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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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623:米副大統領「地獄こそ彼らの住むべき場所だ」と連呼――再び戦争への道を歩み始めた米国…という問題を扱うのに役に立つユングの「大衆化」と「個性化」について解説します

2014/09/13 (Sat) 18:05
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徳間書店刊 
「日本経済のミステリーは心理学で解ける」

「個人レベルから国レベルに至る“閉塞感”を打ち破るための共通原理」を、経済学、心理学、脳科学、生物学等から抽出:ぜひご一読頂きたい、味わいある一冊です!

全国の書店で好評発売中!


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↑この本の目次項目一覧はこちら

↑この本の一部を無料公開中(「経済にそれほど関心はないが、スポーツや自己啓発などに関心がある」というような方に本書をPRするための資料です。周囲の方に本書をお勧めする際など、ご活用下さい)

↑この本についてゆるーく語り合う
フェイスブックのグループ
 「日本経済のミステリーは心理学でトロピカル」
 https://www.facebook.com/groups/1472415033007299/
 フェイスブックにアカウントをお持ちの方はふるって上記のグループにご参加して頂ければ、と思います(いまのところ、参加要請があれば「来る者拒まず」の方針でメンバーになって頂いております。




↑この本の書評を書いて下さっている↓ブログ一覧です:

(ブログ等で書評を書いて下さったことをコメント欄等でお知らせ頂ければ、感謝の気持ちを表することも兼ねまして、このエントリーに順次追加させて頂きたいと思います)

-----

■みぬさ よりかずさんのブログ 「「国家戦略特区」blog

「廣宮孝信論」 http://ameblo.jp/minusa-yorikazu/entry-11913527520.html

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■くらえもんさんのブログ「くらえもんの気ままに独りごと

第1章      http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11915766750.html

第2章      http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11916153818.html

第3章と第4章 
http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11916663407.html


-----

■ロベルト・ジーコ・ロッシさんのブログ「政治の本質 (2014年9月19日 リストに追加)

書評 日本経済のミステリーは心理学で解ける (一般書) http://yangkuma.blog81.fc2.com/blog-entry-2114.html

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■福岡県 行橋市議会議員 小坪慎也さんのブログ 
(2014年10月9日 リストに追加)

【保守に必要なもの】廣宮孝信の思考パターン(2014年10月8日) http://samurai20.jp/2014/10/hiromiya/

-----




この本を気に入って下さった場合、あるいは、「国の借金問題は、カネの問題ではなくて、将来にわたってモノを充足させ続けることが重要」という考えを広めるというこの本の趣旨に賛同して下さった場合には、是非、ブログ、ツイッター、フェイスブック等で書評、寸評など書いて頂ければ幸いの至りであります。
(ブログ等で書評を書いて下さったことをコメント欄等でお知らせ頂ければ、感謝の気持ちを表することも兼ねまして、このエントリーに順次追加させて頂きたいと思います)




ちなみに、この本に関しましては、反安倍政権の立場の方からも、安倍政権支持の立場の方からも、あるいは、どちらでもない方からも、フェイスブックやツイッターで「買いましたよ!」と言って頂いておりますが、私自身の安倍政権に対するスタンスは、CIAじゃありませんが「否定も肯定もしない」であります。

私としましては、誰のことも否定せず、批判せず、ただ淡々と自説を主張する、というスタンスで参りたいと思います。

その理由は、誰かを否定・抑圧してしまうと反発を招き、自説を最初から聞く耳すら持ってもらえないことになってしまうという、人間の持つ心理学的、脳科学的、生理学的なシステムに基づくものであります。

また、「最終的にはあらゆる種類の矛盾、対立を乗り越えて、調和的統合を実現したい」という理想を掲げているという事情もあります。





さて、今回のエントリーはその「否定・抑圧」が人間社会にいかに重大な影響を与えるか、というお話でありますが、2週間前に書きました

【米国、再び戦争への道を歩み始めたか?――「米国が『イスラム国』攻撃で各国に協力要請、多国籍軍編成も視野(ロイター記事)」】

のフォローアップ記事でもあります。







米大統領、シリアでの空爆準備…イスラム国拠点
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140911-00050067-yom-int
読売新聞 9月11日(木)10時45分配信

 【ワシントン=今井隆】オバマ米大統領は10日夜(日本時間11日午前)、ホワイトハウスで国民向けに演説し、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」掃討に向けた戦略を発表した。

 「イラクだけでなく、シリアの『イスラム国』に対する行動を起こすことをためらわない」と語り、イラクにおける空爆拡大に加え、「イスラム国」が拠点とするシリアでの空爆を準備する意向を表明した。

 オバマ氏は、シリアでアサド政権や「イスラム国」と戦うシリア反体制派に対しても、イラク軍同様に米軍が直接訓練し、武器を供与する方針を明らかにする一方、「自国民を弾圧したアサド政権は頼らない」と語り、対「イスラム国」でシリア政府と協力する考えのないことを示した。

 演説ではまた、「米国は広範な『有志連合』を率い、テロリストの脅威を後退させる。包括的で持続可能な対テロ戦略によって『イスラム国』を弱体化し、最終的には壊滅させると語った。「『イスラム国』のような『がん』を根絶するには時間がかかる」と述べ、長期戦になるとの見通しを示した。

 米軍はこれまで、イラクでの空爆の目的を〈1〉米国人や米施設の防護〈2〉人道危機の阻止――に限定してきた。オバマ氏は「『イスラム国』に対してイラク軍が攻勢に出るのに合わせ、標的を空爆する」と述べ、空爆の制約を外して、イラク国内の全ての「イスラム国」を攻撃する考えを示した。シリア空爆を準備する理由は、「米国に脅威を与えるテロリストはどこにいようとも追いつめる。米国を脅すなら聖域はない」と説明した。




ホワイトハウスのホームページを見ると、英語ではこんな感じです:

“ISIL is a terrorist organization, pure and simple.”
「ISILは、純粋かつ単純に、テロ組織だ。」



“Our objective is clear: We will degrade, and ultimately destroy, ISIL through a comprehensive and sustained counter-terrorism strategy.”
「我々の目標は明確だ:我々は包括的かつ持続的な対テロ戦略を通じてISILを弱め、そして最終的には壊滅させる。」



“Our endless blessings bestow an enduring burden. But as Americans, we welcome our responsibility to lead.”
「我々の無限の神からの恩恵は、尽きることのない重荷を授ける。しかし、アメリカ人として、我々は喜んで、我々が果たすべき責任を全うするのだ。」


最後の文言は翻訳しにくい(おそらくキリスト教的な言い回し?)のですが、読売新聞の記事にあるように、長期戦を覚悟していると読み取れるのではないかと思います。








バイデン副大統領は一段と過激です。


Biden's warning to ISIS militants: 'We will follow them to the gates of hell'
バイデンによるイスラム国戦闘員への警告:「我々は彼らを地獄の門に追い詰める」
http://edition.cnn.com/2014/09/03/politics/joe-biden-isis-gates-of-hell/
By Ashley Killough, CNN
September 3, 2014 -- Updated 2226 GMT (0626 HKT)




"They should know we will follow them to the gates of hell until they are brought to justice," he forcefully told an audience at an event on the New Hampshire-Maine border. "Because hell is where they will reside. Hell is where they will reside."
「彼らは、彼らに正義がもたらされるまで、我々が彼らを地獄の門まで追い詰めることを知るべきだ」、とバイデン副大統領は、ニューハンプシャー州とメーン州の州境で行われたイベントで聴衆に向けて力強く述べた。
「地獄こそ、彼らの住むべき場所だ。地獄こそが、彼らの住むべき場所なのだ!」




これに関連して、昨日の日経新聞朝刊の記事

 「米、テロとの戦い再び 大統領、シリア領空爆を表明 アジア重視、形骸化も」(2014年9月12日朝刊7面)

に、ワシントンポストとABCテレビの世論調査の数字が紹介されていました。

イスラム国空爆の世論が、6月22日の時点では賛成46%、反対45%で賛否拮抗いていたものが、空爆開始で賛成が少し上がり、一人目の米国人ジャーナリスト殺害でまた上がり、二人目の殺害でまた上がり、9月7日には、賛成が遂に71%にまで上昇、反対は23%に下落しています。

この世論に呼応する形で、副大統領の「地獄!地獄!地獄!」発言が飛び出た模様です。上に張り付けたビデオで音声を聞くと

"Because hell is where they will reside. Hell is where they will reside."
「地獄こそ、彼らの住むべき場所だ。地獄こそが、彼らの住むべき場所なのだ!」

の箇所は、かなり迫力があります。



このバイデン副大統領の発言やオバマ大統領の発言、以前紹介したレバノンのヒズボラ幹部

「何十万というシオニストたちを生き地獄に陥れることになるだろう」

や、アフマディネジャド前イラン大統領

「シオニスト政権とシオニストたちは、悪性腫瘍である」

という発言を彷彿とさせるような気がするのは、私だけでしょうか???


そして、この日経の記事では次のような警鐘を鳴らしています:


中国の台頭を念頭に中東からアジアに外交の軸足を移す「再均衡(リバランス)政策」との整合性も問われる。オバマ氏がリバランス政策を打ち出したときイラクとシリアへの軍事行動は想定していなかった。米国は大幅な国防費の削減を迫られており、中東へのさらなる傾斜は中国やロシアの増長を招く懸念もある。



米国の国防費の削減については昨年の当ブログ
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-592.html
で、
訳11兆円すなわち自衛隊2つ分ピーク時から削減

という話をグラフ付きで書きました。

このニュース、日本にも重大な影響を与えかねない、今年最大の事件だと思うのですが、日本のテレビでの報道はあまり大きな扱いになっていないですね(なぜでしょう?)。



それはさておき、この問題について、個人心理と群衆心理を一括で扱うことができて非常に役に立つユングの「大衆化」と「個性化」の概念を使って検討してみたいと思います。


まず、9.11あたりから振り返ってみることにしましょう。
「本当の事実」と異なる点もあろうかと思いますが、一応は日本で報道されている事実(と私が認識している事実)に基づいて書いてみます:

・9.11でジェット機がニューヨークの超高層ビルに突っ込み、その後ビルが崩壊するという衝撃的な事件が起き、その映像が繰り返しテレビで放送され、多くのアメリカ人に強烈な恐怖と怒りの感情を湧き起こることとなった。

・その9.11はイスラム過激組織「アルカイダ」の犯行とされ、沸騰したアメリカの世論を背景にブッシュ政権は「アルカイダ」をかくまっているとされたアフガニスタンのタリバン政権を攻撃し、崩壊させた。

・さらには、イラクのフセイン政権が大量破壊兵器を所有していてアメリカ人の安全の脅威になっているとされ、沸騰したアメリカの世論を背景にブッシュ政権はフセイン政権を攻撃し、崩壊させた。

・上記のイラク戦争以降、イラクでは民間人の犠牲者が10年間で11万人を超えたことなどもあり、アメリカによる攻撃に対して強い恐怖と怒りを覚えたイスラム系の人が増え、過激思想に染まる人も増えることとなった。

・アメリカ軍がイラクから撤退したあと、反米の過激思想の人たちが親米のイラク新政府を攻撃し、シーア派とスンニ派の対立もあって急速に勢力を拡大、「イスラム国」を形成するに至った。

・昨年、米オバマ政権はシリアのアサド政権を攻撃を決断したが、アメリカ世論の圧倒的な厭戦気分、戦争疲れの気分に押され、撤回した。

・「イスラム国」による相次ぐ米国人ジャーナリスト殺害などの過激な行動に強烈な恐怖と怒りを感じたアメリカ世論が盛り上がり、再び本格的な軍事作戦を展開することとなった。




さて、ユングの「大衆化」というのは、端的に言えば、人間が強烈なストレスを感じた際、原始人的、あるいは野生生物的な性質が自動的に、勝手に起動しやすい状態に陥っていることを意味します。

「原始人的、野生生物的な性質」というのは、別にそれ自体は良い悪いというものではなく、生物が生命の保全、種の保存を達成するために必要な基本的機能と言えます。

脅威にさらされると、生物の体内では俊敏に動くための態勢を整えるためのストレス反応が自動的に生じます。
そして、ストレス状態になったときは、自分自身の身を守るため、あるいは、自分の属する集団を守るための行動を、かなり、自動的に行うことになります。


こういったことは、NHKの「ダーウィンが来た!」を見ていると良く分かります。
例えば、ヌーの群れがライオンに襲撃された際、ヌー達は一致団結して互いに協力し、戦略的にライオンを追い払う行動を取ることになります。

つまり、
「脅威にさらされた」ときの基本的行動パターンの一つが「団結する」です。
当たり前のようにも聞こえますが、ここでストレスというキーワードを絡ませるのがポイントです。強烈なストレスを感じたからこそ、この基本的機能が起動する、ということになります。


もう一つの基本的パターンを挙げると、それは「異質なものを排除する」というパターンです。

これについては、我々の体内にある免疫細胞(白血球)の振る舞いが象徴的です。白血球の一種、好中球は、ウィルスなどの「異質なもの」を見つけると、それを排除する行動にでます。
 ここで興味深いのは、好中球は自らの所属する組織(=人間)を守るために、自らの生命を犠牲にしてまで「異質なものを排除する」という任務をまっとうすることです。
 ミツバチが巣に近づいた侵入者=異質なものを排除するため、自らの命を犠牲にしてまで侵入者への攻撃を断行します。(ミツバチは一度針を相手に刺してしまうと、自分自身は死んでしまいます。)

つまり、
生物としての人間は、強烈なストレスを感じると、やたらに「団結」したがるし、やたらに「攻撃的(異質なものを排除する)」な傾向を示すようになるし、ときには自らの犠牲をいとわずにそれをやる、という機能が勝手に起動する性質を持ち合わせています。

このような「団結」したがる機能、「攻撃的(異質なものを排除する)」な傾向を示す機能、自らの属する集団を自らの犠牲をいとわず行動を起こす機能が、勝手に起動してしまうような状態が「大衆化」です。


アフガン戦争/イラク戦争も、その反動の「イスラム国」の勃興も、そして、その「イスラム国」勃興に対する反動である今回のイスラム国撲滅作戦の発動も、この「大衆化」の枠組みで理解することができると思うのですが、いかがでしょうか。


一方、
「大衆化」の正反対の概念である「個性化」はというと、要は、ストレスを感じたことでポコポコと好き勝手に起動している原始人的、野生生物的な機能をうまく飼い慣らし、まるく治めることができた状態です。

これを担当するのが理性であり、理性を担当する脳の箇所が大脳皮質の前頭前野、ということになります。
つまり、「個性化」をうまくやるためには、この前頭前野を活性化する必要があります。

そして、前頭前野を活性化するためには、ストレスを解除してやる必要があります。
 その最重要キーワードが「肯定」である、としていることが私の今回の本の最大の特徴の一つです。
 というのは、「否定」は必ず何かしらのストレスを生じさせるからです(どんな形の「否定」も、自らの存在を脅かされることを必ず連想させるため)

 ストレスは前頭前野を抑制し、原始人的/野性生物的性質を担当する扁桃体を活性化する役割を持っています。

こういった概念を説明するのに一番分かりやすい例えが、こないだの大河ドラマ「軍師官兵衛」でもやっていた、豊臣秀吉が徳川家康を徹底的に「肯定」することで自らの支配下に組み入れたプロセスです。

秀吉は当初、戦争で家康を屈服させるつもりでしたが、手痛い反撃を受けてそれをひとまず断念しました。
その後、すでに嫁いでいた妹をわざわざ離縁させて家康に嫁がせ、さらには、実の母親まで人質に出し、家康がついには折れて秀吉の参加に下ることとなり、つまり、秀吉は平和的に家康を支配下に組み入れることになりました。

秀吉も頑張れば家康を戦争で滅亡させることができたかもしれませんが、我々の中にある「原始人的性質、野生生物的性質」はそうはいきません。我々が生物学的進化の過程において、理性や論理的思考を獲得するよりはるか前に獲得している「原始人的性質、野生生物的性質」は、「殺そうとしても、決して殺せない」のです。

以前紹介した、イーグルスのホテルカリフォルニアの歌詞にあるように、

They stab it with their steely knives,
But they just can't kill the beast
彼らは鋭いナイフを突き立ててその野獣を殺そうとするが、殺せなかった


というわけです。



消せない、殺せないのであれば、秀吉が家康に行ったように、その存在を承認し、所領を安堵してやる=積極的に肯定してやるしかないということになります。

このような形で心の内なる戦国時代を「天下統一」するのが「個性化」です。
逆に、各地の大名が好き勝手に暴れている戦国乱世状態が「大衆化」ということになります。



この「個性化」=心の内なる戦国時代を「天下統一」こそ、人生の目的とすら言えるくらい、極めて重要な概念とすら言えるでしょう。
戦国大名が、人生のすべてをかけて現実世界の「天下統一」を志したのと同等以上に、一人ひとりの人間にとって、心の内なる戦国時代の「天下統一」はやりがいのある、人生の一大事業と言えるのではなかろうか、と。




というわけで、
「大衆化」と「個性化」についてまとめてみます:

「大衆化」:
個人の内部はてんでバラバラ(何らかの強い「否定」があり、高ストレス状態)
⇔その個人の所属する集団は一致団結
⇔ただし、敵対する集団とは対立が激化


「個性化」:
個人の内部は調和的に「天下統一」(「肯定」をうまく活用することで、ストレス解除状態)
⇔その個人の所属する集団が全員「個性化」できていればその集団全体も調和状態
⇔敵対していた集団も全員「個性化」できていれば、対立は緩和



この個人心理と群衆心理を一括して理解するのに役立つユングの「大衆化」と「個性化」について、
詳しくは、↓こちらをどうぞ


(ちなみに、↓この本の中ではユングの著書から、多くの人々が「個性化」できていない状態で安易に「国際化」をすると世界大戦になるという話も紹介しております)



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↑この本の目次項目一覧はこちら






 バイデン副大統領の

 『地獄!地獄!地獄!』発言は、

 アメリカ国民の群衆心理が

 かなり『大衆化』していることの表れか?



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コメント

1419:拙ブログを御紹介いただきありがとうございます

拙ブログをエントリー内にて御紹介いただき誠にありがとうございます。

ハンナ・アーレントの全体主義の話と関連させると、個人の内部の調和には家族や共同体などとの調和も一役買っていそうですね。逆に「孤」の状態(孤立した状態)では個人の内部も不安定になり、かえって「元型」の暴走を許してしまい、全体主義に走ってしまうのではないかと。社会が個人主義的になってきたことによって感情と理性のバランスを調節するのが難しくなってきた時代になりましたが、廣宮さんの本を参考にバランス感覚を磨けていけるとよいなと思います。

(拙ブログの読者の方よりユング心理学に関する本を勧めていただいたので、私も今度読んでみようと思っているところでございます。)

2014/09/16 17:43 | くらえもん #- URL [ 編集 ]
1420:Re: 拙ブログを御紹介いただきありがとうございます

> 拙ブログをエントリー内にて御紹介いただき誠にありがとうございます。

滅相もありません。あれほどの内容をお書き頂くには相当にお時間を使って頂いていると思います。こちらこそ、本当にありがとうございます。

> ハンナ・アーレントの全体主義の話と関連させると、個人の内部の調和には家族や共同体などとの調和も一役買っていそうですね。

ほうほう。孔子の儒教的発想(各家庭が安定して初めて国が安定する、みたいな発想です)に似ているかも知れませんね!

>社会が個人主義的になってきたことによって感情と理性のバランスを調節するのが難しくなってきた時代

なるほど。ふと思いましたが、ラインで若者たち(だけじゃないかも知れませんが…)が、「つながり過ぎている」ように思えるのも、個人主義化の反動なのかも知れませんね。
また、それだけでなく、世界全体が不安定化しているようにも思えます。
一方、個人主義的、自由主義的なものの恩恵として、我々は様々な情報に、書物やインターネットなどを通じてかなり高度な自由さを以て接することができているという側面もあるかも知れません。実際のところ、この恩恵がなければ、私は今回の本どころか、いままで一冊たりとも本を書けていなかったものと思われます^^;


>廣宮さんの本を参考にバランス感覚を磨けていけるとよいなと思います。

恐れ入りますm(_ _)m
私自身のことを報告してみますと、私ごとながら、最近も、一瞬だけですが、かなり落ち込むことがあったのですが、「ありゃあ、ワシ、相当おちこんどるらしいな。まあまあ、このことで落ち込むのは完全に正しい。いや、まったく、正しい! しかし、一方で、落ち込みたくないという気持ちも、これまた100%正しいかも知れないと思うが、どうやろうなあ?おい!」みたいに自分自身に問いかけることで、なんとか手早く切り抜けることができた次第であります(その後の感想は、「人間ちゅうのはやっぱりおもろいシステムになっとんのやなあ」という具合)。

> (拙ブログの読者の方よりユング心理学に関する本を勧めていただいたので、私も今度読んでみようと思っているところでございます。)

おお、なるほどなるほど。
一応、私のほうで「一冊だけ読むならこれ!」という本をご紹介してみますと、ユング自身の1935年ロンドンにおける講演録である「ユング 分析心理学」(小川捷之訳 みすず書房刊)が良いかも知れないと思います(参考文献として挙げているいくつかのユングの著書のうちの一冊です)。ユングの著書はどれもかなり難解なのでありますが、これがそのなかで一番読みやすい部類の一冊と言われています(実際、私はほかにも何冊か読みましたが、ほかのは読むのにかなり根気がいりました)

2014/09/16 18:37 | 廣宮孝信 ひろみやよしのぶ #- URL [ 編集 ]
1421:返信ありがとうございます

LINEなどなどについては、やはり人との繋がりが希薄化しているからこそ、繋がりを求めずにはいられないということなのかもしれませんね。
また、情報へのアクセスがかなり自由になっているのはたしかなのですが、自由が過剰だとかえって不自由となることもあるのではと思います。全ての情報にアクセスは可能でも全ての内容を得ることは不可能ですし、選択肢が多過ぎて選べないということです。その中でも適切な情報を選ぶための基準として、何かしらのバランス感覚が必要なのかもしれません。数多の情報から真に必要な情報を選べる廣宮さんだからこそ、自由の恩恵を受けることができるという側面もあるのかと思います。

私自身も廣宮さんの本を読んで以降、嫌なことがあっても「興味深い」「逆に面白い」「これで超回復だ♪」と思うようにして、イライラしても割と早く冷静になれるようになってきました。御紹介いただいた書籍もいつか読ませていただこうと思います。

2014/09/17 00:11 | くらえもん #- URL [ 編集 ]

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