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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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651:米軍、特殊部隊オールスターによる南西部7州にまたがる大規模訓練"Jade Helm"を7月から2ヵ月間実施。「いよいよ戒厳令発動か?」との懸念を軍広報は「定期的訓練です」となだめる

2015/03/30 (Mon) 16:50
米陸軍の特殊部隊司令部(USASOC: United States Army Special Operations Command)のプレゼン資料によると今年、7月15日から9月15日にかけて、グリーンベレー、ネイビーシールズその他、陸海空軍の特殊部隊から1200人が参加する大規模な訓練、その名も「Jade Helm 15」が、テキサス、コロラド、ニューメキシコ、ユタ、アリゾナ、ネバダ、カリフォルニアの南西部7州にまたがって挙行されるとのことです。


↓の図は英タブロイド紙デイリー・メイル記事より(上記のUSASOC資料にあるのと同じ図です)






なお、このUSASOCの資料というのは、unclassified、つまり、「機密扱いではない」のですが、ロシアのRTの記事によると、テキサスの地元紙、ヒューストン・クロニクルがリークしたもののようです。

ヒューストン・クロニクルの記事によると、テキサスの極右の皆さんは、「連邦政府がテキサスを接収しやがるんじゃないか?」、「戒厳令を発動する気か?」と心配しているそうですが、地元警察は「いや、前々から知らせれてまんがな」とその可能性を全否定。ただし以前、地元の学校でヘリコプターから迷彩服を着て自動小銃を構えた人たちが降りてくるという訓練があったとき、事前に知らされていた周辺住民は万一に備えて、シェルターに避難していたそうです。


ちなみに、USASOCの資料によると、訓練地域では↓こんなことが想定されるそうです

What to Expect
何が想定されるか


Increased military presence
軍の存在感の増加


– Increased aircraft in the area at night
 夜間、当該地域における航空機の増加

– May receive noise complaints
 騒音に対する不満の可能性

– Some individuals may conduct suspicious activities designed to prepare them for complex environments
overseas
 一部の兵員が海外の複雑な環境に備えるために設計された怪しげな活動(suspicious activities)を行う可能性


– Local LEO's are fully aware of the exercise
 地元当局は完全に気づいている状態で訓練に参加します

– Local footprint will be 60-65 personnel
 地域ごとの参加人員は60から65名(↖ここはあまり意味が分かっていませんので想像で翻訳)

– Personnel may be carrying weapons with blank ammo
 兵員が空砲弾を装填した武器を所持している可能性

– Some participants will be wearing civilian attire and driving civilian vehicles
 一部の参加者は民間人の服装を着用して民間の乗用車を運転します


というわけで、この訓練において特殊部隊員らが「怪しげな活動(suspicious activities)を行う可能性」があることは間違いないようです。軍当局が宣言していますので!

ただ、この「怪しげな活動(suspicious activities)」を行うのは、英国最古のタブロイド紙デイリー・メイルによると


Residents, in turn, will be asked to report suspicious activity in order to gauge the effectiveness of the soldiers.
住民たちは兵員たちがどれくらい効果的に活動しているかを測定するため、怪しげな活動を通報するように要請されることとなる。


ということのようです。まあ、特殊部隊なので、どれだけ隠密行動を取れるかということを地域住民に発見されずにできるかどうかで測るということでしょうかね。



また、このUSASOCの資料によると、これだけ広範囲の地域にまたがって訓練するのは、
・さまざまな地形で訓練することが可能となる
・分散することで各訓練地域の負担を軽くすることができる

といったことが理由であるとのこと。


また、食料その他は各地域で現地調達するので、経済効果も期待できるというような記述まであり、かなり気を使っていることは間違いないようです。


米国防総省内で運営されている星条旗新聞では、USASOCの広報官、Mark Lastoria陸軍中佐の発言を乗せています:

“That notion was proposed by a few individuals who are unfamiliar with how and why USASOC conducts training exercises,” he said in an email.
「(占領されるとか、戒厳令発動だとかというような)その手の言及は、USASOCが挙行する訓練がいかなるもので、またどのような理由で行うかについてよく知らない少数の人々によってなされています」と彼は電子メールで述べた。

“This exercise is routine training to maintain a high level of readiness for Army Special Operations Forces because they must be ready to support potential missions anywhere in the world on a moment’s notice.”
「この訓練は、陸軍特殊部隊が世界のどこででも、すぐにでもあり得るミッションを支援するために備えなければならないために、高い水準の備えを維持すべく行う、定期的訓練です」



一方、こんな説明があろうと、ヒューストン・クロニクルの記事によると、地元テレビ局のある番組では、この資料のリークを受けて、 "feds preparing to invade Texas" 「連邦政府はテキサスを占領しようとしている」と題して報じたなんてこともあったそうです。
さすがは、FRBなんぞ潰してしまえといっていたティーパーティーの名付け親、ロン・ポール元下院議員のおひざ元だけありますね、といったところでしょうか…。


さて、以上から「Jade Helm 15」に関する事実関係を整理しておきたいと思います。

軍の資料によると
・今年の7月15日から9月15日にかけて、特殊部隊1200人の参加する大規模な訓練が7つの州にまたがって挙行される。
・訓練において、特殊部隊員は「怪しげな活動 suspicious activities」を取り得る。


テキサスの一部極右の人々は
・この訓練は「連邦政府がテキサスを占領しようとしている」、「戒厳令発動の準備」と警戒している。


軍の広報官は
・この訓練は定期的訓練に過ぎないとしている。




さて、この訓練に関するRTの記事において、関連性のある記事と紹介されている別の記事がまた興味深いものとなっています。警察のみならず、法執行機関ではない役所まで重武装化が進んでいる(国防総省が進めている)というのです。内容をかいつまんで紹介しておきます(まあ、あくまでもロシアのメディアの記事ですから、多少は割引いて見ることが必要かもしれません。とはいえ、かなりの部分はアメリカのAP通信が元ネタのようですが…):


Battleground America: US Army surplus even going to coroners as militarization rampant
戦場と化すアメリカ:止まらぬ軍国化のなか、米陸軍の余剰兵器が検死官にまで行き渡る

http://rt.com/usa/193720-us-military-weapons-police/
RT.com Published time: October 07, 2014 09:33

The Pentagon’s 1033 Program, which is militarizing state and local police forces with everything from high-powered firearms to armored vehicles, is also giving weapons to officials who have no law enforcement functions.
ペンタゴン(国防総省)の州警察や自治体警察を重火器から装甲車までありとあらゆるもので武装強化する「1033プログラム」は、法執行機能を持たない役人にまで武器を与えようとしている。

(中略)

Doug Wortham is the coroner in Sharp County, Arkansas, whose working day consists of dealing with dead people. Nevertheless, he used the Defense Department’s 1033 program to acquire an assault rifle, a handgun and a Humvee.
Doug Worthamはアーカンソー州シャープ郡の検死官であり、彼が勤務日に相手をするのは既に死亡した人々だ。それにも関わらず彼は、国防総省の1033プログラムを利用して自動小銃、拳銃、軍用装甲車Humveeを獲得した。


※参考:Humveeって↓これです。これに遺体の検死を行う検死官が自動小銃と拳銃を持って乗り込むというわけですね…




Explaining his need for the extra firepower, Wortham, who qualified for the program because as a coroner he is invested with the authority to arrest, told AP: “I just wanted to protect myself.”
逮捕権を与えられた検死官であることにより、このプログラムに適合しているWorthamは、 彼の余分な銃火器への必要性の説明として、AP通信に「私は自分を守りたかっただけだ」と述べている。


(中略)


Here are some of the agencies that received weapons and military gear through the program: The harbormaster in Dartmouth, Massachusetts, received a Humvee for negotiating tough terrain and “a night-vision scope to spot boaters in the dark;” the Arkansas Tobacco Control agency acquired five 12-gauge shotguns for its agents, “who help regulate tobacco retailers and wholesalers;” the Wyoming Livestock Board, which provides Glocks and .45-caliber handguns to its officers “who investigate cattle thefts and other industry-related crimes;” the Mississippi Department of Transportation got seven M-14 rifles through the program, AP reported.
役所がこのプログラムで武器や軍用品を受け取ったいくつかの例を挙げておく:
・マサチューセッツ州ダートマスの港務部長は険しい地形における交渉のための軍用装甲車Humveeと「暗闇における船舶を監視するための暗視スコープ」を受け取った。
・アーカンソー・タバコ規制局は12番径の散弾銃を、「タバコの小売業者や卸売業者を取り締まる」係官のために獲得した。
・ワイオミング家畜委員会はグロック拳銃と45口径拳銃を、「牛泥棒やその他産業犯罪を捜査する」係官に支給した。
・ミシシッピ交通局はM-14ライフルまでこのプログラムで受け取った。
とAP通信は報じている。



(中略)


Meanwhile, it was earlier revealed that at least 26 school districts have participated in the Pentagon’s weapons program, which since the 1990s has provided free military surplus goods, including mine-resistant armored vehicles, grenade launchers and M16 rifles.
一方、つい先日、少なくとも26の校区(※アメリカでは学校専門の警察「スクール・ポリス」があるそうです)が国防総省の武器プログラム――90年代から地雷耐性のある装甲車やグレネード・ランチャー、M16ライフルなどの軍用品を無料配布――に参加していたことが分かった。

Last month, the San Diego Unified School District Police Department (SDUSD) announced that it had received from the federal government a $733,000 Mine-Resistant Ambush Protected (MRAP) vehicle similar to the models used in the Iraq and Afghanistan wars.
先月、サンディエゴ統合校区警察署 (SDUSD) は連邦政府から73.3万ドル(約9千万円)の耐地雷・伏撃防護車両MRAP(イラクやアフガニスタン戦争で使用されたモデルに類似)を受け取ったと発表した。




※地雷を踏んでも乗組員がへっちゃらなMRAPは↓こんな感じ。最近、アメリカの学校では地雷が埋まってるんですかね…



Although the 18-ton vehicle does not come with any weapons, watchdog groups are wondering exactly what type of school emergency would require the use of an armored military vehicle.
この18トンの車両は特に武装はしていないが、監視グループは、正確にはどのような種類の学校における緊急事態において、軍用装甲車両が必要なのか、疑問を呈している。

The ongoing militarization of school police departments has been explained by incidences of violence on school grounds, most notably the 1999 Columbine High School massacre, which left 15 dead, including the two perpetrators of the shooting spree.
進行するスクール・ポリスの重武装化は、2人の実行犯を含む15人が死亡した1999年のコロンバイン高校の銃乱射事件に代表される学校における暴力事件によって説明されてきた。

(後略)




日本にいると、

銃乱射事件→銃規制の強化

という流れとなることを想像するのが自然
なかと思いますが、来年、建国240周年を迎えるアメリカ合衆国においては

銃乱射事件→警察官のみならず、検死官や港湾局員、タバコ規制官、家畜管理官までもがグレネードランチャーや軍用装甲車で重武装

という流れとなるのがある程度、自然
のようです。




世界の盟主たるアメリカ合衆国。
かの国は安定化に向かっているのでありましょうか?
あるいは、不安定化に向かっているのでありましょうか?


テキサス人が特殊部隊の訓練計画案を見て、「連邦政府はテキサスを占領するつもりだ」と考えたりするのは、
あまりにも考え過ぎでありましょうか?
あるいは、それなりに妥当な懸念と言えるのでありましょうか?



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コメント

1487:ISILについて

真相はわかりませんが、このような記事があります。

イスラム国もアルカイダも「育てた」のはアメリカ。再び悪夢を繰り返す中東戦略の矛盾
http://wpb.shueisha.co.jp/2015/02/02/42924/

2015/04/14 19:03 | 右野たぬき #- URL [ 編集 ]

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