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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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593:「国の借金1000兆円」(笑)

2013/08/10 (Sat) 14:43
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「国の借金」カバー表面

「国の借金」アッと驚く新常識 ~"年金絶望世代"も元気が出る

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消費税、ユーロ問題、TPP、
国の借金、破綻と繁栄の世界史、将来への展望etc…



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◯日本の財政余裕度は世界一。世界で一番「破綻」と縁遠い国!
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という、「究極の二段構え」の“新常識”で、あなたと日本を元気にします!




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国債を刷れ新装版表紙

「国債を刷れ!新装版-これがアベノミクスの核心だ」








表題の件、日本のメディアの伝え方を見てもあまり面白くないので、海外メディアを見てみましょう。

といってもそれほど日本のと趣旨は変わりませんが。


とりえあえず、CNNの日本語版から


-----

国の借金1000兆円を突破 6月末時点
http://www.cnn.co.jp/business/35035799.html
2013.08.09 Fri posted at 18:26 JST

香港(CNNMoney) 財務省は9日、国債や借入金などを合わせた国の借金が今年6月末時点で1008兆6281億円になったと発表した。1000兆円を突破したのは初めて。

債務残高の対国内総生産(GDP)比率は先進国中最も高い水準で、2014年には230%に達するとみられている。国債残高は830兆円に達した。

政府は10年以上続いたデフレからの脱却を目指し公共投資などの景気刺激策を拡大しているが、これらの財政出動は債務増加をもたらす結果となる。増え続ける政府債務に対して、国際社会からは懸念の声が高まっている。

経済開発協力機構(OECD)は、債務削減に向けた一層の努力が必要だと主張。「債務残高の対GDP比率の上昇を止め、下げるようにすることが重要だ」と説く。
国際通貨基金(IMF)も「経済成長を促進する構造改革とともに、債務削減に向けたより大胆な計画が必要だ」との見方を示す。

政府も財政再建に向けて動き出している。政府は消費税の税率を2014年4月に8%、15年に10%へと引き上げる方向で検討を進める。増税は経済成長を妨げる可能性もあるだけに、安倍政権は増税を実施できるか、正念場を迎えることになる。

-----

上記記事では、

「債務残高の対国内総生産(GDP)比率は先進国中最も高い水準」
とありますが、IMFのデータベースを見ると、データがある中では、一般政府(中央+地方+社会保障基金)の債務GDP比は先進国中どころか世界最高です。

「だから何だ? So what?」という話なのですが。



国の借金のGDP比がたとえ0%であったとしても、破綻するときゃ破綻しますがな。

アジア通貨危機のときの韓国なんて8%か9%で破綻しかけました。


それは政府の借金ではなくて、民間の外貨建て債務によってです。

たいていの場合、本当に怖いのは民間部門の借金であって政府の借金ではありません。

もちろん、政府が多額の外貨建て債務を持っている場合は別です。

つまり、「政府+民間の外貨建て債務」が問題なのであります。

そして本質的には、物が足りるかどうかの問題です。
外貨建ての借金が返せなくなると、信用が失墜してその国はモノを買いにくくなり、国民は飢え苦しむことになります。

それは「カネ」の側面からみるとインフレです。通貨の価値が大幅に下落し、物を手に入れることができない状態であり、その本質はモノ不足です。

国の借金の大きさよりも、インフレ率を見る方が大事ですが、日本のインフレ率は目下のところ世界最低水準です。

それゆえに「デフレ脱却だー」と国ぐるみで言っているのに、何で国の借金の大きさを気にする必要があるのでしょうか?国の借金がどうなろうと、インフレ率が低ければ何らの問題もないのであります。

インフレが問題になってから国の借金を減らしても遅くはありません。

といっても、本当はインフレだろうが何だろうが、物不足を起こさない対策を取らなければなりません。
終戦直後はそのようにしてインフレの中でも国の借金を増やして生産のための投資をし、物不足地獄から脱却することで物価は落ち着きを取り戻したのです。
朝鮮戦争特需で景気が高揚したのは、物不足がひと通り解消するくらいに物作りができるようになっていた何よりの証拠。そうでなければ、特需があろうが何だろうがモノ作りできず、物が足りないために売るものもなく、よってカネも稼げなかったはずですから。



あとはまあ、湾岸戦争のクウェートみたいな金持ちでも隣の国の強力な軍隊に占領されるなどした場合は、外貨建て借金とかなくてもあっさり“破綻”しますが。



それと念のために再び書いておきますが、「国の借金」という言い方自体は何ら問題はありません。

この場合の「国」は中央政府です。辞書にもそうあります。

例えば「国政に参与する」という言い方をする場合、それは中央政府の政治に参加し、関与する、という意味です。それと同じです。
あるいは「国を相手取って訴訟を起こす」という場合も、それは中央政府を相手に訴訟を起こす意味です。

私は、昔、破綻論を信じていたときも、「国債を刷れ」を執筆したときも特に「国の借金」という言い方に違和感を覚えたことは一切なく、今に至ってもまったく覚えません。未来永劫、ないでしょう。
なぜなら「国」とは、「中央政府」だからです。

マスコミの報道で「国の借金」を「政府の借金」と言い方が仮に変わったところで、何かが変わるとは私にはまったく思えません。
それで消費税の増税問題が沙汰やみになるのでしょうか?
災害対策のための公共工事を可及的速やかにもっと大幅に増額することとなるでしょうか?
まず間違いなく、そんなことにはならないでしょう。
問題の根本はそこにはありません。

「国の借金1000兆円、大変だ!もう終わりだ!」が、
「政府の借金1000兆円、大変だ!もう終わりだ!」に変わるだけです。



というような当ブログにおける「ありきたり過ぎる話」はほどほどにして、NYタイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ブルームバーグの英語記事をさわりだけ紹介します。


まずはNYタイムズ

1000兆= Quadrillion

という数字、桁数に随分とこだわっていらっしゃるようです。

-----

Japan’s Debt Looks Like This: 1,000,000,000,000,000 Yen
日本の借金はこんな感じ:1,000,000,000,000,000円

http://www.nytimes.com/2013/08/10/world/asia/japans-debt-reaches-new-milestone.html?_r=0
By JOHN SCHWARTZ (New York Times)
Published: August 9, 2013

Japan’s soaring national debt, already more than twice the size of its economy, has reached a new milestone, surpassing one quadrillion yen.
日本の莫大な国の借金(national debt)は、すでに経済規模の2倍以上となっているが、新たな歴史的水準に到達し、1000兆円(one quadrillion yen)を超えた。

Let the word quadrillion roll around in your brain for a moment or two, because it is not something you hear every day. Quadrillion. 1,000,000,000,000,000. Really.
少しの間、1000兆という言葉をあなたの脳の中でめぐらせてみよう。それはあなたが日常生活で聞くようなものではないからだ。1000兆(Quadrillion)。 1,000,000,000,000,000。いや、まったく。

A paltry million is the numeral one followed by six zeros. A billion? Nine zeros. A trillion is getting up there: 12 zeros. But the mighty quadrillion has 15 of them.
100万というわずかな数はゼロが6つ。10億(billion)?ゼロが9個。1兆(trillion)はだいぶ近づいてゼロが12個。しかし、1000兆(quadrillion)となるとゼロが15個にもなる。

The mind boggles.
頭がクラクラする。



Compared with Japan, the United States national debt is a mere $16 trillion or so. But if you convert that number into yen, it comes to about 1.5 quadrillion. So it’s good to have a currency that conserves its zeros. Of course, that also means the total American debt is even larger than Japan’s (though not, it should be noted, as a percentage of gross domestic product).
日本に比べて、アメリカの国の借金(national debt)はたったの16兆ドルかそこらだ。しかし、これを円に換算すると、およそ1500兆円(1.5 quadrillion)。というわけで、ゼロをあまり使わない通貨を持っているのは実に良い。もちろん、これはアメリカの総負債が日本よりも多いことを意味する(とは言え、GDP比で言えばそんなことは無いのだが)。

Hmm. Let’s not talk about that.
はああ。この問題を話すのはやめにしましょう。


-----


ははは。
ということは、明治の昔、円を導入する際に決めた1ドル=1円のレートに戻す、「新円」を作れば、多少はマシになるかもしれませんね!

するとあら不思議、日本の「国の借金」はたった10兆円になってしまいます。

これなら、いかにも少ない感じがしますねえ。

まあ、GDPも5兆円になりますが!


このNYタイムズの記者、「少しの間、1000兆という言葉をあなたの脳の中をめぐらしてみよう。それはあなたが日常生活で聞くようなものではないからだ。」と言っています。でも、そんなもんどうでも良い話じゃないですか。

明治18年の日本のGNPは8億円程度でした。
だから一般庶民には「兆」どころか「億」という単位もなじみがなかったでしょう。まあ、本当にその程度の問題なら、通貨制度を変えてしまえば解決します。1円=1銭にするデノミです。


次に、ウォール・ストリート・ジャーナル


-----

Japan Debt in the ‘Quadrillion’ Zone
日本の借金、「1000兆円」圏に

http://stream.wsj.com/story/markets/SS-2-5/SS-2-297796/?mod=wsj_streaming_markets

By Takashi Nakamichi

Japan’s central-government debt topped the quadrillion-yen mark for the first time ever in the second quarter, passing the unwelcome milestone just as a national debate heats up on whether the government should follow through with a controversial a plan to raise the sales tax.
物議をかもしている消費税引き上げ計画を政府が実行すべきかどうかという議論が過熱するなか、日本の中央政府の借金は、今年の第2四半期、初めて1000兆円(quadrillion-yen)という歓迎されざる大台を超えた。


-----

記者は日本人のようですが、まあ、消費税うんぬんということですね。


最後に、ブルームバーグ。

-----

Japan’s Debt Exceeds 1 Quadrillion Yen as Abe Mulls Tax Rise
安倍首相が増税に慎重となるなか、日本の借金が1000兆円を超えた

http://www.bloomberg.com/news/2013-08-09/japan-s-debt-surpasses-1-quadrillion-yen-as-abe-weighs-tax-rise.html
By Mayumi Otsuma - Aug 9, 2013 2:51 PM GMT+0900

Japan’s national debt exceeded 1,000 trillion yen for the first time, underscoring the case for Prime Minister Shinzo Abe to proceed with a sales-tax increase to shore up government finances.
日本の国の借金(national debt)が1000兆円(1,000 trillion yen)を初めて超え、安倍晋三首相が政府の財政を支えるための消費税増税を進めるかどうかが注目されている。



“Tax reform and containment of social security expenditure would further reduce the government’s budget deficit and enhance its debt-servicing capacity,” Thomas Byrne, senior vice president at Moody’s, wrote in a report yesterday.
「税制改革や社会保障費抑制は政府財政赤字を削減させ、財政許容度を高めるだろう」とムーディーズのトーマス・バーン上級副社長は昨日、報告書に書いた。



-----

いやいや、消費税で財政再建なんぞできませんけどね。
そんなもん、1%あたり2兆円ポッチ。3%でせいぜい6兆円やがな。5%で10兆円あるかないか。それに対して財政赤字は数十兆円。
焼け石に水でっせー!!

そもそも政府の財政を黒字にしたってアカンで、あんた。
お宅の国(アメリカ)は、10年も政府が黒字を続けたのに1929年に大恐慌起こしましたがな。
それで二度目の世界大戦やがな。





とまあ、各メディアの記事をひと言でまとめると「1000兆円大変だ!増税だ!歳出削減だ!」という感じですね。


さて、

関東大震災とか東南海大地震が起こっても、「1000兆円大変だ!増税だ!歳出削減だ!」と言い続けるんでしょうかね、ムーディーズの上級副社長さん?

(まあ、次善のケースとして、消費増税して国土強靭化のための公共工事を増やすのならまだマシですが…。最悪なのは消費増税だけして国土強靭無しというパターン)




というわけで、



 国の借金が

  『1億円突破!』

  『10億円突破!』

   …

  『1兆円突破!』

   …

  『1000兆円突破!』

  『1京円突破!』

  『1垓円突破!』

   …

 って、いつまで続ける気やねん!!!

 そんなもん、いつかは突破するやろ!!!!



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コメント

1299:外貨建て債務の返済について

この所、ブログの更新頻度が増えて楽しみです。
さて、私は「国の借金」=民間を含めた国全体の債務と表現すべきだ、
と考えていました。政府債務と区別するという意味でw
「国の借金」で正しかったのですね(泣)
仮に、民間(個人)の外貨建て債務が返済不能であった場合、
国が代わって、外貨建て債務を返済する事が出来る。
これは間違っていますでしょうか?
浅学な為、根本的な質問で済みません。
もう一点、「外貨建ての借金が返せなくなると、信用が失墜」
これはその国の通貨安を引き起こす事と等しいと解釈して宜しいでしょうか?

2013/08/10 16:18 | YUUYA #- URL [ 編集 ]
1300:国の借金(笑)

連日の更新お疲れ様です。
自国通貨建ての国債は問題ない、っていうことが広く知れ渡るといいんですけどね。

ちなみに世界の外貨建て負債ランキング的なものってありますでしょうか?あれば結構インパクト強いんじゃないかなと思うのですが。

>YUUYAさま
>仮に、民間(個人)の外貨建て債務が返済不能であった場合、
国が代わって、外貨建て債務を返済する事が出来る。
これは間違っていますでしょうか?

国が必要な分の外貨を持っていたら肩代りできますが、足りなければ外貨は発行できませんので債務不履行になるのではないかと。(間違っていたらすみません。どなたかフォローお願いします。)

2013/08/10 22:53 | くらえもん #- URL [ 編集 ]
1301:Re: 外貨建て債務の返済について

YUUYAさん
いつもありがとうございます。

> 仮に、民間(個人)の外貨建て債務が返済不能であった場合、
> 国が代わって、外貨建て債務を返済する事が出来る。
> これは間違っていますでしょうか?

 くらえもんさんも書いて下さっていましたが、そういうことで良いのではないかと思います。
 なお、自国の手持ち分だけでは外貨が足りない場合に活用されるのが、政府や中央銀行間で取り交わされる「通貨スワップ協定」ということになります。アジア通貨危機以降は、通貨スワップ協定が多国間(マルチ)で取り交わされるようになっています。
 それから、外国の政府が自国の民間部門に協力を要請するという場合もあります。
 例えば、80年代の中南米債務危機では、FRBのボルカー議長が音頭を取って米国の民間銀行に中南米から資金を引き上げずにむしろドルを供給するように働きかけ、危機の拡大を止めたということがあったそうです(そのときに実務を担当したのがリチャード・クー氏だったそうですが、その話はクー氏の「デフレとバランスシート不況の経済学」に書いてあったと記憶しております)。
 もう一つはアジア通貨危機時の韓国のケースです。日本政府が日本の民間銀行に韓国に対する融資の繰り延べを要請してそれを日本の民間銀行が受け入れたことで、欧米もこれに習い、それによって韓国の国家破綻が回避されたという話があります(http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-542.html)。
 ということで、政府や中央銀行の手持ち分、通貨スワップ、外国政府の働き掛けによる外国の民間銀行による支援のすべてが尽きてしまった場合には破綻の憂き目にあう、という感じになるのではないかと思います。もちろん、「破綻」があってから支援するケースもあると思います。それによって破綻=債務不履行の影響を緩和する、ということです。
 ただ、「破綻」は多くの場合、むしろその後の急成長のきっかけになったりするのですが!


> 浅学な為、根本的な質問で済みません。
> もう一点、「外貨建ての借金が返せなくなると、信用が失墜」
> これはその国の通貨安を引き起こす事と等しいと解釈して宜しいでしょうか?

たいていの場合は、そうなるのではないかと思います。そういう国からは外国人は資金を引上げ、その国の金持ちは外国に資金を逃がしますので!ただ、多数の国で一つの通貨を使っているユーロのような共通通貨の場合は特殊ですね。

2013/08/11 10:31 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]
1302:Re: 国の借金(笑)

くらえもんさん
いつもお世話になっております。

> ちなみに世界の外貨建て負債ランキング的なものってありますでしょうか?あれば結構インパクト強いんじゃないかなと思うのですが。

残念ながら私はまだ見つけられていません。世界銀行のデータベースには一部の途上国の政府+民間の外貨建て債務のデータがあるのですが、世界全体はないのであります。 まあ、ユーロ圏諸国の場合は先進国であっても借金は全部外貨建てと考えて良いのですが!

2013/08/11 10:41 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]
1303:回答有難うございました!

廣宮さん、くらえもんさん

ご返事有難うございました。
実は例の布教本「国の借金…」に
破綻指標の項目で外貨準備高がさほど重要な指標でない、との一文があったので今回の質問に至りました。
外貨準備高が蓄積されるメカニズムは当著で理解できたのですが、民間が債務超過した場合、外貨準備高(特にハードカレンシーのドル建て)が破綻を賄えるのあれば、政府が民間債務の肩代わりし、破綻が防げる…やはり、外貨準備高もそれなりに重要な指標ではないか?と思って質問した次第です。
書籍にはタイ国等の例を挙げて説明されていましたが、
今でも外貨準備高はさほど気にかけなくていいのか?モヤモヤしたままです。

> ちなみに世界の外貨建て負債ランキング的・・・
これについては、国全体の正確な借金を知りたく、自分も入手したかったです。

破綻する要因は、政府債務量だけに目を向けるのでなく、
複合的に捉えないとダメなのですね。
自分も一日も早く、この本の表・グラフを使ってプレゼンができるようになって
布教に加担しないと・・・と思っております。

2013/08/12 18:10 | YUUYA #- URL [ 編集 ]
1304:Re: 回答有難うございました!

YUUYAさん

> 書籍にはタイ国等の例を挙げて説明されていましたが、
> 今でも外貨準備高はさほど気にかけなくていいのか?モヤモヤしたままです。

なるほど。いや、本では書きそびれたというか、書き忘れていたのですが、外貨準備高は対外純資産の所詮は一部に過ぎないので重要ではない、というのも「外貨準備高はそれほど重要ではない」とした大きな理由です。
対外純資産=民間の金融資産+政府の金融資産―民間の負債―政府の負債
のうち、外貨準備高は「政府の金融資産」の中の外貨建て金融資産に過ぎません(正確には、中央銀行のも含まれるので、民間の中の中央銀行部分を含みます)。
要するに、外貨準備は全体のなかのごく一部しか見ていないので、それよりも外貨準備高を含む、政府と民間を合わせた金融資産と負債のバランスである対外純資産のほうが重要、ということであります。

> 自分も一日も早く、この本の表・グラフを使ってプレゼンができるようになって
> 布教に加担しないと・・・と思っております。

ありがとうございます^^。ちなみに、口だけでしか「布教」できない状況においては、「国の借金なんぞ本気でどうでも良い。国の借金がゼロだろうが破綻はあり得る。国の借金がどうだろうと、食いもんがなければ人間、死ぬ。カネなんぞいくらでも創れるが食いもんはそうはいかん。カネで破綻しても食いもんが足りれば国民は生きていける。要はカネうんぬんではないから国の借金なんぞ心配してもムダ。むしろ国の借金をガンガン増やしてそれで食いもんとかエネルギーとか水が足りるように投資するのがほんとうの破綻を防ぐこと」というような話をされるのが良いかと思います。
なお、状況によっては適宜、“上品”にアレンジしてみて下さい(笑)。

2013/08/13 10:10 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]

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