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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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664:現代版ギリシャ悲劇、いよいよ第二幕か?――ギリシャ債務危機:直近2週間の流れのまとめ&今後の想定シナリオの検討

2015/06/28 (Sun) 10:46
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現地時間の金曜日の夜、ギリシャのチプラス首相が突如、国民投票を呼び掛けたことにより、ギリシャ債務危機問題が急速に不安定化しています。

なお、債権団(EU、ECB、IMF)からの支援案(年金カットと更なる増税と引き換えに5か月間の支援延長)につき可否を決める国民投票の実施はつい先ほど、ギリシャ国会で可決されました(現地時間では土曜の深夜から日曜にかけての真夜中に採決があった)。

「チェックアウトできても、離れられない」、ホテル・カリフォルニアならぬホテル・ユーロから、ギリシャはいよいよ「チェックアウト、かつ、離れたくないけれど離れざるを得ない」状況に追い込まれつつあるようです。
もちろん、国民投票の結果次第では中途半端といえる「チェックアウトできても、離れられない」ホテル・カリフォルニア状態が今後も延々と続くかもしれませんが…。

以下、直近2週間ほどの流れをまとめておき、その後、今後の想定シナリオを検討します:




https://twitter.com/YNHiromiya/status/611105920706220032






https://twitter.com/YNHiromiya/status/611886087347179521

※チプラス首相の「もしダメならロシアに頼ります」と取れる発言で揺さぶり、というその発言は以下のようなものです(上記ガーディアン記事より):

Tsipras said:
"As all of you are aware, we are at the moment at the centre of a storm of a whirlpool, but we live near the sea so we’re not scared of the sea. We are ready to go to new seas to reach new safe ports."
チプラスは言った:
「皆さんがご存じのように我々は今、嵐の渦巻の真っただ中にいます。しかし、我々は海の近くに住んでいますので、海(の嵐、荒波)を恐れません。我々は新しい海に行き、新しい安全な港にたどり着く準備ができています」

まるで「新世界」に向けて漕ぎ出した、「海賊王に、俺は、なる!」(ワンピースのルフィー)的なご発言。

「新しい安全な港」というのは、クリミアのセバストポリとかサンクトペテルブルク辺りにあるのでしょうか?







https://twitter.com/YNHiromiya/status/612435214493560832






https://twitter.com/YNHiromiya/status/612981816241172481






https://twitter.com/YNHiromiya/status/612981890492952576






https://twitter.com/YNHiromiya/status/612995834704101377






https://twitter.com/YNHiromiya/status/612996164560908289

※↑のロイター記事ではいまのギリシャと似た状況だったキプロスの当時の財相が「ECBが支援を止めた場合に何が起きるかほぼ確信しており、ロイターに対し『基本的に(ギリシャの銀行は)30分で閉鎖を余儀なくされる』と指摘」しています






https://twitter.com/YNHiromiya/status/613133783122903040






https://twitter.com/YNHiromiya/status/613602829798735872

※↑欧州全体における不法移民問題、深刻です。ギリシャに関しては3年前に書いたエントリーもどうぞ:

EUも「移民お断り」:世界的不況による不法移民大量流入で+ギリシャの不法”残虐”移民問題の惨状、現地生レポート付き。「国を開け」が招いたEUの悲劇

不法移民VSネオナチ:「開国は壊国だ!」仁義なき戦い in ギリシャ ― 今回も抱腹絶倒間違いなし、のギリシャ在住読者からのご投稿…いや、本当は笑えないのですが

ギリシャ:ネオナチ得票、前回と変わらず―テレビで共産党議員を平手打ちしたにもかかわらず!







https://twitter.com/YNHiromiya/status/613689493594378241






https://twitter.com/YNHiromiya/status/613943754546790400






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614311628574580736






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614398515406442496






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614747034759729153

※チプラス首相は、年金カットだけはどうしても応じられない、ということだったようですね。





https://twitter.com/YNHiromiya/status/614587271451271169






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614602831975157760






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614748846321577984

※預金封鎖に備え、現金確保!






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614765615182561280






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614767532784783360






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614814609782935553

※ギリシャは国民投票の実施とその後の処理を円滑にするため、1ヵ月の無条件支援を債権団にお願いしたのですが、速攻で却下された、という具合です。だから、7月5日の国民投票実施までにデフォルト、ということがあり得ることに現状はなっています。







https://twitter.com/YNHiromiya/status/614912750859370496






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614913812395786241






https://twitter.com/YNHiromiya/status/614946946961125377




というわけで、国民投票実施は、深夜にまで及んだ怒号飛び交う激しい議論の末、採決、可決されました。





では今後の想定シナリオを簡単に検討してみましょう。

※今月末で債権団(EU、IMF、ECB)の支援が打ち切られ、IMFへの返済どうするの?というのはちょっと脇に置きます。


【国民投票でYes→ユーロ残留(?)のシナリオ】
国民投票で債権団の支援案(年金カットや増税と引き換えに5か月支援延長)に対し、Yesであれば、今までと同じ。そして5か月後にまたもやすったもんだ、という塩梅でしょうか。いや、その前に、まずは解散総選挙ですったもんだか…。


【国民投票でNo→ユーロ離脱(?)のシナリオ】
今までの流れで行くと、チプラス政権はユーロ離脱となった場合、ロシア(=「新しい安全な港」)に支援を仰ぎそうな気配ですね。
が、その前にまずユーロ離脱の処理ですが、やはりまずは
 預金封鎖
 預金(ユーロ)の新ドラクマへの強制転換

となるでしょうか(キプロス流なら国民投票の結果が出て30分以内に預金封鎖?)。これは、終戦直後の日本の新円切り替えと同様のプロセスであります。

 為替レートはひとまず分かりやすく1ユーロ=1ドラクマが妥当かと思われます。

 で、当然のように、ドラクマを持っていたいという人は少ないでしょうから、猛烈なドラクマ売りユーロ買いが起こることが想定されます。
 ここで、無理に為替レートを維持しようとしても恐らくうまく行かないと思いますので、一応は一日の変動幅の上限を設定しつつ、ドラクマの価値を落ちるところまで落とすのが妥当かと思われます。過去のアイスランドとかアルゼンチンなどの破綻事例を考えると7割減から8割減といったところが落ち着きどころではないかと思われます。すると、1ドラクマ=0.2~0.3ユーロ程度の水準です。
 そして、ロシアであれ他の国であれ、仮に支援を受けるとしても為替レートの安定に関して直接の支援を受けるのは避けたほうが良いでしょう。多分、失敗しますし、失敗すると支援国の権威が落ちてしまい、また、ギリシャ国民がいらざることで支援国を逆恨みすることになると思われるからです。支援を受ける場合、例えば、原油や天然ガスの無償提供あるいは割引価格による提供、経常黒字になるまでその支払を免除してもらうとか、そういったことに留めるのが良いかと思われます。 
 ただ、ロシアから支援を受けた場合、シリアで軍港を借りているように、ギリシャでも軍港を租借するというような話も出て来るように思われます。ユーロ債権団の目下の反応はそれをなかば是認しているかのようにも見えますが、どうでしょうか。そうなると、欧州における力の均衡状況がだいぶ変わってしまいそうですが…。
 
 さて、為替レートの話に戻りますが、「1ドラクマ=0.2~0.3ユーロ程度の水準」になったとき、その瞬間はギリシャ国民の生活にとって、かなり厳しいものとなると思われます。しかし、多くの破綻国において、そこから数年でかなりの度合いまで経済が回復しています。
 ギリシャもユーロ参加前は、経常収支は±0近傍、対外純資産も±0近傍でした。その当時の購買力平価の他国に対する相対的な水準よりも平価を落としてやれば、経常黒字に持って行くことは可能ではないかと思われます。すると、対外債務の返済も可能となってきます。
 そのような段階になったあと、為替政策は安定重視でユーロに対して固定にするか、変動幅を持たせるかですが、拙著「日本経済のミステリーは心理学で解ける」に挙げた、アルゼンチンとブラジルの比較を考えますと、変動幅をある程度持たせたほうが良いかも知れません。アルゼンチンもブラジルも1980年代に外貨建て債務不履行をお越し、その後は為替レートの急落でハイパーインフレに近い状態となっていました。そして90年代に入ってからは、アルゼンチンは対ドルで固定レートを貫き、割高のレートを続けたためにもう一度01年に破綻。一方、ブラジルは対ドルで為替レートを徐々に切り下げて行き、一時は経常黒字にもなり、再度の債務不履行を起こすことなく経済は比較的安定的に推移しました(2010年以降は少々調子が悪いですが)。
 ということを考えると、ギリシャもブラジル型でゆくのが良いかも知れませんね。


日本は通貨発行権の権能が及ばないようなタイプの債務の問題を抱えていません。
よって、いまのところギリシャや80年代~90年代の中南米諸国のような状況に陥ることはまずないはず、ですが、「国の借金は大変だ!」ということになっています
(但し、日本は量的緩和のやり過ぎにより日銀の債務超過リスクが一応はあります。ただそれは経済リスク、金融リスクというよりは、政治リスクの要素が大きいと思われますが)
ギリシャ国民からしたら何とぜいたくな悩みをお抱えのお金持ち国家なんだろう、と羨望の的だと思いますが…


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クリック、ありがとうございましたm(_ _)m 
 


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