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廣宮孝信 ひろみやよしのぶ

Author:廣宮孝信 ひろみやよしのぶ
工学修士(大阪大学)、都市情報学博士(名城大学)。
2009年、著書「国債を刷れ!」で「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、"国家破綻セラピスト"です。
「アイスランドは財政黒字なのに破綻!」、「日本とドイツは『破綻』後50年で世界で最も繁栄した」--財政赤字や政府債務GDP比は、国家経済の本質的問題では全くありません!
モノは有限、カネは無限。国家・国民の永続的繁栄に必要なのは、国の借金を減らすとかそんなことでは全くなく、いかにモノを確保するか。モノを確保し続けるための技術投資こそがカギ。技術立国という言葉は伊達にあるわけではなく、カネとか国の借金はそのための手段、道具、方便に過ぎません。
このように「モノを中心に考える」ことで、国の借金に対する悲観的常識を根こそぎ打ち破り、将来への希望と展望を見出すための”物流中心主義”の経済観を展開しております。”技術立国・日本”が世界を救う!
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706:英EU離脱:「私の知る限り、今は最悪の時代」とグリーンスパン元FRB議長。「EU崩壊は事実上、不可逆的」とソロス氏

2016/06/26 (Sun) 18:13
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当面、ツイッターのみ更新し、ブログ更新はどうしてもツイッターでは表現しきれない重要なニュースがあったときだけ、というようにする方針です。

※私のツイッターは、当ブログのPC版の左上に表示しているツイッター窓で見て頂くか、「twitterでフォローして下さい」ボタンを押してツイッターを開いてみて下さい。




ijigen-hyoushi.png


『2016年、異次元大恐慌が始まる』
飛鳥新社 刊


 好評発売中


ちなみに、私自身が考えていたタイトルとオビの原案はというと、

タイトル 原案:『世界大恐慌2.0 ――世界と日本を激変させる、歴史的大波涛』

オビ文言 原案:「資本主義でも、共産主義でも、民主主義でもない、異次元な新時代の幕開け」


というような、もう少し穏当(?)なものでありました。少なくとも「大恐慌=この世の終わり」ではありません!


「世界大恐慌2.0」というのは、次に起こりそうなのは「1929年世界大恐慌のバージョンアップしたもの」になりそう、という意味合いです。
→なぜそうなるかというのは、経済的なカネ勘定の問題よりは、政治的な権力構造の問題ではなかろうか、という仮説になります。


目次項目の一覧はこちら




さて、本題です:




日本ではほとんど報じられない話

ですが、

昨年来、欧米の大手銀行は軒並み、世界経済はやばい状態と警鐘を鳴らしてきました。


































私の著書『2016年、異次元大恐慌が始まる』につき、超絶にトンチンカンで能天気で間の抜けたアマゾンのレビューを書いている人がいましたが、英語で情報を取らない限り、能天気になっていても、やむを無いかも知れませんね。

情報収集能力がないことは仕方ないにしても(能力があっても時間が無ければ情報収集・分析ができないわけですし)、一人の人間として当然持ち合わせているべき最低限の礼節すらも持ち併せていないというのであれば、この手の人物は一体何のために生きているんだろうか、と思ってしまわないでもない今日この頃。

犬や猫ですら、多少の礼節はわきまえているのですから、最低限の礼節をわきまえぬ人間というのは、一体何なのか…。

しかし、この貧弱な情報収集能力の人でも、先週の英国EU離脱国民投票の結果を受け、世界的に金融市場が大混乱を来したのを目の当たりにし、今では常人なら普通に持てるような水準のまっとうな危機感を少しは持てるようになっただろうか、どうだろうか…。


私自身は、『2016年、異次元大恐慌が始まる』という見通しを持ちつつも、今般の英国民投票でEU離脱派が勝利するとは見通していませんでした。
しかし、この件により、『2016年、異次元大恐慌が始まった』といってしまって良さそうな状況のようです。

(国民投票ではEU残留派が勝利。その後、移民問題でしっちゃかめっちゃかになり、結局はなし崩し的に民主主義が停止状態になり、その後、EU離脱になる、というのが私の個人的な見通しでしたが、それは私の見通しが甘かったというわけであります。)



とはいえ、私が『異次元大恐慌』で立てた、「恐慌が始まるとすれば、それは経済的な原因ではなく、政治的な原因」という見通しに関しては、完全にその通りに進行しているとも言えます。


そして、先月の伊勢G7における安倍総理の「リーマンショック前に似ている」という危機感に満ちた見通しは、やはり、先見の明があったということになりそうですね。



では以下、グリーンスパン元FRB議長の見方と、英国のユーロ通貨参加の機会を叩き潰した悪名高きジョージ・ソロス氏の見方につき、米CNBCの記事を、粗くですが、訳しておきます:





'This is the worst,' Alan Greenspan says of British break from EU
「最悪」とアラン・グリーンスパン氏が英国のEU離脱について述べた

http://www.cnbc.com/2016/06/24/alan-greenspan-says-british-break-from-eu-is-just-the-tip-of-the-iceberg.html
Friday, 24 Jun 2016 | 11:59 AM ET
CNBC

Former Fed Chairman Alan Greenspan told CNBC on Friday the U.K. vote to leave the European Union ushers in a period that's even worse than the darkest days of October 1987.
アラン・グリーンスパン元FRB議長は、金曜、英国のEU離脱投票結果が1987年10月の最悪の日々よりもさらに悪い時代のさきがけになるとCNBCに述べた。

Britons voted by 51.9 percent to quit the 28-country union, shocking markets that had priced in a win for the remain camp.
(略。要するに離脱派が51.9%で勝ったと。)

"This is the worst period, I recall since I've been in public service," Greenspan said on "Squawk on the Street."
「私が公務についていたときから知る限りにおいて、今は最悪の時代だ」と"Squawk on the Street"というCNBCの番組でグリーンスパン氏は述べた。

"There's nothing like it, including the crisis — remember October 19th, 1987, when the Dow went down by a record amount 23 percent? That I thought was the bottom of all potential problems. This has a corrosive effect that will not go away."
「1987年10月19日にNYダウが記録的な23%下落したときを含めて、こんなことは無かった。それは私が考えた、すべての可能性のある問題の底だった。今回の件は、去ることのない腐敗効果を持つだろう。」

The former Fed chairman said that the root of the "British problem is far more widespread." He said the result of the referendum will "almost surely" lead to the Scottish National Party trying to "resurrect Scottish Independence."
元FRB議長は英国問題の根っ子は「さらに広範囲に広がっている」と述べた。彼は、英国民投票の結果は、スコットランド民族党による「スコットランドの独立問題の復活」の試みに、「確実に」つながると述べた※。


-----
※実際、スコットランド議会が確実にそのための立法措置を進めています:



-----


Greenspan said the "euro currency is the immediate problem." While the euro and the euro zone were major steps in a movement toward European political integration, "it's failing," he said.
グリーンスパン氏は「ユーロ通貨は差し迫った問題」と述べた。また、ユーロとユーロ圏は欧州の政治統合に向けた動きの重要なステップであるが、「それは失敗しつつある」とも述べた。

"Brexit is not the end of the set of problems, which I always thought were going to start with the euro because the euro is a very serious problem in that the southern part of the euro zone is being funded by the northern part and the European Central Bank," Greenspan said.
「ブレグジット(英国のEU離脱)は問題の終わりではない。私は常に、ユーロとともに問題が始まると考えていた。なぜなら、ユーロはユーロ圏南部が北部と欧州中央銀行ECBによって資金調達されているという深刻な問題を抱えているからだ」とグリーンスパン氏は述べた。


Even with that in mind, the European Central Bank is limited in what it can do because these fundamental problems like the stagnation of real incomes don't have easy solutions, Greenspan told CNBC.
以上を踏まえても、ECBにできることは限られている。なぜなら実質所得の停滞のような基礎的な問題に対して、簡単な解決はないからだ、とグリーンスパン氏はCNBCに述べた。

"There's a certain amount that monetary policy can do, but our problem is fundamentally fiscal," he said, adding that this is true in the United States as well as "every major country in Europe."
「金融政策にはある程度のことはできるが、我々の抱えている問題は基本的には財政の問題である」と彼は述べ、これは米国においても、「欧州のすべての主要諸国」においても、同様であると付け加えた。

Part of the problem is that the "developed countries are all aging very rapidly," which is leading to a higher ratio of government spending in the form of entitlements, Greenspan said.
問題の一部は、「すべての先進諸国において、高齢化が極めて急速に進行している」ことにあり、それは政府支出のうち高い割合が福祉に回ることにつながっている、とグリーンスパン氏は述べた。

The 90-year-old Greenspan presided over the Federal Reserve for 19 years, starting with the administration of President Ronald Reagan through that of George W. Bush.
90歳のグリーンスパン氏は、ロナルド・レーガン大統領からジョージ・W・ブッシュ大統領の政権まで、19年を超える期間、FRB議長を務めた。
-----


グリーンスパン氏が正しければ、我々は「最悪の時代」を生きている、ということになります。

また、元FRB議長が中央銀行限界論を主張していることは非常に重い、と言えるでしょう。





Brexit wound: UK vote makes EU decline 'practically irreversible', Soros says
英EU離脱による傷害:英国民投票はEUの凋落を「事実上、不可逆的」にする、とソロス氏

http://www.cnbc.com/2016/06/25/brexit-makes-eus-dissolution-practically-inevitable-george-soros.html
24 Jun 2016
CNBC

The United Kingdom's fateful decision to break away from the European Union makes an eventual dissolution of the 28 member bloc "practically irreversible," billionaire financier George Soros wrote on Saturday.
英国のEU離脱という運命的な決定は、28か国からなる欧州連合EUの最終的な崩壊を「事実上、不可逆的」にしたと、億万長者の投資家ジョージ・ソロス氏は土曜日に書いた。


In a somber post at Project Syndicate, Soros, who rose to prominence by speculating against the British pound—immortalizing him as the man who broke the Bank of England—speculated that the U.K.'s referendum to split from the EU is likely to hasten the breakup of the entire EU.
英ポンドに対する投機で英国中央銀行を打ち破った男としてその名を不朽のものとしたソロス氏は、プロジェクト・シンジケート(国際的なNPOであり、各国の新聞をつなぐ組織である。専門家や活動家、ノーベル賞受賞者、政治家、経済学者、政治思想家、ビジネスから学者にいたる各界のリーダーによる論考や分析を会員の新聞および雑誌社に配信し、会員間のネットワークを組織している:ウィキペディア参照。安倍総理もメンバーだそうです)への陰鬱な投稿において、英国のEU離脱国民投票はEU全体の崩壊を早めそうだと推測している。

Brexit, combined with Europe's festering migrant crisis, has created a "catastrophic scenario" that has grave consequences for Britain and the world economy, Soros wrote, "making the disintegration of the EU practically irreversible."
欧州の悪化する移民危機と組み合わさることで、英国のEU離脱は、英国と世界の経済に重大な結果をもたらし、「EUを事実上、不可逆的に崩壊させる」という「壊滅的なシナリオ」を生み出したとソロス氏は書いた。

Noting that Scotland is agitating to leave the U.K., Soros said the county itself "may not survive" the decision to leave Europe.
スコットランドは英国からの離脱を煽っていることにふれ、ソロス氏は、欧州から離れる決定をスコットランドは「維持できないも知れない」と述べた※。

※スコットランドが2回目の独立投票に進むということを示唆か?


"But the implications for Europe could be far worse," Soros cautioned. "Tensions among member states have reached a breaking point, not only over refugees, but also as a result of exceptional strains between creditor and debtor countries within the euro zone."
「しかし、欧州への影響はもっと悪いものとなり得る」とソロス氏は警告した。「難民の問題だけでなく、ユーロ圏における債権国と債務国のあいだの並外れた緊張の結果、EU加盟国間の緊張は臨界点に達している」

'We must not give up'
「我々は諦めてはいけない」


Soros, a polarizing figure who is known for financing left-wing causes, is an enthusiastic backer of European integration. In 1992, he dealt a fatal blow to Britain's participation in Europe's exchange rate mechanism—the precursor to the single currency.
左派運動への資金提供で知られるソロス氏は、欧州統合の熱狂的な支持者である。1992年、彼は英国の欧州為替相場メカニズム(単一通貨制度への準備制度)への参加に致命的な打撃を与えた。

"The consequences for the real economy [from Brexit] will be comparable only to the financial crisis of 2007-2008," wrote the billionaire, adding that a domino effect could potentially end decades of continental unification.
「(英国のEU離脱による)実体経済への影響は、07年-08年の金融危機以外には相当しない。」とソロス氏は述べ、数十年に及んだ欧州大陸の統合過程を終焉させる可能性のある、ドミノ効果を持ち得ると付け加えた。

Brexit "is sure to be fraught with further uncertainty and political risk, because what is at stake was never only some real or imaginary advantage for Britain, but the very survival of the European project," he added. "Brexit will open the floodgates for other anti-European forces within the Union."
英国のEU離脱は「さらなる不確実性と政治的リスクで満たされることは確実だ。なぜなら、英国のいくらかの実際のあるいは想像上の利益のみならず、欧州統合プロジェクトが生き残れるかどうかそのものがリスクにさらされているからだ」とも彼は述べた。「英国のEU離脱はEU圏内における他の反EU勢力のための水門を開くだろう」

Already, political opposition is mobilizing in other countries opposed to further European integration. Barely a day after the U.K. referendum, parties in places like the Netherlands and Austria suggested they might hold votes of their own.
すでに、さらなる欧州統合に反対する他の国々の政治的反対勢力が動き出している。英国民投票のわずか一日後において、オランダやオーストラリアでEU離脱の国民投票に向けた動きが出ている。

A report in the U.K. publication The Express said the German government was bracing itself for the possibility of at least 5 more countries threatening to leave the EU. In his article, Soros said a potential threat also comes from Italy, where the populist Five Star Movement may rise to power as a "full blown banking crisis" looms.
デイリー・エクスプレス紙は、ドイツ政府が5つ以上の国がEUを離脱する可能性があると警告していると報じた。ソロス氏は、ポピュリスト政党五つ星運動※が勢力を伸ばし、「完全なる銀行危機」が迫るイタリアにもその可能性があるとしている。

※EUに懐疑的な五つ星運動の候補が先日のローマ市長選に勝利していましたね。

The billionaire ended on a slightly optimistic note by saying that proponents of European integration "must not give up. Admittedly, the EU is a flawed construction."
ソロス氏は、欧州統合の支持者らは「諦めてはならない。確かに、EUは欠陥のある構造であるが」と述べることにより、わずかに楽観的な記述で投稿記事を締めくくっている。

However, he added, "all of us who believe in the values and principles that the EU was designed to uphold must band together to save it by thoroughly reconstructing it. I am convinced that as the consequences of Brexit unfold in the weeks and months ahead, more and more people will join us."
しかしながら彼は、「EUは理想に向けて設計されたという価値と原理を信ずる我々の全ては、徹底的にEUを再構築することでEUを救うために結束しなければならない。英国のEU離脱の影響は数週間から数ヶ月に明らかになるにつれ、より多くの人々が我々に賛同するであろうことを私は確信している」と付け加えた。





欧州統合を理想とするソロス氏がかつて、大規模な英ポンド売りで英中央銀行を打ち破り、それによって英国のユーロ通貨圏参加の機会を叩き潰したというのは何とも皮肉です。

また、ソロス氏は欧州統合を理想としつつも、いまのEUは一旦ご破算にせざるを得ないという考えのようですね。





さて、今般の英国の国民投票。

EU離脱派でなく、EU残留派が勝っていたとしても
・EU全体の移民/難民問題や南欧諸国の財政危機が解消されていたわけでは全くない
・米国の8割の世帯で2000年以降、実質所得が減り続けている問題が解消されていたわけでは全くない
・昨年の9月と今年の2月のG20共同声明で繰り返し述べられた
 「金融政策のみでは、均衡ある成長に繋がらない」
 経済成長と雇用創出のため「我々は機動的に財政政策を実施する」
 という文言に表れているような、世界的な需要不足の状況が解消されていたわけでは全くない
わけです。


そして、今般の英国民投票のEU離脱派勝利で、こういった問題の解決がより困難を増し、よりリスクが高まったと言えます。



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