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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
 お問い合わせは当ブログのメールフォーム(下の方にあります)やコメント欄(内緒設定もご利用ください)や、ツイッターのダイレクトメッセージをご利用ください。

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677:TPP:オバマ政権がマレーシア参加させるため人権報告書を「改竄」、奴隷商人に加担しようとしていることは“恥ずべきスキャンダル” ― 米保守系ネットメディア、民主党リベラル議員がTPA法案に埋め込んだ人権条項を盾にオバマ政権を攻撃

2015/07/11 (Sat) 12:52
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TPP、そして先般可決したTPA法案に関連して、米国の保守系ネットメディア 
The Fiscal Timesが非常に興味深い記事を出しています。

※The Fiscal TimesはPeter George Petersonという、元NY連銀総裁にして大金持ち、財政赤字削減、社会福祉費削減、社会保障費削減を信条とする人物が設立したメディア。多分、反オバマケア、ゆえに反オバマと思われます。とは言え、今回の記事を書いている記者は、文面からすると人権を重視するリベラルっぽい雰囲気のような気もしますが。以上を踏まえつつ、以下、紹介します。





The Obama Administration’s Scandalous Stance on Slavery
オバマ政権の奴隷制に対するスキャンダラスな姿勢

http://finance.yahoo.com/news/obama-administration-scandalous-stance-slavery-091500575.html
The Fiscal Times, Fri, Jul 10, 2015
By David Dayen


I thought the list of betrayals in the Obama administration’s trade agenda couldn’t swell any further, but a remarkable development this week proved me wrong.
私は、オバマ政権の通商政策に関する「裏切りリスト」がこれ以上長くなることはないと考えていた。しかし今週、驚くべき進展があり、私が間違っていたことが証明された。

Add to those wronged the unfortunates sold to Malaysian slave traders.
その「間違いリスト」に加わるのは、マレーシアの奴隷商人に売り飛ばされた不幸な人々だ。

Hopes that international pressure would force the Malaysian government to protect these victims has been snuffed out, overcome by the White House’s desire to write a trade agreement.
国際社会の圧力によってマレーシア政府がこれら奴隷商人の犠牲者を保護せざるを得なくなるという希望は、ホワイトハウスが通商協定(※TPPのこと)を何が何でも締結しようとしていることによって、消えうせた。


According to Reuters, next week the State Department will release its annual report on human trafficking, which will upgrade Malaysia from a Tier 3 country, the worst of the worst, to Tier 2.
ロイターによれば、国務省は来週、人身売買に関する年次報告書を発表する。その報告においては、マレーシアが「Tier 3」、つまり、最悪の中の最悪というランクから、「Tier 2」に格上げされることになっている。


This comes just weeks after authorities in Malaysia discovered a mass grave of 139 Rohingya Muslims, who fled discrimination in Burma and were sold into slavery upon their escape.
これは、ミャンマーでの差別から逃げ、そして逃げたところを奴隷商人に売られた、イスラム教徒のロヒンギャ族139人の遺体をマレーシア当局が発見してからたったの2週間後のことである。


Last year, the State Department listed Malaysia among the world’s worst human trafficking nations because of “limited efforts to improve its flawed victim protection regime.”
昨年、国務省は「被害者保護政策の欠陥の改善につき、限られた努力しかしていない」という理由で、マレーシアを世界最悪の人身売買国に指定していた。


The report described a horrendous life for Malaysia’s foreign workers, threatened by large smuggling debts and confiscated passports that put them at the mercy of recruiting companies. Women in particular, recruited for hotel or beauty salon work, are routinely coerced into the commercial sex trade.
その報告書は、マレーシアの外国人労働者の凄まじくひどい生活、密入国費用についての多額の債務とパスポートの没収により、採用企業の慈悲にすがりつかなければならないようにし向けられている、というように描写している。特に女性は、ホテルやビューティーサロンで採用され、日常的に売春を強いられている。


The conviction rate for smugglers has actually fallen in Malaysia since last year’s report, suggesting no improvement on fighting human trafficking.
昨年の報告書以後も、マレーシアにおける(人身売買の)密輸業者の有罪判決率は実際に低下しており、人身売買との戦いが改善していないことが示唆される。


One house of Malaysia’s parliament did pass legislation giving more protections to slavery victims, but it further criminalizes something that’s already illegal.
マレーシア議会のうちの一院において、奴隷被害者により大きな保護を与える法案が可決されたが、それは犯罪者らに違法行為をより一層推進させている。

(※恐らく、被害者保護が充実すれば、密輸業者がその被害者たちから密輸代金をより一層回収しやすくなる、ゆえに密輸業者はより一層人身売買に励むことになる、ということかと思われます)

The problem has always been sustained enforcement.
この問題はこれまでも常に強調されてきた。

The U.S. Ambassador to Malaysia, Joseph Yun, criticized the lack of will to defend trafficking victims as recently as this April.
米国のJoseph Yun駐マレーシア大使は、この4月に人身売買被害者を保護する意思の欠如を批判したばかりだ。


Yet an unnamed administration official told Reuters that the U.S. had been working closely with Malaysian leaders to remedy the problem.
匿名の政権高官がロイターに語ったところでは、米国はマレーシアの指導者に対し、この問題の改善を密接に働きかけてきた。



The political implications of reclassifying Malaysia suggest another rationale for the upgrade.
マレーシアのランク変更の政治的な影響は、ほかに理論的な根拠があることを示している。

During the markup of trade promotion authority (aka “fast track”), signed into law by the president last month, Sen. Robert Menendez (D-NJ) passed a provision denying access to fast-track procedures for any trade partner in Tier 3 on the human trafficking report.
先月大統領が署名して立法手続きが完了した、大統領貿易促進権限(TPA、ファーストトラック)法案の最終折衝において、ロバート・メネンデス上院議員(民主党、ニュージャージー選出)は、人身売買報告書で「Tier 3」にランクされている交渉相手国を、TPA法の手続から排除する条項を可決させた。




Malaysia is one of the 12 countries negotiating the Trans-Pacific Partnership (TPP), the first deal to be finalized under the reauthorized fast track process.
マレーシアはTPP交渉参加12か国のうちの一つである。TPPは、再承認されたTPA法において、最初に妥結しそうな通商協定である。

If it remained in Tier 3, either TPP would not get the benefits of fast track — meaning that Congress could try to amend the trade agreement or filibuster it, and wouldn’t have to bring it to a vote within 90 days of being signed — or Malaysia would have to leave the agreement.
もし、「Tier 3」のままであれば、TPPはTPA法の恩恵を受けないことになる――つまり、議会は通商協定の修正や議事妨害を試みることができるようになるし、協定署名から90日以内に採決する必要もなくなることになる――か、あるいは、マレーシアは協定から離脱しなければならなくなる。


Upgrading Malaysia to Tier 2 allows the country to stay in TPP.
マレーシアを「Tier 2」に格上げすることは、マレーシアをTPPに入れることを許す。


And Menendez is livid about it, saying in a statement, “If true, this manipulation of Malaysia's ranking… would be a perversion of the trafficking list and undermine both the integrity of this important report as well as the very difficult task of confronting states about human trafficking.”
メネンデス上院議員はこのことについて怒り狂っており、声明において「もし本当なら、これはマレーシアの格付け改竄であり…人身売買格付けリストのねじ曲げであり、この重要な報告書の高潔性と、人身売買問題で対立する国々との非常に困難な作業を台無しにする」と言っている。




Instead of hitting them with sanctions until they improve — Tier 3 status can lead to withholding of foreign aid — the administration is instead granting Malaysia trade benefits and then hoping for more influence once they’re inside the trading regime.
彼らが改善するまで制裁を加える――「Tier 3」であれば、外国からの援助を停止できる――代わりに、(オバマ)政権はマレーシアに通商上の利益をマレーシアに与え、通商協定圏内に入ることによるマレーシアの影響拡大を望んている。

Plus, these slaves produce the very goods that would get duty-free access to U.S. markets under the TPP. Forced labor is reportedly high in the agriculture, electronics and textile industries in Malaysia, yet the United States is apparently willing to overlook that to complete the trade deal. So consumers like you and me who unwittingly buy things made in Malaysia could be implicated in the slave trade as well.
加えて、これらの奴隷が作る製品はTPPにおいて関税なしで米国市場に流入する。強制労働はマレーシアにおいて農業、エレクトロニクス、繊維産業で主に用いられていると報告されている。それにもかかわらず、米国はTPP協定を締結するために見過ごそうとしているようだ。あなた方や私のような消費者は、知らぬうちにマレーシア産の産品を買うことにより、奴隷商人に加担することになりかねない。



Malaysia controls parts of a critical oil shipping lane in the Straits of Malacca, where China receives much of its shipments.
マレーシアは、中国も多くの貨物を受け取っているような、重要な原油運搬航路であるマラッカ海峡の一部を支配している。

Keeping Malaysia as an ally allows America, whose Navy controls access to the strait, to habitually pressure China with the implied threat of cutting off its oil. So Malaysia is a key strategic partner, the rampant epidemic of forced labor within its borders notwithstanding.
マレーシアをアメリカの同盟国に留め、アメリカ海軍がマラッカ海峡へ出入りを掌握しておくことは、中国に対し、原油供給が断絶する脅威を常に与えることができる(※)。


※原油供給が断たれる脅威については、そのまま日本に対しても当てはまりますね。個人的には、TPPがアメリカでぶっ壊れ、それはそれとしてアメリカ、日本、アジア諸国の関係が良好に維持されることを望むところであります。


The episode crystallizes exactly who trade agreements like TPP are really designed for: elites and corporate titans, not ordinary workers.
以上のような話は、TPP協定が誰のために設計されているかを正確に、はっきりとさせている:特権階級と超巨大企業のためであり、一般労働者のためではない。

Sometimes you hear the argument that workers in poor countries like Malaysia should be thankful for foreign investment.
時としてあなたは、マレーシアのような貧困国の労働者は外国からの投資に感謝している、という議論を聞くだろう。

Working in a sweatshop may be arduous, but it at least improves wages and creates jobs, the argument goes. The high incidence of trade partners that do nothing to stop forced labor obliterates this theory.
ブラック企業(sweatshop)で働くことは耐えがたいものであるが、少なくとも賃金が改善し、働き口を生み出す、というように議論は続く。多くの協定国が強制労働を止めようとしていないことで、この仮説は完全に崩壊している。

Workers in Malaysia have no reason to thank the United States for facilitating their toil as slaves. And manipulating a government report to that end should be called out for what it is: a shameful scandal.
米国が奴隷としての彼らの苦役を助長することについて、マレーシアの労働者が感謝する理由はない。政府の報告書をそような理由で改竄することは、このように呼ばれなければならない:恥ずべきスキャンダル。





途中、「…」で略している箇所も興味深いところがあったのですが、長いので省略しました。


ところで、記事で触れられている、TPA法案(というか、成立したのでTPA法)に民主党のメネンデス上院議員が押し込んだ条項を、以下に引用しておきます:



(6) LIMITATIONS ON PROCEDURES WITH RESPECT TO AGREEMENTS WITH COUNTRIES NOT IN COMPLIANCE WITH TRAFFICKING VICTIMS PROTECTION ACT OF 2000.—

(A) IN GENERAL.—The trade authorities procedures shall not apply to any implementing bill submitted with respect to a trade agreement or trade agreements entered into under section 103(b) with a country to which the minimum standards for the elimination of trafficking are applicable and the government of which does not fully comply with such standards and is not making significant efforts to bring the country into compliance (commonly referred to as a “tier 3” country), as determined in the most recent annual report on trafficking in persons submitted under section 110(b)(1) of the Trafficking Victims Protection Act of 2000 (22 U.S.C. 7107(b)(1)).

(B) MINIMUM STANDARDS FOR THE ELIMINATION OF TRAFFICKING DEFINED.—In this paragraph, the term “minimum standards for the elimination of trafficking” means the standards set forth in section 108 of the Trafficking Victims Protection Act of 2000 (22 U.S.C. 7106).

要するに、国務省の最新の年次報告書で人身売買格付けが「Tier 3」とされる国には、通商協定交渉においてTPA法のプロセスを適用しない、ということです。





いやはや、しかし。

上記の記事の論法で言うと、TPPがこのまま成立すると、日本も奴隷商人のカネ儲けに加担してしまうことになりますね…。

アメリカの駐マレーシア大使が「人身売買被害者を保護する意思の欠如を批判」したばかりであるのに、国務省の人権報告書でマレーシアが格上げされる(予定)であるというのが本当であれば、かなり不自然な印象を持たざるを得ません。
それは、TPPのための改竄・操作か、と思ってしまうのは自然ではないかと。

しかし、
TPA法には上記のメネンデス上院議員が押し込んだような条項以外にもいろいろなトラップが仕込まれているとも思われます。

こういったことが頻繁に問題化し、米国でのTPP反対運動が盛り上がるか、どうか…。



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