2016/03/08 (Tue) 22:55
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『2016年、異次元大恐慌が始まる』
飛鳥新社 刊 好評発売中ちなみに、私自身が考えていたタイトルとオビの
原案はというと、
タイトル 原案:『世界大恐慌2.0 ――世界と日本を激変させる、歴史的大波涛』
オビ文言 原案:「資本主義でも、共産主義でも、民主主義でもない、異次元な新時代の幕開け」
というような、もう少し穏当(?)なものでありました。少なくとも
「大恐慌=この世の終わり」ではありません!※
「世界大恐慌2.0」というのは、次に起こりそうなのは
「1929年世界大恐慌のバージョンアップしたもの」になりそう、という意味合いです。
→なぜそうなるかというのは、経済的なカネ勘定の問題よりは、
政治的な権力構造の問題ではなかろうか、という仮説になります。
目次項目の一覧はこちら
さて、本題です:根拠のある批判。
中身のある批判。
アンチテーゼとして、参考になる批判。
こういったものは
建設的な意味のある批判となり得るでしょう。
しかし、
何らの根拠のない批判というのは単なる嫌がらせ以上のものではないことが多いのではないでしょうか。
昔、私の著書『国債を刷れ!』の中で
8回以上書いていることを、書いてないとして批判するレビューがアマゾンで書かれたことがありました。
『日本破綻教団は超能力者集団?』
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-392.html2011/06/28
今回ご紹介する『異次元大恐慌』に対する星★一つレビューはというと・・・
http://www.amazon.co.jp/review/R2VCHQ1GTQPKCO/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=486410462X&channel=detail-glance&nodeID=465392&store=books「
同志社の紫おばさんと程度は同じ, 2016/2/29
この手の本は悲観論大好きの日本人向けに、毎年手を替え品を替え発刊される。フィクションとしては面白いが、毎年外す同志社の紫おばさんの著書と何ら中味は変わらない。
これだけのお金を払って読む価値があるか?
その程度の本である。
」
私はその「同志社の紫おばさん」の著書を読んだことがありませんが、
私が今年、『2016年、異次元大恐慌が始まる』というタイトルの本を出したのは、「カトリックの権勢が強まりつつある」ということが最も重要な要素でした。
本の中でも書きましたが、
昨年2015年9月、プロテスタント教徒によって建国された、資本主義の覇権国アメリカにおいて、建国以来初めて、カトリック法王が両院合同会議で演説を行った、という歴史的大事件がありました。
これは、一つ、大きな要素です。
他に、本の中で、なぜ2016年に歴史的大暴落が起きそうなのかということの根拠としては、・物流量でみた日、米、欧の経済活動は、リーマンショック前のピークを越えられていないこと
・その状況の中で、2014年くらいまでは電力量の伸び方や貨物量などで見ると中国が世界経済を引っ張ったが、2015年には減速または停滞が見受けられること
・原油などコモディティー価格が2014年前後にひとまずピークアウトし、2015年は暴落していること
・グリーンスパン元FRB議長が2015年夏に、FOX、ブルームバーグ、CNBCのテレビ番組で「経済は長期停滞している」「債券はバブル」「信用は心理学の問題。信用は一晩で消滅することもある」と立て続けに発言したこと。
・2015年9月のG20共同声明で「金融緩和だけでは均衡ある成長は達成できない」、「我々は…財政出動する」との文言が盛り込まれた。つまり、需要不足の認識が共有されたが、日、米、欧、中といった主要国で本格的な財政出動がなされる気配がないこと。
・ロシアが2015年、ソ連崩壊後初めて旧ソ連域外で軍事行動を取ったこと
・世界的に通貨当局の金に対する姿勢が08年以降、一変していることなどなどの
経済的、政治的な出来事を挙げています。
私は、こういった根拠があるから2016年の確率が高いと考えたわけです。なお、
「2016年になりそう」という追加情報としては、以下のようなものがあります:
欧米の巨大金融機関がこぞって、7年ぶりに世界の株価が、あるいは景気が下降局面に入ったという見解を出しまくっているわけです。そして、
ゴールドマンサックスに至っては…
でしたね。
また、
政治的には、こんな大事件もありました:
↑こんな歴史的大事件のあとで、毎年のように「〇〇年、大恐慌が始まる」というタイトルの本を私が書く意味は全くないと思う次第であります。私は、こういった情報の収集には膨大な時間と労力を費やしていますし、これを本にまとめるにも膨大な時間と労力を費やしています。
一方、上記の失礼極まりないレビューを書かれた方は、いったい何をもって「毎年外す同志社の紫おばさんの著書と何ら中味は変わらない。」としているのでしょうか?根拠らしきことを一切、提示していません。私の、半年くらいのフルタイムの労働時間、何回かは徹夜の作業もした、その労力を否定するだけの、ほんの少しでも理にかなった根拠が示されているとは全く思われません。
また、「同志社の紫おばさん」が毎年のように『世界大暴落』という本を出しているのかどうか知りませんが、少なくとも私は毎年のように出していません。その点でもまるで違いますね。私は、本を書くとき、本当に時間とエネルギーを使います。だから、毎年のようにこのような『暴落本』を出すつもりはありません。物理的に出せません。
更には、私はこのような、社会的な不安を強めるリスクのある内容の本を出す前に、これまた膨大な時間と労力を費やして
↓この本を出しました。この本を書くために、何冊の心理学や脳科学、さらには医学生が読むような本まで読んだか!『日本経済のミステリーは心理学で解ける』
私は、2012年ころから、どうも世界的に、日本も含めて、世の中が不安定になりそうだと考えていました。かなり直感的でしたが。
そして、2013年9月、オバマ大統領が「国連など役に立たない。シリアのアサド政権を倒す!」と宣言したわずか10日後にシリア攻撃を撤回した事件でその直感がほぼ確信に変わりました。この当時、私は4ヶ月くらいブログもツイッターも書きませんでした。それだけ衝撃的だったわけであります。
だから、不安定な時代をやり過ごす、あるいは、生き抜くには、心理学や脳科学が致命的に重要になると考えました。当時、いずれ世界的暴落になるとは思っていました。
しかし、その根拠は私の中では薄弱でした。
よって、どうしても先にこの心理学をテーマにした本を出したかったわけです。一社目では出版を断られましたが、それでもあきらめず二社目の徳間出版さんに持ち込み、担当者の方の並々ならぬ努力のおかげで、それから半年くらいしてようやくOKが出て出版に至りました。この本は本当に難産でしたが、どうしても出しておきたかったのです。
この『日本経済のミステリーは心理学で解ける』を出していなかったら、今回の『異次元大恐慌』は出していなかったと思います。私の中では、それでは肝心な部分が抜けていると、どうしても感じるからです。
『日本経済のミステリーは心理学で解ける』は2年かかりました。
『異次元大恐慌』も下調べなど含めたら1年かかっています。
少なくとも3年がかりの仕事です。
こういった苦労も何も、ほんの少しも評価されることなく、
「毎年外す同志社の紫おばさんの著書と何ら中味は変わらない。これだけのお金を払って読む価値があるか?その程度の本である。」などという、本のタイトルだけみれば書けそうな、これ以上くだらないレビューはないだろうというようなレビューを書かれなければならないほど、私の人生は安くありません。「こんなしょうもない、想像力のかけらも感じられんレビューを書く暇があったら、その時間を使って、限られた人生、一回しかない人生の中で本当にやりたいことは何なのか、もっと真剣に考えろ!ほんの少しでも脳みそを使って考えてからものを書け!」というのがこのレビューに対する私のレビューです。もちろん星★は一つです。
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「
たしかに、
『暴落本』を出す前に、
そのショックを和らげるための
『心理学本』をわざわざ書いている経済評論家は、
他にはおらんやろ。
」
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2016/03/09 10:09 | asd #- URL [ 編集 ]