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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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529:イスラエルも格差深刻 - 元軍人らが相次ぎ抗議の焼身自殺。混迷深まるイスラエル社会について、まとめてみました。

2012/08/02 (Thu) 18:46
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さて、TPPについて、↓のようなJPEGファイルを作ってみました。

これは、あくまでも私の主張ではなく、
アメリカの反TPP
の皆さんの主張ですが…

No_TPP.jpg  






本日は、日本であまり報道されていない、イスラエルの格差問題について、詳細をまとめてみました。


と言いつつ、まずは日本語ソースで:


焼身自殺図り男性重傷 イスラエル、物価高騰デモの最中に
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120715/mds12071510590001-n1.htm
MSN産経ニュース 2012.7.15

イスラエル中部テルアビブで14日、住宅価格や生活費の高騰に抗議する数千人規模のデモの最中、北部ハイファの40代の男性が焼身自殺を図り、体の80%をやけどする重傷を負った。同国紙イディオト・アハロノト(電子版)が伝えた。

 目撃者によると、男性は液体をかぶって自分に火を付ける前に「ネタニヤフ首相やシュタイニッツ財務相は貧乏人から奪い、金持ちに与えている」「ホームレスにはなりたくない。だから国家の悪行に抗議している」と書いた紙を読み上げた。

 男性の知人の話などによると、男性は脳卒中の後遺症で働けなくなったため、公共住宅の割り当てを国に申請したが断られ、周囲に焼身自殺を予告していたという。





その方が自身に火をつけた直後の、衝撃的な動画がRT.comに掲載されています。

Heated discontent 2012: Man sets himself on fire as thousands protests in Israel (PHOTOS, VIDEO)
2012年、加熱した不満: イスラエルで、数千人の抗議活動のさなか、男性が自らに火を付ける(写真、動画あり)
http://www.rt.com/news/israel-protest-housing-203/
RT.com 15 July, 2012


が、その後、その男性が亡くなっていますので、当ブログでは敢えて、直接動画を貼るのは差し控えさせていただきます。


そして、その焼身自殺した男性の影響で、その後イスラエルでは4件の焼身自殺(未遂含む)が起きたと、英国で1841年にユダヤ人紙THE JEWISH CHRONICLEが伝えています

Four more self-immolations in Israel
イスラエルでさらに4件の焼身自殺
http://www.thejc.com/news/israel-news/70490/four-more-self-immolations-israel
THE JEWISH CHRONICLE ONLINEJuly 26, 2012



私が驚いたのは、そのうちの一人が
イスラエル国防軍の軍人であったことです。
なお、最初に焼身自殺を図り、その後死亡した方(Moshe Silman氏)も、ロシアRT.comによれば元軍人とのことです(ただし、イスラエル紙ではMoshe Silman氏を元軍人とは伝えていませんが)。


Wheelchair-bound IDF vet latest Israeli to set himself ablaze
車いすに乗ったイスラエル国防軍の退役軍人、焼身自殺を図る
http://www.rt.com/news/israel-another-veteran-fire-795/
RT.com 22 July, 2012

A disabled Israeli Defense Forces veteran has self-immolated, sustaining burns to 80 per cent of his body. The incident follows the death of IDF veteran Moshe Silman, who sparked a series of similar protests by setting himself ablaze last week.
障害を負った元イスラエル国防軍の軍人が、焼身自殺を図った。彼は全身の80%の火傷を負った。この出来事は、一連の自らに火を付けるような抗議のやり方のきっかけとなった、元イスラエル国防軍の軍人であるMoshe Silmanの死に続くものであった。



"I immediately understood that it was gasoline and not water," Mahmoud Gdir, an eyewitness, told Agence France Presse. "I saw him holding a lighter and pleaded with him not to do it, but he did. I ran to my car to get a small fire extinguisher. It lasted about 2-10 seconds."
目撃者の一人、Mahmoud Gdir氏はAFP通信に「私はそれが水ではなくガソリンだとすぐに分かった」と語った。「私はかれがライターを手に持っているのを見て、彼にやめるよう嘆願したが、彼は実行した。私は私の車に戻って小型の消火器を持ってきた。それは2~10秒続いた」

The disabled man, aged 45, was later recognized as an IDF veteran. Sustaining massive burns, he was rushed to a hospital where he was induced into a coma and put on life support.
障害を持っていた45歳の男性は、元イスラエル国防軍の軍人であると分かった。重度の火傷を負い、病院に担ぎ込まれたが、昏睡状態に陥り、生命維持装置を付けられた。

The Disabled IDF Veterans' Association says financial woes compelled the veteran to take the desperate measure.
イスラエル国防軍退役軍人障害者協会は、経済的困窮がその元軍人をそのような自暴自棄な行為をするように追い込んだと言っている。

"The bodies that are supposed to support him, i.e. the Defense Ministry and National Insurance Institute have failed him,” the organization’s spokesman told Ynet News. “I'm afraid over 50,000 IDF veterans share his frustration."
「国防相や国民保険局など、彼を支えるべき組織が、彼を見捨てたのです」。イスラエル国防軍退役軍人障害者協会の広報担当者がYnet Newsに語った。「私は5万人のイスラエル国防軍退役軍人が彼の不満を共有することを恐れます」



Israeli social services are collapsing, says Yael Havasi, a public housing activist and protester. As the health system becomes increasingly privatized, fewer people have access to medication, while the criteria for public housing are unrealistic.
イスラエルの社会保障は崩壊しつつある、と公営住宅運動家・抗議者の Yael Havasi氏は言う。医療制度の民営化が進み、ほんの少数の人しか医療サービスを受けられない一方、公営住宅の基準は非現実である、と。

“If you do not have three children you will not get public housing,” Havasi told RT. “People are not dying of hunger, they are dying of despair. This is what the government has to listen to.”
Havasi氏は「もし子供が3人いなければ、公営住宅を手に入れることはできない」とRTに語った。「人々は飢えによって死ぬのではなく、絶望によって死んでいるんです。このことにこそ、政府は耳を傾けなければならないのです。」

But Prime Minister Benjamin Netanyahu has yet to propose a solution.
しかし、ベンジャミン・ネタニヤフ首相はまだ解決策を示していない。

“Throughout his political career, Benjamin Netanyahu has always had a neoliberal economic view, which is pro-privatization. The whole idea is that poor people have to handle themselves. So I am not surprised Netanyahu is not answering us quickly,” continued Havasi. “But I am surprised our Minister of Housing [Ariel Atias] does not understand that either he gives real solutions to people or he should resign from the government, from the point of view of what his [Shas] party is promoting.”
「ベンジャミン・ネタニヤフ首相は、彼の政治的経歴を通じて、常に新自由主義的な経済観を持っていました。それは民営化推進の考え方です。貧困者は自分で何とかしなければならないという考え方です。だから、ネタニヤフ首相がすぐに私達に答えを示そうとしないことに、私は驚きません」とHavasi氏は続けた。
「しかし、私は、建設・住宅大臣(Ariel Atias氏)が、彼が人々に現実的な解決策を提供するか、もしくは、彼が辞任すべきかということについて分かっていないということに驚きました。彼の所属政党(Shas党)が推進していることからすればね。」

---

イスラエル建設・住宅大臣(Ariel Atias氏)が所属するShas党というのは、

Wikipediaによりますと、その目的の一つは…

The stated purpose of the party is ... to repair what it sees as the “continued economic and social discrimination against the Sephardic population of Israel”.
…イスラエルにおけるスペイン・ポルトガル系ユダヤ人(the Sephardic)に対して続けられている、経済的、社会的差別(とShas党の人々が見なしているもの)を修復することが、記述された政党の目的である。

とのことです。


上記記事の(反格差)抗議者の発言は、その政党の目的と、その政党所属の大臣の行動が一致していないのではないか、ということを指摘しているようです。



しかし、貧困にあえぐ元軍人らが相次ぎ焼身自殺を図っているさなか、イスラエルを巡る軍事的緊張はいよいよ高まりつつあります。



Time running out for peaceful solution to Iran problem - Netanyahu
イラン問題の平和解決は時間切れになりつつある:ネタニヤフ首相
http://www.rt.com/news/netanyahu-iran-solution-panetta-648/
RT.com   02 August

Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu said sanctions were not curbing Tehran’s nuclear ambitions. He waved off the visiting Pentagon chief’s advice to stick to a diplomatic resolution of the crisis.
イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相は、経済制裁は、イランの核開発への野望を抑制していない、と発言した。
彼は、(イスラエルを)訪問中の、米国防長官の、この危機に関しては外交的解決にこだわるべき、という助言を重要でないと退けた。

At a Wednesday meeting with US Defense Secretary Leon Panetta in Jerusalem, Netanyahu suggested that Israel’s patience with Iran was reaching the end of its tenure.
水曜日、エルサレムにおけるレオン・パネッタ国防長官との会合で、ネタニヤフ首相は、イランによるイスラエルの苦痛は限界に達しつつあることを示唆した。

“Right now the Iranian regime believes that the international community does not have the will to stop its nuclear program,” he noted. “This must change, and it must change quickly because time to resolve this issue peacefully is running out.”
「イラン政権は目下、国際社会がイランの核開発を止めるつもりがないと信じている」と彼は述べた。「これは変えなければならない。しかも、すぐに変えなければならない。もはや平和的解決の期限は迫りつつあるのだから。

He stressed that while the sanctions were hurting Iran’s economy, they were failing to force it to abandon its nuclear program.
彼は、イラン経済が制裁により打撃を受けている一方、国際社会がイランに核開発を放棄させることに失敗していることを強調した。







退役軍人らが不満を募らせそうな気配もある一方で、イスラエル政権は軍事行動を起こそうとしている、というのはなかなか複雑な政治環境であると言えるかも知れません。


さて、イスラエルでは左派による大規模な抗議活動が続いています。

連続した焼身自殺事件は、その一環であります。


ちなみに、イスラエルの左派系新聞HaaretzWikiによれば、イスラエルにおける読者シェアは5.8%)の論説記事には、かなり過激な意見が書かれています:


Netanyahu must offer Israelis a social New Deal
ネタニヤフ首相は、イスラエル人に対し、社会的「ニューディール」を提供すべきだ
http://www.haaretz.com/print-edition/opinion/netanyahu-must-offer-israelis-a-social-new-deal-1.375669
By Ari Shavit (Haaretz) Jul.28, 2011

The young man in the green T-shirt standing on my right at the protest rally of the 30,000 said he was left-wing but a Zionist. He votes for Meretz. So why was he demonstrating? Because they screwed us over, prostituted us, turned us into slaves. The 18 families who control the Israeli economy are taking advantage of us, cheating us and making idiots out of us. They're sucking our blood using the banks, cellular companies and big supermarkets. They're brainwashing us with Channel 2.
3万人の抗議集会で、私の右側に立っていた緑のTシャツを着た若者は、彼は左翼でシオニスト(イスラエルの地にユダヤ人国家を建設する主義の人々)だという。
彼はメルツ党(左派)に投票した。
彼はなぜデモに参加したのだろう?
それは彼らが我々をだまし、我々を売りとばし、我々を奴隷にしたからだ。
イスラエル経済を支配する18の家系が我々から利益を得ており、我々をだまし、我々を利用して馬鹿げたことをしている。
彼らは我々の血を吸って、銀行や携帯電話会社や巨大スーパーマーケットを利用している。彼らは「チャンネル2(イスラエルのテレビ局)」を使って我々を洗脳している。



What Israel needs urgently is a sane, liberal social synthesis - not neoliberalism, not cryptocapitalism and not red socialism. If Bibi doesn't understand this soon, he will be replaced quickly. This time it's not the media, stupid. This time it's the people. And the people are saying clearly that the place of the elite is not on the Israeli stretcher but carrying it. The people want social justice.
イスラエルに今すぐ必要なのは、新自由主義でもなく、隠れ資本主義でもなく、真っ赤な社会主義でもない、健全で豊かな社会的統合である。
もしも"Bibi"(ネタニヤフ首相のこと)がこのことをすぐに理解しなければ、彼はすぐに交代させられるだろう。
今度は、メディアが愚かなのではない。国民だ。
そして、エリートたちの居場所は、イスラエルという担架の上ではなく、担架を運ぶ側にあるのだと国民は明確に言っている。
国民は社会的公正を望んでいるのだ。






この記事を書いたのは

Ari Shavit is a senior correspondent at Haaretz Newspaper and a member of its editorial board.

ということでHaaretz紙の編集委員の一人です。

左派系新聞の編集委員が、単純に「新自由主義反対!」ではなく、「新自由主義でも真っ赤っかな社会主義でもなく、健全で豊かな社会的統合」と言っているところは興味深いところです。


私も常々、資本主義と社会主義のあいの子、いいとこ取りの「第三の道」を主張しています(ブログでも著書でも。新著にも書きましたが、一番詳しいのは「さらば、デフレ不況」です)

極端な資本主義(新自由主義)は格差を拡大しすぎるし、極端な社会主義は生産性を毀損して世の中全体を停滞させてしまいます。

それはもう結果の出ているところですから、その中間の方法、両方の長所を伸ばし、短所を低減する方法が妥当だというのは自然の流れではなかろうかと思います。





長くなりましたが、もう少し続けます。

今度はイスラエルで最も読まれているISRAEL HAYOM(ISRAEL TODAY)(シェア39%。Wiki参照)の記事です。

最も読まれているとはいえ、フリーペーパーのようですが。


Wikiによると、同紙の共同経営者の一人が、完全にネタニヤフ首相寄りなのだとか。ネタニヤフ首相は右派で新自由主義のリクード党所属ですから、同紙はどちらかというと新自由主義寄りで右寄りかも知れません。


なお、↓この記事は1年前のもの。





In her majesty’s service
(タイトルは訳しにくいので、そのままにしておきます)

http://www.israelhayom.com/site/newsletter_article.php?id=784
ISRAEL HAYOM August 19, 2011

Who is behind the news reports that Kadima is aiding the tent protests? Perhaps Kadima itself, which has seen parties to its left gaining popularity at its expense since the protests began.
カディーマ党(主に右派政党リクードの穏健派らが2005年に設立した政党。その後、労働党の一部も合流。現在、イスラエル議会の最大政党Wiki参照)がテントを張った(反格差運動の)抗議者たちを援助しているというニュース報道の裏に誰がいるのか? 
もしかしたらカディーマ党自身かもしれない。

抗議活動が始まって以来、そのカディーマ党の犠牲のもと、左派政党が支持を伸ばしている。

Dror Eydar (この記事を書いた記者の名前)



This week, the Walla website published an exposé about Kadima’s behind-the-scenes involvement in the tent protests. The diligent reporter found dozens of protest signs, which had been carried during the latest demonstrations, stored at the party’s headquarters. Two and a half weeks earlier, Channel Two’s Rina Mazliah reported something similar. Nevertheless, the Walla article drew a torrent of emotional responses from people who took the bait.
今週、Wallaのウェブサイトが、カディーマ党のテント抗議者に関する内幕について、暴露記事を発表した。
勤勉な記者は、最新のデモで使われていた大量の抗議サイン(プラカードのことか)が、カディーマ党本部に保管されていたことを発見した。
2週間半前、チャンネル2のRina Mazliah が同様のことを報告した。
それにも関わらず、Wallaの記事は、その「えさ」に食いついた人々の感情的反応の嵐を引き出したのであった。

(カディーマ党がこっそり左派の抗議活動を支援していた、ということをバラされただけなのに、なぜか左派の人たちを怒らせた、ということ)


Interestingly, Kadima’s reaction to both exposés used almost the exact same wording. “Over the past two and a half years, Kadima has taken advantage of every opportunity to convey its messages opposing the government of taxes.” Then came Kadima’s emphatic assertion, in both exposés, that they did not start the protest.
興味深いことに、この二つの「暴露」に対するカディーマの反応は、ほぼ正確に同じ言葉であった。
「過去2年半にわたり、カディーマはすべての機会を利用して、政府の増税に反対するメッセージを届けてきた」。
そして、両方の暴露において、カディーマ党は、彼らが抗議活動を始めていないということを強調した。

In my opinion, this is hardly an exposé at all, as Kadima itself is likely behind these leaks. Paradoxically – or not – Kadima is the protests’ main casualty. The protest has indeed aroused the left wing, mainly the ideological Left, which “suddenly” discovered that Kadima was actually neither socialist nor social-democratic, and held a neoliberal economic worldview which, to some degree, resembles that of the Likud. This renders it superfluous not only as a kind of Likud II, but also as the leader of the left wing and the successor to the Labor Party. Meanwhile, the strength of those parties that have consistently focused on socialist messages, such as the Labor, Meretz and Hadash, has increased.
私の意見では、これは暴露でも何でもなく、カディーマ党自身がこのリークの背後にいるようだ。
逆説的に、というべきか否か、カディーマ党は抗議活動の主たる犠牲者だ。
抗議活動は左翼(主にイデオロギー的左派)を刺激し、彼らはカディーマ党が社会主義者でもなく、社会民主主義者でもなく、ある程度リクード党(右派、新自由主義寄り)に似た、新自由主義的な経済観を持った政党であることを「突然」、発見することとなった。
このことは、カディーマ党に、第2リクードのようなものとして、ということだけでなく、左派の指導者として、労働党の後継者として、余計なものを与えた。
その間、一貫して社会主義的なメッセージに焦点をあててきた、労働党やメルツ党が支持を伸ばした。

Various polls conducted over the past month show that Kadima has lost seats to the parties to its left. While it is not certain that the trend will last, it is clear from the polls that even if the general public identifies with the issues which the protest has brought to the fore, it also identifies the protest itself, at least politically, with the Left. Therefore, the Likud has not really been harmed. While criticism of the government from the Left does not have much of an effect on right-wing voters, it does bring the left-wing voters back home - at Kadima’s expense.
先月行われた様々な世論調査は、カディーマ党が彼らよりも左にある政党に支持を奪われたことを示している。
この傾向が続くかどうか定かではない。
しかし、世論調査からは、もし一般大衆が、抗議活動によって示された事柄に共鳴したとしても、一般大衆はその抗議活動自体を左派と同一視するであろうことが、明らかになっている。
それゆえ、リクード党は打撃を受けていない。
左派からの政府に対する批判は、右翼の有権者にほとんど影響を与えていない一方、カディーマ党の犠牲のもと、左翼の有権者は左派政党に戻った。






前回の2009年の選挙では、

中道的な立ち位置のカディーマ党が最大の議席(28/120)を集め
右派のリクードが27で第二政党、
中道右派のYisrael Beiteinu(Israel is our home)党が15となりました。


そして、
左派は労働党が8、
メルツ党が3で少数派だった
(以上、wiki参照)のですが、

カディーマが下手な小細工もあって支持を落とし、これら左派政党が支持を伸ばしている、というわけですね。

ただ、それは1年前の情勢です。


ちなみに、カディーマ党は今年の5月8日にリクード主導の連立政権に参加したのですが、わずか2か月後の7月17日には離脱しています
wiki参照)

これはちょうど、最初の焼身自殺(Moshe Silman氏)が起こった7月14日の直後ですが、やはり関連があったのでしょうか。
このSilman氏の焼身自殺はイスラエル社会に相当なインパクトを与えたようですから…。


アメリカ同様、イスラエルでも右と左の純化と言いますか、分断が進行しているようです。

そして、そのさなかで元軍人が焼身自殺を図るという出来事があり、その一方で首相がイラン攻撃を示唆している。

さて、
仮にイスラエルがイラン攻撃を強行したとします。
勝っても負けても、戦後は左派が勢力を伸ばすのではないでしょうか。
戦争になれば、かならず犠牲者が出ます。負傷し、後遺症が残る軍人も出てきます。

そして、その後のイスラエルの政治情勢は混迷を深めそうです。

それは様々な意味で、中東全体の安定を揺るがすことにつながるかも知れません。


ただし、私は左派系の新聞記者が

「イスラエルに今すぐ必要なのは、新自由主義でもなく、隠れ資本主義でもなく、真っ赤な社会主義でもない、健全で豊かな社会的統合である。」

と言っていることに少しだけ救いを見いだせたような気がしています。





 あのイスラエルでも

 テントを貼っての

 『占領運動』があり、

 新自由主義反対!

 あるいは、

 新自由主義も真っ赤っかな社会主義もダメ!

 と言っている人たちがいるとは、驚いた!!!



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コメント

1033:

いや驚きました。イスラエルと言えばネタニヤフ首相がゴリゴリのタカ派で今にもイランと戦争するぞ!と言いそうな印象でしたが、実際は中も色々ゴタゴタしているんですね。

イスラエルに行った事ありますけど、何というか、欧州から帰ってきたユダヤ人やら元々住んでるユダヤ人(欧州系ユダヤ人に差別されているらしい)やらパレスチナ人やらイスラム系やらごちゃっと住んでいて、わさわさ不安定な感じ。滞在中もテロが相次いでましたが、こんな格差問題が存在するとは思ってもみませんでした。

社会主義と資本主義の良いとこどりっていいですね!私もそれが一番の理想だと思います。考えたら日本もちょっと前まではそれでやってきたんですよね。応援クリック。

2012/08/02 22:11 | おれんじ #- URL [ 編集 ]

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