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TPPアンケート

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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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526:米国、異常気象で公共工事推進論。自民の「国土強靭」を先祖返りと批判する民主前原氏には、アメリカにも「あんたらまで先祖返りかよ」と言って頂きたいと思う今日この頃

2012/07/27 (Fri) 16:48
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新著、全国書店で好評発売中です!
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「国の借金」カバー表面

「国の借金」アッと驚く新常識 ~"年金絶望世代"も元気が出る

(技術評論社 刊)



消費税、ユーロ問題、TPP、
国の借金、破綻と繁栄の世界史、将来への展望etc…



図表が全部、短い説明文付きの「プレゼン形式」など、
分かりやすくする工夫がいっぱい! 

◯日本の財政余裕度は世界一。世界で一番「破綻」と縁遠い国!
◯そもそも「破綻」した国は、むしろその後、急成長している場合が多い! 


という、「究極の二段構え」の“新常識”で、あなたと日本を元気にします!




“バーチャル立ち読みコーナー”開設:

《「国の借金」アッと驚く新常識》の一部をPDFでご覧頂けます!

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その他詳細な内容紹介:
1.“章別の内容紹介”→こちら
2.“5つのことわざで分かる、簡単マクロ経済入門”→こちら






←のTPPアンケート、表示されない場合があるようです。
ちなみに、私のPCではFireFoxでは表示されず、
マイクロソフトIEでは表示されています。
理由は良く分かりませんが…
なお、この前改めてご紹介してから投票人数が500以上も増えています。ご参加、ありがとうございます!1万人達成まであと295です。



あと、
新著≪「国の借金」新常識≫
ですが、
読者の皆様のお陰様で、出版社側の在庫がそろそろ底を尽きかけているというくらい、書店での売れ行きが本当に良いそうです。
ありがとうございます!







ではでは、

まずは産経から、この二つの鮮やかな対称を成す記事をどうぞ:





九州北部豪雨「民主党の仕分けで氾濫」 谷垣自民総裁
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120717/stt12071714560002-n1.htm
MSN産経ニュース2012.7.17

自民党谷垣禎一総裁は17日の党役員会で、16日に九州北部豪雨被害の視察のため熊本、大分両県入りしたことに触れ、「大分県竹田市の災害現場ではダム建設済みの河川は氾濫していない。一方、民主党の事業仕分けによってダム建設が延期になっている場所が氾濫している」と指摘した。

 自民党は東日本大震災を踏まえ、災害に強い国土を目指す「国土強靱(きょうじん)化基本法」をまとめ、10年間に200兆円規模のインフラ整備への集中投資を目指している。
谷垣氏の発言は、これを念頭に防災対策の必要性を強調したものだ。






前原氏、自民は「先祖返り」と批判 国土強靱化法案で「公共事業ばらまき」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120725/stt12072514240001-n1.htm
MSN産経ニュース 2012.7.25 

民主党の前原誠司政調会長は25日、都内で講演し、10年間で200兆円規模のインフラ投資を柱とする自民党提出の「国土強靱化基本法案」を批判した。「公共事業をばらまくという先祖返りだけは絶対に認めてはいけない」と述べた。

 同時に「一定の公共事業は必要だが、安定的な社会保障を提供し、経済成長につながる分野に予算を集中投下することが何よりも重要だ。また昔の政治に逆戻りするのかという感じだ」と指摘した。






国民が災害で死に絶えては成長もヘッタクレもないような気がしますが…。

それに先祖返り、大いに結構じゃないですか。

先祖を大切に祭ることは良いことです。

私は「家の存続と繁栄」という文言をちょくちょく書いてますが(新著にも入れました)、子孫を思うことは、これは先祖を思うことであり、先祖供養であり、先祖を大切にすることだと個人的には考えています。


大きな仕事を成就するには何代もかかることがあると思います。

足利家は天下を取るまで九代松平家家康を輩出するまで七代かかりました。

信長
にしても織田家累代の積み重ねがあってこそ、あれだけの活躍が出来たのであって、百姓出身とされる秀吉ですら、その織田家累代の資産を取り込むことができなければ志半ばで終わっていたでしょう。

「家の存続と繁栄」の最大の象徴こそが皇室であり、天皇陛下ではないかしら、というのが私の現在のところの考えであり、それは「先祖を大切にする」ということに等しいのではないかと思います(あくまでも個人的な印象ですが)。

そう考えると、否定的な表現として「先祖返り」という言葉を使うこと自体、私はいかがなものかと思いますが、読者の皆様はどのように思われるでしょうか。



さて、ここで8,000kmほど東に目を転じましょう。

アメリカの異常気象がすごいらしいです。

そして、公共工事、公共投資の必要性が、いやが上にも高まっています。


ニューヨークタイムズ記事より:


余りにも驚くべき内容なので、長いですがほぼ全文引用・翻訳しておきたいと思います。




Weather Extremes Leave Parts of U.S. Grid Buckling
異常気象、アメリカの電力網を縛り上げた
http://www.nytimes.com/2012/07/26/us/rise-in-weather-extremes-threatens-infrastructure.html?_r=2&smid=tw-nytimes&seid=auto
The New York Times July 25, 2012

From highways in Texas to nuclear power plants in Illinois, the concrete, steel and sophisticated engineering that undergird the nation’s infrastructure are being taxed to worrisome degrees by heat, drought and vicious storms.
テキサスの幹線道路からイリノイの原子力発電所まで、国家のインフラを下支えするコンクリート、鉄、そして高度な工学技術が、熱波、日照り、危険な暴風雨によって、懸念すべきほどの重荷を負わされている。



On a single day this month here, a US Airways regional jet became stuck in asphalt that had softened in 100-degree temperatures, and a subway train derailed after the heat stretched the track so far that it kinked — inserting a sharp angle into a stretch that was supposed to be straight.
今月、華氏100度(38℃)で柔らかくなったアスファルトにUS Airwaysの小型ジェット機がのめり込み、熱さで線路が伸び曲がった(直線状に伸びるはずだったのが鋭角状に曲がった)ために地下鉄が脱線する、という出来事が、同じ日に起こった。

In East Texas, heat and drought have had a startling effect on the clay-rich soils under highways, which “just shrink like crazy,” leading to “horrendous cracking,” said Tom Scullion, senior research engineer with the Texas Transportation Institute at Texas A&M University.
テキサス東部では、熱と日照りが道路の下の粘土を多く含む土に驚くべき影響を与えた。「ただただ狂ったように縮む」ことによって「ものすごい亀裂が生じた」と、テキサスA&M大学のテキサス輸送研究所・上級研究技師Tom Scullionは語った。

In Northeastern and Midwestern states, he said, unusually high heat is causing highway sections to expand beyond their design limits, press against each other and “pop up,” creating jarring and even hazardous speed bumps.
北東部および中西部の州において、異常な高熱が道路の設計限界を越えており、互いに押し合うことで、不快な音を出すような凹凸、ときには危険な減速を生む凹凸を「突然押し出す」のだと、彼は述べた。



Excessive warmth and dryness are threatening other parts of the grid as well.
過度の暑さおよび乾燥は、インフラ網の他の部分を同様に脅かしています。

In the Chicago area, a twin-unit nuclear plant had to get special permission to keep operating this month because the pond it uses for cooling water rose to 102 degrees; its license to operate allows it to go only to 100.
シカゴ地区では、冷却水に使用する池の水温が華氏102度(39℃)まで上昇したので、原子力発電所は今月、稼働させるために特別な許可を取得し続けなければならなかった。そのライセンスでは華氏100度までしか操業を認めていない。

According to the Midwest Independent System Operator, the grid operator for the region, a different power plant had had to shut because the body of water from which it draws its cooling water had dropped so low that the intake pipe became high and dry; another had to cut back generation because cooling water was too warm.
中西部独立電力管理機構(地域のための電力網オペレーター)によれば、ほかの発電所は、冷却水を取り込むための水源の水位が著しく低くなって取水パイプが高温かつ乾燥したことにより、操業を停止しなければならなかった。
また別の発電所では冷却水が熱くなりすぎたため、発電量を削減しなければならなかった。



The frequency of extreme weather is up over the past few years, and people who deal with infrastructure expect that to continue.
過去2、3年で異常気象の頻度は高まっており、インフラに関わっている人々は、その傾向が続くと見ている。

Leading climate models suggest that weather-sensitive parts of the infrastructure will be seeing many more extreme episodes, along with shifts in weather patterns and rising maximum (and minimum) temperatures.
主要な気候モデルは、天候パターンや最高・最低気温の変化とともに、インフラの天候に敏感な部分が、これからも多くの極端なエピソードを目の当たりにすることになるであろうことを、示唆している。



“We’ve got the ‘storm of the century’ every year now,” said Bill Gausman, a senior vice president and a 38-year veteran at the Potomac Electric Power Company, which took eight days to recover from the June 29 “derecho” storm that raced from the Midwest to the Eastern Seaboard and knocked out power for 4.3 million people in 10 states and the District of Columbia.
「我々は今や、毎年のように『世紀の嵐』を経験している」と、ポトマック電力の上級副社長で38年のベテランであるビル・ガウスマンは言う。
6月29日に中西部から東沿海部を駆け抜けて10州およびコロンビア特別地区(首都ワシントン)の430万人のための電力を停止させた、「derecho(長寿命の、雷を伴う嵐を指す言葉のようです)」嵐からの復旧に、同社は8日を要した。


In general, nobody in charge of anything made of steel and concrete can plan based on past trends, said Vicki Arroyo, who heads the Georgetown Climate Center at Georgetown University Law Center in Washington, a clearinghouse on climate-change adaptation strategies.
ワシントンにあるジョージタウン大学法律センターの、気候変化適応戦略の
情報センター、ジョージタウン気候センターの所長をしているヴィッキ・アロヨ女史は、一般的に、鉄やコンクリートで作るものに関わっている人には、過去の傾向に基づいて計画できる人は誰もいない、と言う。


Highways, Mr. Scullion noted, are designed for the local climate, taking into account things like temperature and rainfall. “When you get outside of those things, man, all bets are off.” As weather patterns shift, he said, “we could have some very dramatic failures of highway systems.”
(テキサス輸送研究所)のScullion氏は、道路は、気候や降雨量など地域の気候に合わせて設計されている、と述べた。「その前提から外れれば、賭けはぜんぶ外れだよ」。天候パターンの変化とともに「我々はもっと劇的な道路システムの故障に直面するかもしれない」と彼は言った。



Adaptation efforts are taking place nationwide.
(異常気象に)適応するための努力は、国中で実行されている。

Some are as huge as the multibillion-dollar effort to increase the height of levees and flood walls in New Orleans because of projections of rising sea levels and stronger storms to come; others as mundane as resizing drainage culverts in Vermont, where Hurricane Irene damaged about 2,000 culverts.
例えば、
数十億ドル規模のものでは、ニューオーリンズにおける海面の上昇やより強力なハリケーンに備えて、堤防を高くする努力であり、
平々凡々なものでは、バーモントにおける、ハリケーン・アイリーンで約2,000の暗渠(地下埋設の下水管)が損壊したことを受けた暗渠配管のサイズ変更の努力である。

“They just got blown out,” said Sue Minter, the Irene recovery officer for the state.
「とにかくぶっ壊れたんだ」と州のアイリーン復興局のスー・ミンター氏は言った。

In Washington, the subway system, which opened in 1976, has revised its operating procedures.
ワシントンでは、1976年に開通した地下鉄システムが操業手続を改編した。

Authorities will now watch the rail temperature and order trains to slow down if it gets too hot.
当局はレールの温度を監視し、熱くなり過ぎれば列車の速度を落とすように命令を出すことになる。

When railroads install tracks in cold weather, they heat the metal to a “neutral” temperature so it reaches a moderate length, and will withstand the shrinkage and growth typical for that climate.
鉄道会社が寒冷期に線路を敷設するとき、彼らは(線路の)金属を温めることによって温度的に中立にし、線路が適度な長さになるよう調整しているので、その地域独特の気候において伸びたり縮んだりすることには耐えられるだろう。

But if the heat historically seen in the South becomes normal farther north, the rails will be too long for that weather, and will have an increased tendency to kink.
しかし、過去に南部で経験してきたような暑さが、はるか北のほうでも普通になってきた場合、レールはその天候によって長くなり過ぎることになるだろうし、より一層曲がりくねる傾向が強まるだろう。

So railroad officials say they will begin to undertake much more frequent inspection.
それゆえ、鉄道会社はより頻繁に点検を行うと言っている。


Some utilities are re-examining long-held views on the economics of protecting against the weather.
いくつかの公益事業会社(電力会社など)は、長年持ち続けた天候に対する保護の経済学の見方を再検証している。

Pepco, the utility serving the area around Washington, has repeatedly studied the idea of burying more power lines, and the company and its regulators have always decided that the cost outweighed the benefit.
ワシントン周辺地域で公益事業を展開しているPepco社は、送電線のさらなる地中化を繰り返し研究してきたが、同社およびその監督官は、コストが利益を上回る(事業性に乏しい)という判断を下してきた。

But the company has had five storms in the last two and a half years for which recovery took at least five days, and after the derecho last month, the consensus has changed.
しかし、同社は過去2年半における5つのハリケーンで、最低でも復旧に5日間を費やしたことや、先月の「derecho(長寿命の、雷を伴う嵐)」を受け、この見方を変えた。

Both the District of Columbia and Montgomery County, Md., have held hearings to discuss the option — though in the District alone, the cost would be $1.1 billion to $5.8 billion, depending on how many of the power lines were put underground.
コロンビア特別地区(首都ワシントン)とメリーランド州モントゴメリー郡において、公聴会を開いて議論を持ったところ、どれだけの送電線を埋設するかによるが、コロンビア特別地区だけで11億ドル(約880億円)から58億ドル(約4600億円)の費用がかかるであろうと試算された。



Even without storms, heat waves are changing the pattern of electricity use, raising peak demand higher than ever.
もしハリケーンがなくとも、熱波が電力使用のパターンを変化させており、従来よりも電力需要のピークを上昇させている。

That implies the need for new investment in generating stations, transmission lines and local distribution lines that will be used at full capacity for only a few hundred hours a year.
これは、1年のうちのたった2、3百時間のための電力容量のために発電所や送電線を新設するための新たな投資をする必要性を暗示する。

“We build the system for the 10 percent of the time we need it,” said Mark Gabriel, a senior vice president of Black & Veatch, an engineering firm. And that 10 percent is “getting more extreme.”
「我々は必要となる10%の時間のためのシステムを構築している」と工事会社のBlack & Veatch社のマーク・ガブリエル上級副社長は言った。その10%が「より極端になりつつある」と。





Even when state and local officials know what they want to do, they say they do not always get the cooperation they would like from the federal government.
州や地方政府当局者は、彼ら自身が何をやりたいかを分かっていたとしても、彼らが連邦政府から取り付けたい協力を得られるとは限らない。

Many agencies have officially expressed a commitment to plan for climate change, but sometimes the results on the ground can be frustrating, said Ms. Minter of Vermont.
多くの行政機関は公式に気候変動に向けた行動を約束しているが、ときには不満の残る結果に終わることもあるとバーモントのミンター女史は言った。

For instance, she said, Vermont officials want to replace the old culverts with bigger ones. “We think it’s an opportunity to build back in a more robust way,” she said. But the Federal Emergency Management Agency wants to reuse the old culverts that washed out, or replace them with similar ones, she said.
例えば、バーモントの当局者が古い地下埋設パイプをより大きなものに交換しようとしたときのことだ、と彼女はいう。「我々はより安定性の高いものにやり変える良い機会だと考えていました」が、連邦緊急事態管理庁は古いパイプを洗浄して再利用するか、同じサイズのものと交換することを望んだ、と彼女は言った。

Ms. Arroyo of Georgetown said the federal government must do more. “They are not acknowledging that the future will look different from the past,” she said, “and so we keep putting people and infrastructure in harm’s way.”
ジョージタウン(気候センター所長)のアロヨ女史は、連邦政府はもっと行動すべきと言った。「彼らは将来が過去とは違うものになるという認識を持っていない。それゆえ、我々は人々とインフラを危険な状態にさらし続けているのだ」と彼女は言った。





公共工事をやたらと批判されている前原氏には、アメリカにも「あんたらまで先祖返りかよ」と言って頂きたいと思う今日この頃、といったところですね…

まあ、そんなこと言ったところで、返す刀で

「あなたは将来が過去とは違うものになるという認識を持っていない。それゆえ、我々は人々とインフラを危険な状態にさらし続けているのだ」

と言い返されて終わりだと思いますが…






さて、

このアメリカの話、読んでいると、

自民党の「国土強靭化法案」にも大きな影響を与えた(とされている)藤井聡・京都大学大学院教授のご著書

救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる




の話と非常に似ているなあ、と思いました。


この本で、藤井教授は、とくに地震に関して、過去の延長線上で考えていては、将来の危機を乗り切れないのではないか、という警告を発しています。
(もっとも、より正確に書くと、地震に関しては、1000年周期くらいで考えれば、明確に過去の延長線上の話で近い将来のリスクを十分に具体的に想定できることが、同書で説明されていますが)。


例えば、第3章では

東海道新幹線は東京と大阪という日本の二大都市圏を結ぶ経済の大動脈ですが、海岸線を通っているため、東海大地震で津波に襲われれば壊滅的な打撃を受けてしまう
→内陸部を走るリニアはそのときに備えた保険としても非常に重要

とか、

東北自動車道内陸部にあったため津波による被害が小さく、その後の復興に絶大な威力を発揮した

とか、

和歌山の幹線道路海沿いの一本しか無いので、和歌山に津波が到来してその唯一の幹線道路が損壊すれば、和歌山沿岸部の復興が著しく困難になる

といった指摘をされているのを読み、非常に感動を覚えました。


平時には無駄であるとしか思えないものも、災害時には強烈な効能を発揮することがあり、そこまで考えて「強靭化すべき」という趣旨は本当に素晴らしいです。


なお、この本のp.68ではなぜか、おそれ多くも私を「ポスト平和ぼけ世代」の40代以下の物書きの一人としてご紹介頂いていたりするのですが、すみません、私も平和ぼけでした^^;

例えば、和歌山なら内陸部にもう一本、幹線道路を可及的速やかに通すべき、というような発想を、恥ずかしながら私は今まで持っていなかったのであります。



ちなみに、東日本大震災では、↓こんな美談もありましたね




明治の教訓、15m堤防・水門が村守る…岩手
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110403-OYT1T00599.htm
読売新聞 2011年4月3日


津波で壊滅的な被害を受けた三陸沿岸の中で、岩手県北部にある普代(ふだい)村を高さ15メートルを超える防潮堤と水門が守った。

 村内での死者数はゼロ(3日現在)。計画時に「高すぎる」と批判を浴びたが、当時の村長が「15メートル以上」と譲らなかった。

 「これがなかったら、みんなの命もなかった」。太田名部(おおたなべ)漁港で飲食店を営む太田定治さん(63)は高さ15・5メートル、全長155メートルの太田名部防潮堤を見上げながら話した。

 津波が襲った先月11日、店にいた太田さんは防潮堤に駆け上った。ほどなく巨大な波が港のすべてをのみ込んだが、防潮堤が食い止めてくれた。堤の上には太田さんら港内で働く約100人が避難したが、足もとがぬれることもなかった。

 村は、昆布やワカメの養殖が主な産業の漁村で、人口約3000人は県内の自治体で最も少ない。海に近く狭あいな普代、太田名部両地区に約1500人が暮らし、残る村人は高台で生活している。普代地区でも高さ15・5メートル、全長205メートルの普代水門が津波をはね返した。

 防潮堤は1967年に県が5800万円をかけ、水門も84年にやはり35億円を投じて完成した。既に一部が完成し60年にチリ地震津波を防ぎ、「万里の長城」と呼ばれた同県宮古市田老(たろう)地区の防潮堤(高さ10メートル)を大きく上回る計画は当初、批判を浴びた。

 村は1896年の明治三陸津波と1933年の昭和三陸津波で計439人の犠牲者を出した。当時の和村幸得村長(故人)が「15メートル以上」を主張した。「明治に15メートルの波が来た」という言い伝えが、村長の頭から離れなかったのだという。

 今回の津波で、宮古市田老地区は防潮堤が波にのまれ、数百人の死者・不明者を出した。岩手県全体で死者・行方不明者は8000人を超えた。

 普代村も防潮堤の外にある6か所の漁港は壊滅状態となり、船の様子を見に行った男性1人が行方不明になっている。深渡宏村長(70)は「先人の津波防災にかける熱意が村民を救った。まず村の完全復旧を急ぎ、沿岸に救いの手を伸ばす」と語った。
(2011年4月3日22時05分 読売新聞)





岩手県ではまさに「先祖返り」した昔の村長さんのお蔭で村民の皆さんが助かったわけですね。






『先祖返り』、大いに結構!

ご先祖様は大切に。

でも、最近の異常気象に対応するには、

ご先祖様以上の努力が必要かも。


それにしても、アメリカにも

インフラや公共投資の大切さを

訴える人たちがいるとは、

驚いた!



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コメント

1014:

前原は、出自はとも角、精神性が既にあっち系の人間ですから、普通の日本人として扱ってはいけません。このクソキムチ野郎は、朝鮮半島統一基金だか何だかにはポンと気前よくポケットマネーを寄付している様なゴミです。

2012/07/27 17:51 | 素浪人 #z8Ev11P6 URL [ 編集 ]
1015:

廣宮さん、今日も新鮮な分析有難うございます。

前原さんの発言、私も本当に憤りを感じました。国民が死んでもいいんですかね?自分だけは死なないとでも思っているのかも(汗)。一般人でもわかる事が全く分かってない人が権力の中枢にいて、しかもこれがあと数年は続くとは(汗)。いや本当に人の命がかかってますから笑ってられませんね。さっさと政権交代して復興も列島強靭化もしないといけないんですけど、また野党に戻ると反対するんでしょうねえ…。本当に悪い事しかしませんねえ。今度はマイナンバー制度とかで、我々の収入から健康状態から生年月日から全部ID番号で管理するとか、どこのソ連だよ!と。

それと天皇家というものは存在せず、天皇制は共産党が作った呼び方なので使わない方が良いと聞きました。正しくは「皇室」または「ご皇室」だそうです。他に詳しい方がおられると思いますが、どうしても気になりましたので敢えて。

応援クリック。

2012/07/28 04:09 | おれんじ #- URL [ 編集 ]
1016:航空母艦

和歌山が津波で襲われた時,
陸路のほかに海の方から救援するのもいいと思う.
航空母艦みたいので海から支援するのである.
自衛隊は災害用の艦隊を一つ作れ!

2012/07/28 10:05 | ガセネッタ #- URL [ 編集 ]
1017:Re: タイトルなし

おれんじさん
> それと天皇家というものは存在せず、天皇制は共産党が作った呼び方なので使わない方が良いと聞きました。正しくは「皇室」または「ご皇室」だそうです。他に詳しい方がおられると思いますが、どうしても気になりましたので敢えて。

ご教示ありがとうございます。Wikipediaを見ると、同様の趣旨の記載がありますね。
勉強不足を恥じております^^;。本文の表現を「皇室」と「天皇陛下」に修正させて頂きました。

2012/07/28 10:53 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]
1018:前原にも腐った生卵を!

ご無沙汰しておりました。7/3、7/14二度の河川氾濫で自宅が浸水したsiorinさんです。一生に一度あるかないかの体験ですよね、こんなの。堤防増強工事が順番待ちだったので、このザマです。竹田の玉来川もそうですが、工事が終わってればなかったはずの災害です。トボけたことを言うな、前原よ。渡邉さんじゃないけど「人殺し!見殺しにするのか!?」です。卵投げつけたやりたいよ=!!!

2012/07/28 15:29 | siorin #- URL [ 編集 ]
1021:

前原がもし在日ではないのなら本当に先祖がえりをしてほしいですね。現在こそ復旧のために公共事業が必要な時なのに的外れな批判をして、それでいて日本のためにならない政策には誘導するためにデマを流す。日本の政治をやる資格はないですね。どこの国の何人のつもりなのでしょうか?
TPPについてもこう言ってもらいたいですね。「1%の人々の利益のために99%の人々を犠牲にしてはならない」と。

2012/07/29 20:18 | さくらんぼ #- URL [ 編集 ]
1022:Re: 前原にも腐った生卵を!

siorinさん
なんと、それは大変でしたね!\@0@/
「堤防増強工事が順番待ちだったので、このザマです。」ということなんですね。なるほど…。
前原さんはしかし、ここまで日本国民の恨みを買ってまで、何がなさりたいのでしょうかねえ…

> ご無沙汰しておりました。7/3、7/14二度の河川氾濫で自宅が浸水したsiorinさんです。一生に一度あるかないかの体験ですよね、こんなの。堤防増強工事が順番待ちだったので、このザマです。竹田の玉来川もそうですが、工事が終わってればなかったはずの災害です。トボけたことを言うな、前原よ。渡邉さんじゃないけど「人殺し!見殺しにするのか!?」です。卵投げつけたやりたいよ=!!!

2012/07/30 16:14 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]

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