規定並びに附則第十五条及び第十六条の規定 平成二十七年十月一日
   (注:第三条は消費税の税率を10%にする条項)



つまり、

「景気対策の検討」、「納税背番号制の検討」、「低所得者向けの対策の検討」については、この法律が交付された日から始める

税率の変更などについては、2年後、3年後に実施する

ということになります。





附則
(消費税率の引上げに当たっての措置)
第十八条 

消費税率の引上げに当たっては、
経済状況を好転させることを条件として実施するため、
物価が持続的に下落する状況からの脱却及び経済の活性化に向けて、
平成二十三年度から平成三十二年度までの平均において名目の経済成長率で三パーセント程度かつ実質の経済成長率で二パーセント程度を目指した望ましい経済成長の在り方に早期に近づけるための総合的な施策の実施その他の必要な措置を講ずる。

2 この法律の公布後、消費税率の引上げに当たっての経済状況の判断を行うとともに、経済財政状況の激変にも柔軟に対応する観点から、第二条(注:消費税率8%への変更)及び第三条(注:消費税率10%への変更)に規定する消費税率の引上げに係る改正規定のそれぞれの施行前に、経済状況の好転について、名目及び実質の経済成長率、物価動向等、種々の経済指標を確認し、前項の措置を踏まえつつ、経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。


《可決された修正案で、附則第十八条に追加された項目↓》
附則第十八条第二項中「前項」を「前二項」に改め、同項を同条第三項とし、同条第一項の次に次の一項を加える。
2 税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、我が国経済の需要と供給の状況、消費税率の引上げによる経済への影響等を踏まえ、成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分することなど、我が国経済の成長等に向けた施策を検討する。




この附則第十八条

のニュアンスとしては、

昨年2011年から2020年までの10年間の平均成長率を名目で3%、実質で2%
を目指し、デフレも脱却することを目標


としたうえで、

消費税率の引き上げには経済状況の好転を条件とする

としていますが、

「税率引き上げ直前の経済状況の条件」についての明確な定義がないので、

「去年よりも成長率のマイナス幅が小さくなった」ことを「経済状況の好転」と判断する可能性もあるのかも知れません(かなり無理やりですが、論理的にはあるかも)…


しかし、

2011年から2020年までの10年間の平均成長率を名目で3%、実質で2%
を目指し、デフレも脱却することを目標


ということが達成出来なさそうであれば、

施行の停止を含め所要の措置を講ずる。

となり、増税を取りやめる話になって来ます。


税率引き上げに関して各方面からイチャモンが付けられないようにするためには、
景気が良い状態を保つことがやはり必要となるのではないでしょうか。


となると、↓この修正時に追加された条項を実施せざるを得ない、となりそうですね。

---
2 税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、我が国経済の需要と供給の状況、消費税率の引上げによる経済への影響等を踏まえ、成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分することなど、我が国経済の成長等に向けた施策を検討する。
---

これって、要するに自民党の「国土強靱化法案」ですね。

つまり、「消費税を引き上げて、災害対策や成長戦略のための追加公共投資を検討する」という法案になっていると。


まあ、はっきり言って、



災害対策や成長戦略のための追加公共投資

を行なって


昨年2011年から2020年までの10年間の平均成長率を名目で3%、実質で2%
を目指し、デフレも脱却することを目標


をしっかり達成してもらえれば、何でもいいです。



とにかく、この消費税法案が、可決であれ否決であれ参院で決着したあかつきには、



災害対策や成長戦略のための追加公共投資

を行なって


昨年2011年から2020年までの10年間の平均成長率を名目で3%、実質で2%
を目指し、デフレも脱却することを目標


達成することが、

マスコミの皆さんも、財務省の皆さんも含めた、国民全体の利益の増大ですので、

日経さんも今日のコラムみたいな記事をバンバン書いて頂ければ幸いです♪





今日も全国的に大雨、とくに九州では記録的な大雨です。

近年頻発する洪水への対策など災害対策は可及的すみやかに行い、景気も良くしましょう!!

そして、日本の景気が良くなることは、世界の景気が良くなることであります。


「 

 附則第十八条

 を厳格に適用し、

 いいくにつくろう

 日本国



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コメント

957:

>昨年2011年から2020年までの10年間の平均成長率を名目で3%、実質で2%

10年間とありながら、2年後の2014年に8%、3年後の2015に10%にするかしないか判断するという考え方がいまいちわかりません。

2012/07/03 21:03 | alt #WCSj23LI URL [ 編集 ]
958:

廣宮さん毎日更新お疲れ様です。時々入るAAがおかしくて好きですww。

今日、九州の大雨被害の模様を見て、これは一刻も早く災害対策、地震対策を講じないとダメだ!と痛感しました。地元の皆さんにお見舞いを申し上げると共に何としても列島強靭化(このフレーズも少しずつ浸透してきましたね)を実現させないといけませんね。それにしても…ここまで色々被害が出ているのに「公共工事は金の無駄遣い!」と叫ぶ人々は何なんでしょうね?自分は絶対同じ目に遭わないと思っているのでしょうかね?被災された方の支援も迅速に行わないといけないですから、どっちにしてもお金は必要なのですが。

応援クリック。これからも情報期待しています。

2012/07/04 01:29 | おれんじ #- URL [ 編集 ]

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