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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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663:中国、金本位制を検討中?――米投資情報サイトTheStreetでブルームバーグインテリジェンスの金属・鉱山調査部長「この動きは大勢を一変させ得る」

2015/06/27 (Sat) 15:15
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中国当局が人民元の国際化、例えば、人民元のIMFのSDR入りや、他の中央銀行が人民元を外貨準備として持ちたいと思えるようにして国際準備通貨としての地位を確立するために、金本位制を検討している(らしい)というお話です。

ただし、ある意味では「なんちゃって金本位制」とも思える形になりそうではあります。

いずれにせよ、中国当局は人民元を基軸通貨にすることを目指している、ということになろうかと思います。


TheStreetというジム・クレイマー氏(著名な投資家。ちなみに、ユダヤ系)が設立した投資情報サイトで、ブルームバーグインテリジェンスのグローバル金属・鉱山調査部長のケン・ホフマン氏がその件について語っています:



Chinese Gold Standard Could Create 'Fireworks' - Bloomberg Intelligence
中国の金本位制は「激発」を生み出すかも知れない - ブルームバーグインテリジェンス

http://www.thestreet.com/story/13199812/1/chinese-gold-standard-could-create-fireworks--bloomberg-intelligence.html?puc=yahoo&cm_ven=YAHOO
06/25/15, The Street





NEW YORK (TheStreet) -- Could gold, the world's longest running currency be used to create a new order in global currencies? The Chinese central bank is said to be considering backing its yuan with the yellow metal.
ニューヨーク(TheStreet) ― 世界の最も伝統のある通貨である金は、世界通貨の新秩序を作り出せるか?中国の中央銀行は、人民元の価値をその黄金色の金属で裏付けることを検討していると言われています。


This move, says Ken Hoffman, global head of metals and mining research for Bloomberg Intelligence, would be a "game changer."
この動きは、グローバル金属・鉱山調査部長のケン・ホフマン氏がいうには、「大勢を一変(game changer)」させ得るものであるとのことです。

Why would China consider such a move? Hoffman explains that Chinese policy makers are already trying to establish the yuan as a reserve currency, and backing it with gold would help attract foreign capital.
なぜ、中国はこんな動きをするのか?ホフマンは中国の当局者らが既に人民元を準備通貨にしようとしており、金で人民元の価値を裏付ければ外国資本を魅了するから、と説明しています。

China is expected to receive approval from its central bank for a yuan-denominated gold fix, with a potential for an announcement as early as next week.
中国は早ければ来週にも、中央銀行から人民元建ての金取引(yuan-denominated gold fix)についての承認を得て公表すると見られています。


Hoffman explains that a gold standard would not necessarily create a big constraint to the Chinese central bank, as many believe.
ホフマンは、多くの人々が信じるような形で、金本位制が中国の中央銀行に対して大きな制約を持たせることは、必ずしもないだろうと説明しています。


"It could be at any price they fix. There's a lot of things that they can do to make this work," he says.
「金との兌換価格はどんな価格でもあり得ます。彼らがこれ(金本位制)を機能させるためにできることは多いのです」と彼は言っています。

Hoffman estimates that to create an exchange rate of one ounce of gold for every $64,000, the country would need about 10,000 metric tons of the metal. "That's nine times the national official holdings and about 6 percent of all the bullion ever mined globally," Hoffman says.
ホフマンは、金地金1オンス64,000ドルの交換レートを設定するとすれば、中国は10,000トンの金が必要になる、と見積もっています。「それは中国の公式な金保有高の9倍であり、世界中で採掘済みの金の6%に相当します」※とホフマンは言います。

※中国の「公式」な保有高は、ブルームバーグ記事によると2009年の中国当局発表の数値が最新で 1,054.1トンですが、現在は既に3500トンは持っているんじゃないかとブルームバーグインテリジェンスは見積もっています。
また、現在の金価格は1オンス1200ドル弱です。
すると、仮に中国が今すぐ金本位制を採ろうとするならば、紙幣1に対し、0.66%分の金の裏付けしか出来ない「なんちゃって金本位制」になる計算となります((1200ドル÷64000ドル)×(3,500トン÷10,000トン)=0.66%)。
ただ、「なんちゃって」であっても、「全く裏付けがない」不換紙幣よりはマシ、ということになるかも知れませんが…




Moving to a gold standard may also be a question of power for China. Hoffman says that when the U.S. adopted a gold standard after World War II, it emerged as the main power in the International Monetary Fund. In 1971, the U.S. ended the use of the gold standard and rendered the dollar a fiat currency.
金本位制への移行は、中国の力の問題でもあるかも知れません。ホフマンは、アメリカが第二次世界大戦後に金本位制を採用した際、それはIMFにおける主要な力として現れたと言います。1971年に、アメリカは金本位制を終わらせ、ドルを不換紙幣としました。

If China decides to go into some form of a gold standard, Hoffman says it would make the rest of the world view the metal as a currency again.
もし中国が何らかの形で金本位制を採用すると決断したら、世界は金を通貨であると再びみなすようになるだろう、とホフマンは言います。


"If they go for it, we'd be talking about fireworks," he says.
「彼らがやるつもりなら、我々は(世界を一変させるような)激発について語ることになるだろう」と彼は言います。


Comex August gold futures settled Thursday at $1,171.80 an ounce.
8月限の金先物の木曜日の終値は1オンス1171.8ドルでした。




で、実は私が「え?」と驚いたのは、上記記事の動画のほうです。

動画の1:54辺りでホフマン氏が「2ヵ月前、中国はChina Gold Bankというべき取り組みを始めており、外国の中央銀行の金購入を仲介し、中国で保管するようになっている」と語っているように聞こえたのであります。

※たぶん、大まかには↑これで合っていると思いますが、微妙なニュアンス、例えば、断定形なのか推定形なのかまでは良く分かりませんでした。英語の聞き取りが得意な方、一度聞いてコメント欄でご教示頂けるとありがたいですm(_ _)m。



もしこれが本当なら、中国人民銀行はFRBと同じようなことをしていることになります(FRBというよりは、英語Wikipediaによると、米財務省というのが正確のようですが、米財務省はケンタッキー州のフォートノックス陸軍基地に8000トンの金塊を保管しており、1974年以降は誰もその地下貯蔵庫に入ったことはないそうです。なお、各国の外貨準備の金も一部はここで保管されていて、帳簿上だけで取引されている、という話をどこかで読んだ記憶があります)。





では、仮に中国が金本位制を採用するとなったら、どんなことが起き得るでしょうか?

私が言うところの老子スタイル(正反対のものごとが両方とも正しいかも知れないと考えるような方式)で二つの正反対のシナリオを考えてみましょう。


【シナリオ1】
 現在の世界経済の大きな課題の一つは、これまで資源を大量消費していた中国経済が減速し、ブラジルなどの資源国経済が大幅に減速していることが挙げられるでしょう。
 仮に人民元が、たとえ「なんちゃって」レベルであったとしても、金で価値が裏付けられるとした場合、人民元は他の通貨に対して高くなると思われます。
 これまでの中国経済は製造業中心
  割安な通貨(=人件費の比較優位) + 設備投資 → 輸出の急拡大で急成長
という輸出主導経済であったと考えられます。
 それが、通貨が高くなるということは、
  割高な通貨(=購買力の増大)→消費拡大で内需主導で安定成長
というような形でサービス業中心、輸入主導経済に転換される方向となるように思われます。
 で、シナリオ1はこの中国の経済構造の転換がスムーズにゆき、ブラジルなど資源国経済も復活、アメリカも基軸通貨の重荷から解放されて製造業復活。世界経済は金融不安や世界同時株式暴落などなく、これから順調に安定成長を続ける、というシナリオです。



【シナリオ2】
 シナリオ1における、中国の製造業・輸出主導経済からサービス業・輸入主導経済への転換がスムーズに行かず、少なくとも短期的に中国経済がさらに減速。それにつれてブラジルなど資源国経済も輪をかけて落ち込み、世界全体で金融の不安定化と株式暴落が起きる(ついでに言えば日本も日銀の債務超過問題も表面化する)、というシナリオです。





以上の二つのシナリオにつき、どちらに転ぶか、私には分かりませんが、どちらに転んでも大丈夫なようにしておくのが無難、とは思います。

孫子でいうところの「その来たらざるを恃(たの)むことなく、我の以て待つあるを恃(たの)む(=危機が起こらないという想定に依存することなく、危機があっても備えがあることに依存すべき)」、「それ、兵は水に象(かたど)る(=どんな状況になっても、水が器の形によって変形するように柔軟に対応する)」であります。


【シナリオ1】では、中国がアメリカに取って代わって基軸通貨国、覇権国になることが想定されます。この場合、中国は自前の資源をより一層必要とし、尖閣や場合によっては沖縄本島まで、日本に対する軍事的圧力を強めることが考えられます。日本は米国との連携の強化だけでなく、自前の防衛力も強化して「なめられない」ように備えつつ、柔軟な外交が必要となるのではないかと思われます。

【シナリオ2】では、最悪の場合は中国の体制崩壊まで見ておいたほうが良いかも知れません。
 そうなると、中国は北アフリカ、東シナ海は地中海となると見るべきでしょう。北アフリカから最近は年間20万人もの不法入国者が地中海を経てEU域に流入していますが、それと同等以上のことが日本でも起こり得るということであります。この場合においても、【シナリオ1】のような防衛力の強化が重要であると思われます。
 しかし、もしかするとそれ以上のことも必要になるかも知れません(通常の民主主義では対処しきれないかも知れない、という意味においてはタイのような民政から軍政への移行も、最悪の場合、一時的には必要となるかも知れません。あくまでも最悪の場合、ですが…)。
 もっと言うと、人民解放軍が配備している核兵器につき、中国の体制崩壊があった場合、誰が責任を持って管理するのか、あるいは、責任を持てる管理主体がそもそも存在し得るのか、という問題も出て来ます。
 このように考えると、中国の体制崩壊というのは「ただ喜んで傍観していれば良い」というものでは済まされない、日本にとってはかなり厳しい状況となり得ると見たほうが良いかも知れませんね。



いずれにせよ、「備えあれば憂いなし」、「転ばぬ先の杖」、と言ったところでしょうか。


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クリック、ありがとうございましたm(_ _)m 
 


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